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フェーズ6

[フェーズシックス]
CARRIERS
2009年上映時間:85分
平均点:4.47 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-04-24)
ホラーサスペンスパニックもの
新規登録(2010-03-28)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-03-31)【イニシャルK】さん
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キャストクリス・パイン(男優)ブライアン
パイパー・ペラーボ(女優)ボビー
エミリー・ヴァンキャンプ(女優)ケイト
ルー・テイラー・プッチ(男優)ダニー
マーク・モーゼス(男優)
クリストファー・メローニ(男優)
石田彰(日本語吹き替え版)
藤真秀(日本語吹き替え版)
加藤亮夫(日本語吹き替え版)
撮影ブノワ・デビエ
配給ブロードメディア・スタジオ
編集クレイグ・マッケイ
あらすじ
目映いばかりの陽光の中、楽しげにドライブする二組のカップル。しかし、彼らのドライブはバカンスではなく、殺人ウィルスによる絶望的な死の恐怖からの逃避行だった。そして、路上で出逢った一組の父娘。少女が感染していたことから、彼らの運命は思わぬ方向へとずれて行く…。
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1
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15.身も蓋もないことに、誰もが「自分だけは死にたくない」のです。
自分の生命を脅かすものは、切り捨てるしかない。たとえ親でも兄弟でも恋人でも善人でも悪人でも知人でも他人でも、まったく関係なく。
ただ、切り捨てる痛みの大きさが違うだけ。

もちろん、そうじゃない人もいる。
愛する人を失うのなら自分も死にたい。愛する人を助けるためなら自分は死んでもいい。そう思う人もいるでしょう。
実際、映画に出てきた父と娘はそうだった。娘を切り捨てることは父親にはできなかった。

でも、主役たちはそうではなく、「感染したら誰であろうと切り捨てる」が暗黙のルール、というグループだった。
だから仕方がない。前提がそれなのですから、ラストに至るストーリーのすべては、すでにわかっていたこと、なのです。

そこをわかっていてあえて描いた、という映画なのでしょう。
主役たちに選択の余地がないように見えていたが、実はあったのだ、ということ。
他の選択ができない彼らだから、ああいうラストになったのだ、と。ラストシーンの弟のあの思いを描くため、そのための映画だったのだと思います。

私はそうメッセージを受け取ったので、作りの甘いところ(感染防止がマスクだけって!インフルエンザか?)(ここでマスクをとったらいかんだろ?という所でマスクをとる。顔を見せたいのはわかるが…説得力が限りなくゼロに…)(全体に緊迫感がナイ…)etcは、見逃してもいいかな。

しかし、アレですね。
世の中がパニックになった時に喜び勇むのは、平常時だと希望が持てないポジションで生きている人間なんだろうな…と、関係ないことまで考えちゃいました。
それまでの社会の価値体系をすべて無にしてしまうような非常事態。そういう事態が起きた時に、その人間の本質部分が現れるんだろうな…。たぶんワタシは即感染、即死亡…。弱すぎる…(涙)。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 4点(2013-01-18 00:11:00)
14.《ネタバレ》 感染した兄を切り捨てるシーン。車の鍵をあらかじめ外していた事から、兄は弟たちの行動を予測していたと推測できます。そもそも彼が作ったルール。でも助かりたいのなら、銃の弾も抜いておけばいい。兄がそうしなかったのは、弟に自らを撃ち殺してもうらう為だったと考えます。弟の手にかかって死にたい。さらに弟に生き延びるために必要な覚悟を植え付けるため。兄から弟への最後の餞でした。しかしその思いを、弟は受け取っていたとは思えません。兄を荼毘に付した直後、弟は自らのマスク焼き捨てています。もういい。こんな生き方は沢山だと。彼は海に辿り着ければ、それでよかったのだと思います。そもそも希望なんて最初から無かった。しかし感染後の兄と接触しながら、弟は発症していません。彼はウィルス耐性を持つ“選ばれし者”である可能性が出てきました。これは本作で示された唯一の希望。抗ウィルス剤を研究する医者も、感染した娘を持つ父親も、結局手に出来なかったもの。しかしそれでもなお、弟の口から前向きな言葉は聞かれません。今まで失ってきたものが多過ぎるということ。親、兄、そして、良心。でもそんな人の心とは無関係に、砂浜はあくまで美しく、波は絶えることなく打ち寄せてきます。希望があろうが無かろうが、人に出来るのは生きることのみ。いや、生きようと願うことのみ、なのだと思いました。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-01 19:37:52)
13.《ネタバレ》 シチュエーション的には、かなり使い古された感がしないでもないけれど、犠牲者が安易にゾンビ化しないのが現実的。
いたいけな少女が感染している。感染しているから触れることも出来ない。でも、死にそうに苦しんでいれば思わず手を差し伸べたくなる。その結果感染…。現実に、こんな絶望的な状況に追い込まれたら人間はどんな行動に出るのだろう?ついさっきまで愛を誓い合っていた相手でもあっさり見捨てる?血を分けた兄弟でも引き金を引ける?
テーマが重いだけに、もう少しじっくりと描いて欲しかったかも。なので6点止まり。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-28 00:43:05)
12.《ネタバレ》 切ないロードムービーだな。兄貴のいさぎ悪さにびっくりしたが、あれは弟に撃って欲しかったんだろう、と思うことにする。
センブリーヌさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-10-22 01:55:33)
11.パインが売れる前に出たのでしょうか?脈絡のない展開で、最後まで何を訴えたいかわかりませんでした。結局、今まで観た作品と目新しい部分はありませんでした。観る価値はないように思います。それでも最後まで観られたのは、次に予測できない何か?が起きるかと思わせる展開ではありました。何も起こりませんが・・・・。
たかちゃんさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-10-10 06:16:52)
10.《ネタバレ》 女の子の血のついたマスクで全てを理解させると言う導入部は上手いと思いますね。その後は、お決まりの仲間の感染、裏切り、葛藤、善と悪、綺麗事と現実と言うどこかで見たような展開が続きますが、導入部の意外性に6点です。
東京ロッキーさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-07-27 17:48:24)
9.《ネタバレ》 状況の説明なしに、いきなり疫病が蔓延した世界に放り出される。こういう割り切りは好きです。「感染者は死人も同然、助けようと思うな」がルール。傲慢で自分勝手だけど強力に仲間を牽引する兄と従う弟。ストーリーは知り合った人や身近な人が感染し、それを切り捨てて行くことの繰り返し。感染を隠そうとする者、潔く諦める者、助けを求める者など、タイプは様々。先述の兄もやがては感染し、見捨てないでほしいと弟に懇願するが撃ち殺される。そこからメッセージを読み取るのは難しく、ただの救いの無い話です。結局、感染者を切り捨てる選択しかしておらず、個々人の葛藤の掘り下げが淡泊でテーマが不明瞭。まぁ、こんな人もいるのだろう、って程度で何が言いたかったんだか…。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-07-16 16:16:24)
8.テーマはよくわかる。その伝え方の手段で、時間を短くし、背景を端折って観易くしたのはどうだろう。もっと兄弟の関係や親に対する感情を深彫りしたほうが良さそうだし、弟の彼女も一体何者だ?って感じで、自分的には短くしたことが否に働いている。
成迩さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-22 22:38:42)
7.《ネタバレ》 派手過ぎず、地味過ぎず、低予算にしてはすごく良く出来てる。ウィルスの設定やなんやら気になる箇所はあるにはあるが、丁寧に作ってある人間ドラマだけで十分元は取れた。話のほうは感染終末系という形だが、同時に、アマちゃんで口を開けば憲法9条が~とか言い出しそうな弟の成長の話でもある。道中、なかなかの成長を見せ、ラスト最終試験。あのやりとり(先に銃を取らせた)はきっとアニキが仕組んだのだろう。”自分を超えて行け”。その想いを彼がちゃんと汲み取った事を祈るばかりだ。女優のエミリーヴァンキャンプが好みなのと、よくわからない邦題に倣って6点。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-24 19:41:55)
6.《ネタバレ》 アメリカ映画にしては、珍しくすっきりしないバッドエンディング。この悶々とした気分。コンパクトでさっさと見れるのは良いが、ストーリーがボリュームに欠け起承転結の巧みさはない。ただ、人間ドラマを描きたかったのだろう。善意が、自分の首を絞め、それが拡大して愛する人を放置したり殺したりしてしまう展開はまさしく切ない。人間の善は、層となった精神構造の中で下層部分が満たされて初めて成り立つある種の「余裕」からもたらされるものだというのを認識させられる。そういう人間ドラマの根幹は、とても真面目に描かれているとは思うのだが、それに対して「疫病」の危険性の描き方のなんたるいい加減なことか。ガムテープとビニールで車内をとりあえず隔離しているのに、その隔離してる相手と共に行動してるじゃないか。マスクを取ったり外したりして、それじゃなんの意味があるのかと思ってしまう。全体としては、低予算でも真面目に作ってそれなりに好感は持てるが、疫病の描き方なりストーリーの構成なりにいいろと不満をもったのも事実である。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-01 20:42:16)(良:1票)
5.ハッピーエンドでもバッドエンドでもない終わり方で...でも続きはバッドエンドに繋がるんだろうなぁ。ストーリーは最近流行りの世界が汚染されて行くというありきたりのものでグロ描写満載でしたが、慣れてきたせいかすんなり観れました。
映画さん [DVD(字幕)] 5点(2010-11-30 18:44:07)
4.《ネタバレ》 まず始めに言いたいことはレンタル店の特集陳列について。
この作品を「サバイバル・オブ・ザデッド」「30デイズ・ナイト」「ハロウィンⅡ」とかと並べて“帰ってきた絶叫グランプリ”特集はないだろ。
他のレビュアー方の前述にあるとおり、どちらかというと人間ドラマに趣をおいた作品だと思います。絶対、絶叫などしない。
物語はなんの前触れも無く荒廃してしまった時間軸から始まりますが、「28日後…」のような激しいパニックホラーだと思っていると肩透かしを食らいます。
自分の愛する人、家族が致死率100%のウイルスに感染してしまったら、あなたはどうしますか?或いは、自分が感染してしまったらマトモでいられますか?というテーマを投げ掛けており、そういう意味では考えさせられた。
シネマブルクさん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-15 13:30:20)
3.《ネタバレ》 面白そうな予告編に釣られて鑑賞。でも結論から言うと期待はずれ。感染パニックというよりは、人間ドラマがメインだった。その意味で邦題は合っていないと感じた。冒頭から死亡フラグ立ちまくりの兄は、「スタートレック」の新作で若きカーク船長を演じた俳優が演じており、破天荒なキャラクターには不思議な既視感があった。85分というコンパクトさは良いが、状況説明に時間をかけなかったのが良かったのかどうか…。物語は謎の病原菌(ウィルス)の発生から蔓延に至るパニックや脅威などは一切省かれており、登場人物達の台詞や廃墟と化した街などから想像するしかない。むしろ愛する人が致死率100%のウィルスに感染した場合、自分だったらどう行動するのか、を考えるきっかけとなる映画であり、設定につっこみどころは多くも、そして後味は悪くも、それなりに観る価値のある作品といえる。
田吾作さん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-04 10:01:44)(良:2票)
2.こういった映画って、感染による死がすぐ隣合わせにあるっていう緊張感がまず大事だと思うのですが、そこがなんだか弱い。空気感染するかもしれないっていうのにあの服装だし、車内での隔離もビニールにガムテってあなた・・・。ラストに感動要素を入れたくなったんだろうけど、ホント中途半端に詰め込んじゃった感じです。もっととことん馬鹿に徹しろよ。かっこつけないでほしかった。予告の出来がいいのと、TSUTAYAがプッシュしているので観ちゃったけど、失敗したな~。
マリモ125ccさん [DVD(字幕)] 3点(2010-09-28 21:36:28)
1.《ネタバレ》 情を断ち切った行動の行く末に、一体何が待っているのだろうと期待をしつつ最後まで観た結果、なんにも起こりませんでした。海に向かう理由も曖昧で、兄弟の思い出の場所に行きたかったなら兄を殺す行動は本末転倒なのでは?感染力がそこまで強いのに、マスクと漂白剤だけの防御で安心しているのも不自然。感染の差し迫る恐怖をほとんど感じなかった。それよりも兄の持つ独特の雰囲気のほうがよほど怖かったです。
civiさん [映画館(字幕)] 3点(2010-09-14 13:25:49)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 4.47点
000.00%
100.00%
200.00%
3533.33%
4320.00%
5213.33%
6533.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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