62.アルトマンとしては、かなり落ち着いてるほうかな。こんなのも作れるんやね。素晴らしい。毎度、大群の出演者の中で誰が一番光っていたか、と思いを馳せるのが好きだが、今回は、エミリーワトソンに軍配。(男優ならライアンフィリップか。) 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 22:07:05) |
61.登場人物が多すぎて相関関係が把握しきれなかったのは皆さんと同じですが(何人かは区別がつかなかった・・・)最後まで楽しく観れました。役者が全員、達者なのが嬉しいですね。役作りがカッチリしていて、どのキャラをとってきても背後に彼らの人生を想像させます。俳優役さんの歌声も素敵でした。 【HIDUKI】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 15:55:08) |
60.アルトマンお得意の群像劇で、舞台は麗しきスコットランドの貴族屋敷。私は、たった一つだけ持っているウェッジウッドのカップで紅茶を飲みつつ、雰囲気に浸りながらこの映画を鑑賞した。登場人物の多さだけで既に面倒で、今まで観るのを躊躇していたけれど、一つ一つの会話に耳をそばだてて観ていると、それなりに人物関係も見えてきて退屈しなかった。充分優雅なくせに、誰一人満足げな人が見あたらない貴族達と、下働きながらも、噂に花を咲かせてシャキシャキと動く使用人達の対比の描き方が秀逸。しかし、後半殺人が起こってからはちょっとテンポが落ちてくる。このプロットなら余分だなあ、と思える人物多数(特にライアン・フィリップなど)。アガサ・クリスティや金田一シリーズなどの、混沌とした人間関係と恨みなどを描いた作品と比べると、ラストのまとめ方なども質が落ちるように感じた。飽きはしなかったが、諸手を挙げて「凝っている、面白い!」と言えなかったのが残念だった。 【のはら】さん 7点(2005-02-03 00:19:52) |
59.この映画を、よりによって入替制の劇場で公開しやがった配給会社に怒りの鉄拳を! |
58.この時代になって、雉撃ちのシーンを撮ったのは良い悪いは別として天晴れだろう(いろいろ抗議をしてくる団体があると推察する)。撃ち落とされた雉がまとめて戦利品としてぶら下げられていたが、貴族にとっては、雉を撃ち落とすのも、メイドを猟色するのも、ほとんど同じようなものだという前振りになっていたようなのが哀しい。確かに登場人物は多く、誰が誰だかわからないまま観ていくことになるが、最後のほうになるにつれ、だんだん主要な人物が誰で、どういう役回りかがわかるようなつくりになっている。全員を区別できるようになったわけではないが、十分堪能できた。使用人同士の間でも、微妙な序列があるらしいのが面白かった。 |
57.「やっぱりそのブラウスはやめるわ」「このマーマレードは市販品ね。ま、我慢するわ」なーんて言ってみたいいいい! 【しょりちゃん】さん 6点(2004-09-22 12:05:51) |
56.味わい深い映像やら音楽やらはまぁそこそこ楽しめたんですが、馬鹿は理解せずとも良しとでも言わんばかりの造りには正直腹が立ちます。しっかし、それ以上に腹立たしいのは、なんでDVDで字幕でしか観られないのかと!せめて吹き替え入れてくれれば、見た目で判別しにくい登場人物も、声で区別がつくというのに。ケリー・マクドナルドは個人的に、モデルの東野翠れんさんに似てると思った。 【あさしお太郎】さん 5点(2004-08-30 20:12:18) |
55.群像劇で登場人物を全て把握するのに時間がかかり、理解し終わったと同時に映画も終了しました。ので、映画自体はチンプンカンプンでした。 【ボビー】さん 5点(2004-08-11 21:04:33) |
54.一度目は何も考えず、登場人物を把握しようとすらせず、ただただまったりと流していたのですが、イギリスの階級社会を垣間見ることができるだけで退屈はしなかったし、ヘレン・ミレンが初めて感情を露わにして泣きじゃくるシーンでハッとさせられ、なかなか味のある映画だと思った。犯人もわかり、さらに公式サイトの人物相関図をチェックした上で二度見たら、今度は俳優たちのこまかな演技にまで注目する余裕ができてさらに楽しめました。とくにヘレン・ミレン、エミリー・ワトソンはやっぱりすごいなーと思った。ちょっとした目線のやり方ひとつで心の動きを表現しきっている。個人的にケリー・マクドナルドとクライヴ・オーウェンの抑えた恋も印象的だったので、この二人は要チェック。ただ、一緒に観た友達のうちひとりは爆睡してたし、好き嫌いの分かれる映画ではあると思う。それにしても本作でのマギー・スミスはホントに俗物で嫌なばーちゃんだなぁ(笑) 【ROMY】さん 8点(2004-08-02 10:51:59) (良:1票) |
53.演出とセリフと演技が素晴らしく、それらが一体となって見事な映画に仕上がっている。 華やかな階上とそれを支える階下があり、上の人も下の人にもそれぞれに表の顔とどろどろした裏の顔がある。 これだけ登場人物が多いと確かにきつい面があるけど、大体の人物構成は理解できるはずで、それぞれのキャラクターに個性があり、キャラが生きている、登場人物の多さに関わらず全然死んでいない。 特に歌を聴いている階下の人間の姿がとても良かった。 あれだけ見ても、やはり上と下の違いがはっきり出ているし、超えられない何かを感じる。 上には上の世界がしっかりしてあり、下には下の世界がはっきりある。 そのような互いに犯してはならない暗黙なルールを破った俳優への態度にあからさまに出ていた。 映画としても表の顔はミステリーと言えるが、裏の顔は人間ドラマであり、「先を読む力」に優れた使用人としての子を想う親の気持ちを描いたものに仕上がっている。 |
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【ドレミダーン】さん 2点(2004-07-24 16:23:54) |
51.この監督さんは群像劇として有名らしいが、何十人も登場人物を出演させて、どうでもいいダラダラとした会話を聞かせるのが群像劇というものなの?「どんなジャンルでも、映画は観客ありきのエンターティメント性を備えているべき」と思っている自分にとっては、こういう高尚な主張を押し付けられるような「文学的作品」は全く合わない。 金持ちのパーティという舞台設定はいいとしても、とにかく登場人物が多すぎてワケ分からん。感情移入どころか、人物整理もままならず、観客をほったらかしのまま話が進む。まさに「見知らぬパーティ」に紛れ込んでしまったような疎外感が非常に不愉快。 自分にとって「感情移入出来ない」という事は、「物語にも没入出来ない」という事。そのくせ序盤から語られる事の多くは、「誰々が婿養子になった」だの、「誰々はゴマすりだ」といったような、こちらにすればど~でもいい、メイドや執事のグチや、金持ち連中の噂話や仕事話ばかりで、もう聞いていてウンザリ。「ディテールの積み重ね」と言うが、こんな下らない話はいくら積み重ねても、それは「どうでもいいものの積み重ね」にしかならないと思う。 ストーリーは1時間近く経っても特に何の事件も起こらないまま、つまらない会話がダラダラと続くだけ。基本的に外部との接触が出来るため、閉鎖空間特有の緊迫感も無い。 仮にミステリーとして見ても、登場人物が多すぎるため、「いつ」「どこで」「誰が」「何をしていた」という正確な情報が把握出来ない(もっともそんな情報から論理的に結論を導けるような脚本構成にはなってないが)。 かと言ってドラマとして見ても、「群像」形式であるため、必然的にひとりひとりの人間描写が薄っぺらくなり、「誰が」「どういう動機で」殺人を犯そうが、見ているこっちにしてみたら、「あっそ」という程度の感覚しか持てない。実際、真犯人も別に意外性がある訳でもなく、動機もありがちだし、おまけに暗い。 上流階級と下層階級による社会構成の危うさとか、それにより齎される悲劇とか、そんな問題提起は自分にとってはどうでもいい事。 大昔の文学じゃあるまいし、自己満足的な社会批判をする前に、もう少し観客を意識した映画作りをしてくれ。 【FSS】さん [映画館(字幕)] 0点(2004-07-24 08:04:42) (良:1票) |
50.最後まで名前と人物が完全に一致しなかった。噂話みたいな感じでその場に居ない人の名前が出てくる事が多かったので混乱しっぱなしだった。謎解きとしてはありがちというかひとつのパターンだなとしか…。期待したのがマズかったのかな? 【Robbie】さん 5点(2004-07-18 18:19:51) |
49.登場人物が多い作品は好きです。この作品の場合、個性や役回りもしっかりしていたので、とても好感が持てました。後は、ストーリーがもっと面白ければ、もっと高評価だったと思います。 【金子淳】さん 5点(2004-07-02 21:38:56) |
★48.登場人物が多く、結構ややこしい話だって聞いてたから、がんばって真剣に見たんだが、もう訳わからんかった。関係がギクシャクしてるなぁっていうのはやりとりでなんとなくわかったけど、それだけだったなぁ。 【夏目】さん 2点(2004-06-11 12:25:45) |
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46.《ネタバレ》 階下と階上のお喋りが補完しあって人間関係が露になっていく構図はうまい。本格ミステリーなのかなと思って見ていたら、アリバイや殺害方法をめぐる謎等はほとんどなく、挙句の果てにはメイドによる犯人探し。本格ミステリー映画を期待していた私にとってはいささか残念。動機をめぐる人間劇としては楽しめました。 【はざま職人】さん 7点(2004-06-06 21:30:12) |
45.“お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を...”このコピーを観ただけで映画館に駆け込みました。それほど私にはインパクトのあるコピーですよ。ほとんどリサーチせずに観に行ったこともあって予想していたのとは全く違うものでした(イイ意味で)。さすがはアルトマン監督!!存分にこのアンサンブル劇を楽しめました。それぞれの人間模様を観ているだけでも十分楽しめるし、独特の語り口、やはりセリフは命ですね。ただ登場人物が多くて把握するのに一苦労。 【ジェダイの騎士】さん 8点(2004-06-03 01:24:24) |
44.アルトマンの群像物は、大半を観てはいるのだが、今回は完全にギブアップ状態に追いこまれた。登場人物の服装と髪型が同じ事と、初見の役者が多かったこともあり、最初から最後まで人物の把握が出来ず、メイド達のおしゃべり以外ほっとんどわけがわからないままで、自分の頭の悪さ加減をなじり続ける138分だった。無論、そのような状態でストーリー云々に言及できるはずもなく、自分の頭の悪さではこの点数分しか楽しめなかった、という意味合いの点数をつける。 【永遠】さん 2点(2004-04-14 00:54:16) |
43.淡々と見させてもらいました。ヘレン・ミレンの号泣までは。やっぱり生身の人間なんですね~。メイドのメアリー役の女優さんも良かったと思います。地味だけどしっかりとしたイメージがある方ですね。ジェレミー・ノーザムが好きなので歌われた時には腰砕けになりました。主題歌「Land of Might-have-been」がいいです。 |