149.《ネタバレ》 いやー面白い。チャップリンが登場した瞬間からオモシロイ。ネジしめシーンやとうもろこしのシーンなどある意味ベタだけど、それはきっとコレが元祖な訳で。。。もうあまりに凄すぎて一周まわってしまっている感じか、な? パントマイムのうまさ、さりげない身体能力の高さ、そんな高レベルな笑いの中にしっかりと確立されている社会への痛烈な批判。混沌とした当時の世相を反映させつつ、チャップリンの意思、強いメッセージが込められていますね。やっぱりチャップリンは偉大でアリマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-11-05 09:25:43) |
148.《ネタバレ》 本当に見せ場がたくさん有って素晴らしく、特にラストのチャップリンさんの諦めないで頑張ろうという意味のスマイルは、画一的な社会に対し人間の勇気や幸福感などを表しているようで良かったです。現在では多くの映画によって年中“希望のメッセージ”を観かける気がいたしますが、このシーンがそれらのオリジナルだったのではないでしょうか。とても心に残る偉大な傑作だと思います。 【teruhisa】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-06-16 23:36:08) |
147.《ネタバレ》 世界の喜劇王・チャップリン映画初観賞。マジメだがドジな男の人生と純愛がテンポよく展開されていました。特に工場で単純作業するうちに大錯乱するシーンはウケました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-16 00:17:59) |
★146.《ネタバレ》 映画のラスト。朝の「太陽を背に受け」、チャップリンとポーレット・ゴダードが画面手前に向かって歩き出す。 続くショットは、「太陽に向かって」一本道を歩いていく二人の後ろ姿となる。
前作『街の灯』のラストの切り返しショットにおける「バラの位置」の不整合と共に、様々に解釈される本作の終幕のモンタージュである。 完全主義のチャップリンの編集であり、共に重要なラストショットなのだから、 凡ミスであるわけは当然ない。
吉村英夫著『チャップリンを観る』では、『街の灯』での不整合を「ハッピーエンドとアンハッピーエンドの両義性」を暗示するものとして、また『モダン・タイムス』での不整合は「朝陽(=希望)に向かう二人」を表象するため不自然を承知でモンタージュさせたものと考察している。
また、江藤文夫著『チャップリンの仕事』ではラストの太陽光は実際は夕陽であり、時間を朝から夕方に一気に飛躍させた繋ぎによって、延々と続く二人の道行きの果てしなさを暗示するとしている。
いずれにしても、それらはショットの「含意」に関しての解釈である。
確かに、冒頭では「白い羊の群れ(=工場労働者)の中に一頭混じった黒い羊(チャップリン)」という意味を担った象徴的なショットも持ち込まれ、作品としてのメッセージ性も強い。 そして、次の『独裁者』ではさらに映画のメッセージ性が強まり、地球儀の風船と戯れる独裁者の図といった寓意の強度もまた際立ってくることとなる。
本来ならば、そうした「意味」よりもまず1ショットにおける具象の美を優先したものとみるべきではある。
つまり『街の灯』の切り返しショットにおいて白バラの位置が変わるのは、まずもってバージニア・チェリルの表情を最も引き立てる構図を創り出すためであり、『モダン・タイムス』のそれは、朝陽であろうが夕陽であろうが、とにかく二人が互いに手をとり明るい光に向かって歩きゆく後ろ姿と影が黒いシルエットとして一体化した画、その映画美こそが何よりの要件であったからと思いたい。
が、上のような解釈がそれなりの妥当性を帯びるのも、チャップリンの純粋な活劇に次第にメッセージ性が浸食していく時期のものであるからだ。
ともあれ、多様な解釈を可能にしているのも作品の豊かさの証しである。 【ユーカラ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2012-05-03 21:42:50) |
145.《ネタバレ》 相変わらずチャップリンの喜劇は人生の辛いことも楽しいことも詰まっていて面白い。どん底の様な人生でも最後のチャップリンの様に、「笑ってればいいことあるさ」と言えるようになりたいものですね。序盤のベルトコンベアのドタバタや中盤のローラースケートを履いてのダンス、終盤のティティナの爆笑パントマイムなど名シーンも多く、チャップリン映画の入門としても最適な作品かと思います。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-29 22:56:48) |
144.《ネタバレ》 歯車に挟まれて運ばれていく場面が有名な作品。この度、初めて鑑賞し、あの工場シーンは、チャップリンが最も得意とするドタバタ喜劇にピッタリな舞台だっただけ、と解釈しています。本作は、与件である産業社会について、それを否定するでも、肯定するでもない映画と考えてます。以前と異なり、だいぶ複雑になった「モダン・タイムス(現代)」のなかで、どうやって幸せに生きていくか、という物語であったと思っています。…うーん。我ながら言ってることがまだるっこしいな。要するに、チャップリンは、風刺なんて意図してなくて、こうするのが面白い、と思ったことをやっただけだと言いたい。 【なたね】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-03-31 22:32:07) |
143.《ネタバレ》 人間には二種類ある。どん底を経験すると人間性まで落ちてしまう人間と、かえって人間的に成長し温かみや豊かさを増す人間である。チャップリンのすばらしいところはどんなに深刻な内容でもそれを見事な喜劇にして表現できることにある。この主題だっていくらでも深刻な劇にしようと思えばできるのに反対に最高に笑わせる映画になっている。何もかも失って「死にたい」というヒロインに「死ぬなんて言わないで」というラストの暖かさはどうだろう。決して希望を捨ててはならぬ……チャップリンが言いたかったのは文明風刺よりもむしろこちらの方だろう。人生で繰り返し鑑賞したい映画の一本である。 【空耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-13 11:45:27) (良:2票) |
142.文明に対する風刺作品であると同時に、ギャグで笑わせつつ、 ほっこりとさせてくれるチャップリン独特の手法はここでも変わらず。 安定感のある内容に仕上がっている。特にラストの絵はほんわかしてていい。 チャップリンの魅力を十分に表現できている作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-19 06:31:23) |
141.チャップリンの映画は笑わせられながらもメッセージがはっきりと伝わってきます。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-06 02:22:33) |
140.効率優先の現代社会をするどく風刺した点が見事。 序盤の工場流れ作業での描写がとくに面白かった。 ネジを閉める癖が止まらないところや、暴走する人工補食機でのシーンはコメディとしても素晴らしい。 後半少し冗長すぎるのが惜しい。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-28 21:56:10) |
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139.1970年代、ビバ!チャップリン・シリーズと名打って、日本で立て続けにリバイバルされた第1弾である。 「街の灯」が制作されて5年後、チャップリンはようやくトーキー映画を制作した。しかしそれは文明発展に逆らい、人間の機械化や映画のトーキー化を大いに皮肉った映画となった。 「街の灯」の心の暖かさと好対照な冷ややかな笑いである。それが顕著に表されているのが、ラストの歌詞がでたらめな歌であろう。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-19 13:16:20) |
138.《ネタバレ》 アイデアの発端は、チャップリン(C)が、大恐慌により大量発生した失業者に同情したからだ。労働者階級出身で貧困裡に育ったCにとって労働者の困窮は他人事ではなかったろう。失業者が増えたのは機械化が進んだためと単純に考えたらしい。◆これだけ資本主義批判を全面に出せば、共産主義者と勘違いされるのも無理は無い。独や伊で上映禁止。単純作業のしすぎで病気になるなどの描写からは、資本主義の発達は人間を堕落させると考えていたようだ。工場長だけがのんびりとジグソーパズルで遊ぶ。デモ、ストライキは真面目に描かれる。浮浪娘の父は警官(国家権力)の発砲で死ぬ。Cは米国籍を申請せず、外国人である。当然当局の反発を買い、後の”追放”の遠因となった。◆過度なまでに機械化・自動化された工場の描写は時代を超えたインパクトがある。傑作とされる所以である。ただ何故ナット締めだけ自動化されていないのかという疑問があるが。◆昭和11年、時代はトーキーを過ぎてカラー時代。前作「街の灯」ではサウンド、本作では歌声を入れた。サイレントにこだわったのは、キャラである”浮浪者”がしゃべると生々しくなり、観客を現実に引き戻してしまうからだ。トーキーに対抗するためには、アイデアを満載して観客を飽きさせないことだ。前作から5年もかかったのはそのため。舞台時代から培ってきた芸の数々が惜しげもなく披露される。集大成といってもいいだろう。笑いと涙に社会風刺も加わり、映画としての完成度は高い。 ◆浮浪娘はたくましい。食べ物が無いと盗んで妹たちに食べさせる。父が死に、施設に収容されそうになるが、逃げだし、ダンスの仕事を見つける。独立心があり、労働者の希望の象徴として描かれる。◆浮浪者は真面目に働こうとするが、失敗の連続。それでも浮浪娘のために家を持とうと、くじけない。遂には職を得るが、浮浪娘が微罪で捕まりそうになり共に脱走。二人の気が合うのは、性格が似ているからだ。失敗しても笑いを忘れずにいれば、いつか明るい未来がやってくるさとあくまでも前向きな姿勢で終る。深みあるテーマにしては単純なラストだが、二人の歩みは軽やかで力強く、爽快感がある。単純さの中にこそ真実がある。Cの定番である”別れ”で終わらなかったのは、労働者に対するエールが強く込められているからだろう。”甘さ”を指摘するより、ヒューマニズムあふれる名作として讃えたい。 【よしのぶ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-12-13 02:16:06) |
137.《ネタバレ》 有名な歯車シーンをはじめ、随所に光るシーンが散りばめられていてお得な気分に・・・ 特に食事をさせる機械に、工業化への痛烈な皮肉を感じました(この機械作った奴はアホダナ~、と本気で心の中で突っ込んでました^^;) ラストシーンに後味も良かったです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-20 18:09:32) |
136.絶え間なく繰り広げられる大小取り混ぜたギャグ。着眼点やセンスはもとより、身体能力の高さに驚きました。間が悪いわ失態を演じるわで何度も御用となるチャップリン。ラスト、薄幸の娘と手に手を取って飄々と歩む後姿に、生ある限り、何度でも夢を持って、やり直せば良いという、力強い意志が滲み出ていました。 |
135.終始飽きることなく楽しい作品。音楽が「ライムライト」と並ぶくらい良い。ヒロインのポーレット・ゴダートは貧しいお姉さん役だがなかなか美しい。チャップリンの作品は、変に感動させようとしているものより、こういう単純なハッピーエンドの方が安心して見られる。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 17:52:43) |
134.ほっこりとした笑いが自然と出てくる、妙に温かい映画。 ポーレット・ゴダードの好演と美しさ、そして、スマイルの旋律がとても印象的です。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-23 18:39:04) |
133.現代の私たちが見ても笑ってしまうシーンが多いのだから、当時の人にとっては想像を絶するくらいの歓声がおこっていたんでしょうね。山に向かってふたりで歩くラストシーンがいいですよね。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-09 11:47:46) |
132.教科書的には機械化社会への警鐘という意味合いで解釈されている今作ですが、自分は資本と労働の関係全般を風刺しているように思えました。何度も浮浪者に戻るチャップリンの不安定さの原因はやはり資本の都合ということだもんね。その後の労働環境を概観するとチャップリンの描いた未来が概ね正しかったことには驚きを禁じえません。最近、機械化が全自動化やIT化へと移行して、やっとチャップリンの想像範囲を少し超えた感じだけど、自らが進化させるテクノロジーに苦しめられるという図式は変わらないですね。有名なナット締めや自動食事機のシーンより、目隠ししてのローラースケートにチャップリンの芸の凄みを見ました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-18 00:59:50) |
131.《ネタバレ》 自動食事マシーンの場面が面白くて吹きました。それ以外は受け付けられませんでした。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-23 18:19:14) |
【Junker】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-15 02:32:50) |