死の接吻(1947)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

死の接吻(1947)

[シノセップン]

Kiss of Death

1947年【米】 上映時間：98分

平均点：8.00 / 10点(Review 2人) 

公開開始日（1952-09-17）

（ ドラマ・サスペンス・モノクロ映画・犯罪もの・ヤクザ・マフィア）

監督	ヘンリー・ハサウェイ
キャスト	ヴィクター・マチュア(男優)	ニック・ビアンコ
	ブライアン・ドンレヴィ(男優)	ルイス・ダンジェロ
	コリーン・グレイ(女優)	ネッティ・カヴァロ
	リチャード・ウィドマーク(男優)	トミー・ユードー
	カール・マルデン(男優)	ウィリアム・カレン
	ロバート・アドラー(男優)	刑事（ノンクレジット）
	スーザン・キャボット(女優)	レストランの客（ノンクレジット）
	ミルドレッド・ダンノック(女優)	リッゾ（ノンクレジット）
	ロバート・カーンズ(男優)	トミーの手下（ノンクレジット）
	ジョン・マーレイ〔男優・1907年生〕(男優)	囚人（ノンクレジット）
	ミラード・ミッチェル(男優)	シェルビー（ノンクレジット）
	アンソニー・ロス(男優)	エド・ウィリアムズ（ノンクレジット）
	ビル・ザッカート(男優)	警備員（ノンクレジット）
脚本	チャールズ・レデラー
	ベン・ヘクト
	フィリップ・ダン	（ノンクレジット）
音楽	デイヴィッド・バトルフ
特撮	フレッド・サーセン	（特殊効果撮影）
美術	ライル・ウィーラー	（美術監督）
	リーランド・フラー	（美術監督）
	トーマス・リトル	（セット）
衣装	チャールズ・ル・メイル	（衣装監督）
その他	ライオネル・ニューマン	（指揮）

【クチコミ・感想】

2．《ネタバレ》　the kiss of death　とは命取りの行為を意味するそうで。罪人が官憲に密告して見返りを得るというどんな理由があろうとも許し難い裏切り行為はまさに命取りの行為であって、代償を払わされる物語。デビュー作にしてオスカーノミネートされたリチャード・ウィドマークが放つ死神のような笑い声がサスペンス感を際立たせており（あの階段シーンは正味で女優さんが乗ったまま落とされたのだとか）彼が娘二人に手を出すようであれば怖くて鑑賞リタイヤしたかも。ヴィクター・マチュアの実直な演技にも好感。フィルム・ノワールの傑作。

【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点（2018-09-03 01:28:12）

★1．カーテンのライン、柱といった垂直のラインを多用して人物を狭所に配置し、夜の闇と人物の影によって黒の領域を大きくとった画面設計。そこに周囲の雑音を無音レベルまで消した録音効果が組み合わさり、息詰まるような焦燥感と切迫感が生まれている。その効果は序盤の高層ビルエレベーター内の場面、リチャード・ウィドマークがカーテンの隙間から目を光らせるレストランの場面、そのレストランの外で主人公ヴィクター・マチュアを待ち受ける黒塗り車の場面において絶大である。その異常な静けさが緊張を最高度に高めている。後半、ヴィクター・マチュアが裏切り者として狙われる側となってからの展開は特にサスペンス感に溢れ画面から目が離せない。これがデビュー作となるリチャード・ウィドマークの悪役像も強烈な印象度だ。

【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 8点（2009-03-20 21:00:22）

【点数情報】

Review人数			2人
平均点数			8.00点
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7	0	0.00％
8	2	100.00％
9	0	0.00％
10	0	0.00％

【アカデミー賞 情報】
1947年 20回
助演男優賞	リチャード・ウィドマーク	候補(ノミネート)
脚本賞		候補(ノミネート)	原案賞