アメリカン・フィクションのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アメリカン・フィクション

[アメリカンフィクション]
American Fiction
2023年上映時間:118分
平均点:7.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマコメディ小説の映画化配信もの
新規登録(2024-03-08)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-07-22)【イニシャルK】さん
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キャストジェフリー・ライト〔男優〕(男優)セロニアス・"モンク"・エリソン
エリカ・アレクサンダー(女優)コラライン
ジョン・オーティス(男優)アーサー
アダム・ブロディ(男優)ワイリー
キース・デヴィッド(男優)
多田野曜平セロニアス・"モンク"・エリソン(日本語吹き替え版)
魚建アーサー(日本語吹き替え版)
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Requiem Mass in D minor - Lacrimosa"
製作総指揮ライアン・ジョンソン(監督)
あらすじ
「黒人らしくない」との理由で新作が出せずにいる黒人小説家のモンク。それどころか、強情で強気な態度が仇となって貴重な収入源でもあった教壇からも追われてしまう。ところが、どうにもならない状況から冗談混じりに偽名で書いたステレオタイプとも言える黒人目線の小説が、瞬く間にベストセラーとなり更には映画化。意に反して名声を博していく流れに身を任せてしまうモンクだったが…。
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4.《ネタバレ》 人種差別をテーマに社会の在り方や生きて行くことの苦しみが描かれた作品ではあるものの、決して貧困層の生活苦を前面に押し出している訳ではなく、寧ろ主人公はインテリ層で小説家兼教員、家族には複数の医者がいて昔から住み込みのメイドを雇用しているという中流以上の所得層。それでもそれぞれの人生は順調ではなく、離婚や死別が続いていたりゲイであることで生きにくかったりアルツハイマーが急速に進行したりと、少なからず問題山積。このある意味チグハグとも思えてしまう雰囲気が全編通して続きます。

そういったシチュエーションを踏まえた上で、直接的な差別的な発言であったりオブラートに包まれて当たり前の日常のように存在する差別であったり、ある時は白人から黒人に向けて、ある時は黒人から白人に向けて、またある時には黒人から黒人に向けてと、向きや温度を変えながら言葉も表現も巧みに織り込みコメディとして仕上げた脚本と演出は見事だと思います。

英語や米国内の空気への理解が不十分な自分故、理解度は相当低いとは自覚していますが、それでも、決して強烈ではないもののローブローの如くジワジワと効いて来る社会問題へのアプローチには感銘するものがありました。

答えを明らかにせずコメディタッチで締め括るラストは好みです。全編通じて最も直接的に辛辣な演出ですね。タイトルが意味するところが垣間見えるエンディングでした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-02-25 10:46:07)★《新規》★
3.《ネタバレ》 黒人作家とその周囲の人々が、笑いを交えて織りなすドラマ。アルツハイマーのお母ちゃん、ゲイのアニキ、黒人デブババなど多様な人々が交わる。だけど、良さがほとんど伝わってこなかった。
獅子-平常心さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-18 06:42:39)
2.《ネタバレ》 中々面白かったです。結末あたりが少し難解で初見だけでは分かりませんでしたが。本のタイトルが「FU○K」になるくだりは笑えました。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-16 13:01:28)
1.《ネタバレ》 "黒人"に対して何をイメージするか?
エディ・マーフィーやウーピー・ゴールドバーグを代表するひと昔前のコメディ俳優か、
はたまた『それでも夜は明ける』『ムーンライト』みたいな理不尽な差別に耐える健気な主人公か、
それとも貧困と銃とドラッグにまみれた屈強で粗暴なラッパーか。
ハリウッドから提供されたイメージはその一側面に過ぎない。
これらが白人だったら我々はどう見ていたのだろう?

それなりの知識層で中流階級の売れない作家兼教師である主人公も黒人だ。
大学の職を追われた彼は、長年疎遠だった実家の家族に向き合うことに。
父は不倫して自殺、母はアルツハイマー病で、母を介護していた姉は急死し、兄は同性愛者と問題だらけ。
生活苦からヤケになってステレオタイプな黒人を題材にした三文小説を偽名で書き始めるも、
あれよあれよの大ヒットで映画化決定、文学賞最有力と自分でもコントロール不能になって……
というコーエン兄弟的な筋書き。

黒人への配慮がむしろ白人の免罪符になり、エンタメとして消費されていく皮肉。
それに気付かず、白人は素晴らしいと崇め、黒人ですら面白いと問題の小説に疑問に感じない。
ただただ酔えるなら三種類のジョニーウォーカーの中から安物でも構わない。
今日のエンタメ及びポリコレ産業に横槍を入れており、真実を明かす場面を敢えてカットすることで、
観客が何を求めているかを問いかけているように感じた。

でも悲しいかな、自分の創りたいものは商業でほとんど通らないし、それがウケるとは限らない。
何も見ていなかった世間知らずな坊ちゃんである主人公が現実を突きつけられ、
悲劇のステレオタイプな黒人イメージと折り合いを付けていく。
そんなクリエイターの悲哀、日本の漫画の実写化でもよく聞く話だ。

あのラストを見ると、今までの展開はどこまでが本当なんだろうか。
白人と黒人の関係が密なアメリカだからこその笑いでそのニュアンスをどこまで理解しているかは怪しいが、
マイノリティのジレンマを案外スルスルと見れる話術と仕掛けですんなり見れた。
ダークホースで脚色賞を取れるかもしれない。
Cinecdockeさん [インターネット(吹替)] 7点(2024-03-08 23:02:39)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6125.00%
7250.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジェフリー・ライト〔男優〕候補(ノミネート) 
助演男優賞 候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ) 候補(ノミネート) 
脚色賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジェフリー・ライト〔男優〕候補(ノミネート) 

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