6.結構前に一度観ただけの映画だが、久し振りに観てみたら、意外と細かいところまで覚えていた。自分は北海道出身で在住もしているのだが、北海道ロケの映画を観ると、すぐそれと分かる。空の色が違うんだよね。そんなわけで、この映画も北海道の空を満喫できる(タイトルが『空の穴』だし)。邦画特有のユルい感じも、この作品に限って言えば合っていたと思う。寺島さんのリアルにイタイ中年男の悲哀にちょっぴり共感(泣) 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-03 07:49:45) |
5.菊地凛子のアカデミー賞ノミネートの報道を見ていたムスコが、「あーそうそう!! この人さあ、空の穴に出てた子らしいよ」と言うので、「それなんだっけ?」と私。「ほら、ドライブインの男が女の子を連れてくる話」。あー、思い出した。ムスコがほれこんでたやつだ。へえ、この菊地百合子は、菊地リンコだったのですね。このサイトでもまだ情報更新はされてないようですが。誰か、登録し直してくださいな(他力本願ですみません)。この女優さんがすごくいいとかわるいとかは残念ながら印象にないのですが、難しい役どころではあったと思うので、まあ健闘していた感じかな。ところで、本作は、正直、私には合わなかったけど、不思議と、カット、カットがアタマに残る映像でした。私には何となく昔からよく観て来た邦画のショボさ満載って感じでしたが、ムスコは、男のショボさの描き方に共感をもったようであります。ショボい映画だ、という前提で観てみると、案外拾い物かもしれません。キクチリンコを観れる、というおまけつきだし。 【おばちゃん】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-02-10 10:02:10) |
4.敢えてファンタジックな舞台を設定した上で、痛々しいリアルな恋愛を描くという方向性は面白いと思う。男はホントに情けなくなるくらいリアルに痛い男だし、女は女でリアルに中身が空っぽ。どちらにも同情も感情移入も許さないこの人物描写(てか、熊切和嘉の人間観察力だと思う)は凄い。しかしまあ、ほとんどこの二人しか登場しないし、同情も感情移入も出来ないということは、二人がどーなろーが知ったこっちゃない訳で、映画として面白いかと言えばやっぱ面白くない。基本ストーリーを簡潔にして、もっと二人に周りと関わりを持たせれば物語も膨らんだと思います、4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-01 00:07:20) |
★3.淡々としてるけどなんか繊細でからっぽでリアル。痛々しいくらい不器用な男が似合いすぎてたよ寺島進。 【耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-07-01 06:45:47) |
2.恋愛下手な中年男性の心情、十分伝わってきました。リアルな分ちょっと痛い部分もありツライ。小ネタのような笑いのツボも嫌いじゃない。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-01-13 23:05:20) |
1.いやなんと言うか、寺島進主演って地味すぎじゃないですか?SABU監督で「幸福の鐘」って映画が公開されるらしいんですが、また主演ですよ!地味で、濃くて、脇役でばっか登場してた俳優さんなんだけど(しかもチンピラ役ばっか)、ちゃんと評価されてるんだなと思いました。とても嬉しい。ものすごく地味だけど、華はないけど、さすがにいい演技しています。こういう日常とか、細やかな表情の動きをきちんと演出してくれる映画は個人的に好きなので、楽しんで観ました。淡々としてますな、この映画も。ちょっと切ないですな、この映画も。寺島進は不器用ですな、この映画も。不器用な中年男の切ない恋愛ストーリーってだけじゃないです、この映画は。 【fero】さん 7点(2003-12-12 00:57:58) |