2.5話からなるオムニバス映画。
第二次大戦後、大量の捕虜がフランスへと帰還した。
戦勝国とはいえ、5年も町を離れていた帰還兵たちにとって、種類は違えど、様々な苦悩が彼らを待ち受けていた。
5話の中で、4話目と5話目を撮ったジャン・ドレヴィル監督の作品が素晴らしかった。
全く知らない監督だが、素晴らしい短編を撮る監督だ。
この監督の撮った長編映画を観てみたいものだ。
逆に期待していたアンドレ・カイヤットとアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの作品は普通の出来で残念。
こういう何人もの監督が競作する形で作られたオムニバス映画って、短編でこそ力を発揮したりする監督がいたりして、意外性があって面白いという見方もある。
やはり、オムニバス映画はなんだかんだ言って好きだ。
次は同じくオムニバス映画の『七つの大罪』でも観よう!