14.《ネタバレ》 猫を飼う娘。「猫・グリグリ」の方向には、地上げで消えてゆく下町がある。老夫婦たちのネットワーク、あるいはアラブ系住人たち、芸術家たち。一方「娘・クロエ」の方向には、ここに進出してくるブティック、ファッション業界、ドラムの響き、などなどがある、そして「孤独」のモチーフも。バカンスのワンカット、海があってすぐ帰りのカットになる妙。アラブ系ジャメル君がなかなかいい味で、純情青年の奉仕ぶりが気持ちいい。同居のホモの新しい恋人との気詰まりな朝食のシーン、バリバリというかじる音とグビリという飲む音のおかしさ。猫はけっきょく部屋に、「下町」の側に踏みとどまって。サササッとスケッチしたような味わいの、ひなびたワルツが似合うコメディ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-12 12:24:18) |
13.現代のパリの空気感を楽しめればそれでいいでしょ。全然肩に力が入ってない感じが良い。猫探しを通じて、変わりゆくパリの表情と、そこに住む人々を紹介してる感じ。単純に笑って、癒されて、それでいい。パリの人の温かさを伝える映画でもなければ、冷たさを伝える映画なんかでも無いんだし。ただただラフで普っ通の日常を描いた作品。この中での恋愛も、全然映画的じゃないかもしれないけど、でも実際そんなもんやし、この映画で真面目に恋愛映画するような力みも必要もないしね。一つ一つのシーンがすごくフォトジェニックで綺麗な構図だったのが印象的。主人公のギャランス・クラヴェルの透明感がこの作品の化粧っ気の無さによく似合っている。疲れた時や、現実逃避にはもってこいの映画。 【ハッシーふりかけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-20 00:40:12) |
12.猫探しにも自己発見にも何にもなっていません。不要な要素だらけというか、全体的に不要な要素でしか構成されておらず、恐ろしく散漫な印象の映画でした。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-19 16:35:50) |
11.ちょっと甘々な評価ですが…猫大好きだからあげちゃいます。フランスも好きです。ファンの方には申し訳ないけれど『アメリ』よりもよほど良かったと思います。私も猫屋敷に住みたいし、ホモの男性とも住んでみたい!感情剥き出しの若い女性も大好き…ってなると、この点数は決して甘くはないか。 【ロウル】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-20 20:15:43) |
10.猫が主人公だと思っていたら違いました。思ったよりも猫のシーンが少なくて残念ですが、さりげない街の風景が楽しめます。 【omut】さん 6点(2005-02-22 08:52:32) |
★9.もっとテンポ速くてもいいんじゃないかとも思う。キャスト良、特にマダム・ルネなんてよく見つけたな、と感心。 【はざま職人】さん 5点(2004-07-29 14:02:13) |
8.「あらすじ」の適当さがつぼにはまった。なんで、こんな話こんな面白い映画に出来るわけ?猫が行方不明になることなんてしょっちゅうだべ! しかし、ふつーの一日ってほんと楽しい!いろんな出会いがあってね。しかし、よく生きてたなあ。よかったよかった。 【のりもちあつあつ】さん 9点(2004-06-06 14:55:31) (良:1票) |
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7.いなくなった黒猫のグリグリを探して、スタイリストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)がパリを歩き回ります。この映画、自分の街を再発見する旅でして、猫はそのきっかけに過ぎません。ほんのりといい映画なのですが、グリグリはあまり画面に映らないし、猫好きが観たら、少し期待外れにうつってしまうのではないでしょうか・・・僕のように。 【円盤人】さん 6点(2004-02-17 02:12:18) |
6.だって、そもそも猫の名前が“ぐりぐり”ってところからして反則な訳でして(つぼ) ところがね、後半ちょっと飽きたな。途中からは猫の存在感うっすらどころか 何となく忘れ去られた存在になってたし・・。真剣には探されてなかったし・・。 【3737】さん 8点(2004-02-07 00:11:25) |
5.迷子のペットを探す貼り紙を集めた海外の写真集を見たことあるんだけど、これがなかなか良かった。シンプルで個性豊かなデザインの中に、家出してしまった家族の一員を心配する愛情が滲み出ている(日本で良く見るワープロで作った年賀状みたいなのはダメ!)。この映画もそんな雰囲気をもった映画だ(あくまで雰囲気。この主人公のネコ探しにはあまり真剣味を感じない。そう言う映画ではないです。これが私なら半狂乱だ)。夜の街や裏町は都会ならどこでも似たような場所がある。いつでもどこでも一人でうろつくのが好きな私には、何だか妙に親近感を覚える映画だった。但し、こういうチャーミングな映画は見る前に期待し過ぎるとガッカリする可能性あり。あくまでさりげなく見た方が良いのではと思います。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2004-02-03 17:06:38) (良:1票) |
4.可愛らしくて、後味爽やかな作品ですね。まるで・・・・・・ええっと、何だっけ、ホラ、クッキーみたいな奴で、上に好きなもの乗っけて食べる、あるじゃん、フラッペじゃなくてユリッペじゃなくて、えーっと・・・・・・思い出せないんで映画について言うと、猫探しを通じて知り合うおばあちゃんや街の住人達とのふれあいがステキです。案外、東京の下町あたりを舞台にしてリメイクしても面白いんじゃないかな・・・・・・あ、思い出した、カナッペだ。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-01-28 18:11:27) |
3.猫が見つかるシーンが好きです。この映画に出てくるおばあちゃまたちが好きです。この映画の音楽が好きです(オープニング、特にかっこよかったですねえ!)。オシャレで冷たい都会というイメージのあったパリを舞台にした、人間的なふれあいのささやかなドラマにしみじみとしましたが、現実にはSTING大好きさんも書いておられましたが、昨年の熱波で孤独に亡くなられたお年寄りたちが大勢いらしたわけですよね。監督は、もっとこんな町であったらいいなという思いもこめて、この映画を描いたのかも。昨日、知り合ったばかりの若い女性が「夫とはケンカばかり。ゲイの友だち、女友達とは楽しいときを過ごせるのに」と言うので、「この映画、知ってる?」と聞いたら、「ううん」と。でもぜひ見たいわ、と言ってました。私は近所のビデオ屋になかったためツタ○の100円デーで借りたのですが、その日、在庫の4本のうち3本は既に借りられていて、最後の1本でした。JTNEWSのお仲間が借りて行ったのかなあ・・なんて思わず想像をたくましくしてしまいました。 【おばちゃん】さん 8点(2004-01-25 19:25:22) |
2.タイトルから連想して、もっとコミカルな内容なのかなと思っていたけど、意外に普通というか、猫が主人公じゃなかったのね!?(どんな映画を想像してたんだか・・・)特別深いテーマ性が見受けられるわけでもなし、ドラマティックな盛り上がりが有るわけでもない。ただ、いつもとちょっと違う何気ない日常を描いた作品である。だけど、観た後ちょっぴり清々しい気持ちになれる。そんな作品。 【きのすけ】さん 7点(2004-01-24 13:02:48) |
1.何年か前NHKのBSで放映されているのを見ました。少女時代に拾い犬拾い猫が趣味だった母もそばにいたかな。タイトルでチャンネルを合わせてなんとなく見てみましたが、面白かったです。都合で家を空けるために、主人公(若い女の子)が近所のバアちゃんに飼い猫を預けるのですが、帰ってみたら「逃げちまったよ!」と言われ、猫探しを始めます。猫を探す過程で、いろんな人に会ったり、気になる男の子を見つけたり・・・という内容。まず、フランス映画にしては明るくて判りやすかった。そして猫を逃がしたバアちゃんを筆頭に、アパルトマンの住民がとてもチャーミングなのです。猫も多少は出てきますが、この明るい人間模様が主な物語になっていて、私はともかく難しいの嫌いな母も飽きずに見ていました。ラストもなかなか清々しいハッピーエンドでした。アメリの雰囲気が好きな、パリジェンヌに憧れる人にオススメです。見たことある少ないんでしょうか・・・「シベ超」のないひいきのツタ○でこのビデオを見かけたことがあります。今度借りて見直してみよう。 【のはら】さん 7点(2004-01-15 23:51:11) |