14.《ネタバレ》 警察があまりに無能すぎて、『ドキドキ』『ハラハラ』より『イライラ』が勝っちゃう映画。 当時、ジルがどーゆー状況で発見されたかはわからない。 ですが誘拐された本人が、命からがら逃げだして、被害を訴えているにも関わらず、虚言扱いして強制的に精神病院送り。いやいや、いったいいつの時代の話ですか。だから途中までは、犯人どころか、妹モリーの存在さえ主人公ジルの妄想だと思っていましたよ。 でも、ジルの言っていることは正しかった・・・・。ええ~(-_-;)。じゃあ警察がダメすぎでしょう。小娘一人が警察に追われながら四面楚歌状態で、それでも突き止められる犯人を見つけられない。いや、それどころか、事件の存在すら気付かないなんて。ポンコツにも程があります。 ・・・・・・・とまあ、散々悪く言いましたが、映画そのものはとても面白い。 警察に捕まるんじゃないかというスリル。いつ犯人に襲われるかわからないスリル。どちらも丁寧に描かれていて、なかなかの緊張感を堪能できます。 欲を言えば、ラストはもう少しだけ溜飲が下がる何かが欲しかったかな。 後になって写真を送り付けるぐらいなら、家に戻ってきたときに刑事たちに写真をたたきつけてほしかった。そこで何も言えない刑事諸君に、『犯人なんていないわ。全部私の妄想だから』って言えば、より一層皮肉が効いたのに。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-05-22 03:52:03) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 主人公の女の子が奇麗だから見ていられた そうでないなら恐らく寝ていた そんな映画 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-02-21 12:32:14) |
12.《ネタバレ》 記憶と証拠、主観と客観、どちらが正しい?精神を病んだ者が主人公となるこの手のジャンルは、どちらに帰結するパターンも既存作品で目にします。ですから早々に見切るのは厳禁なのですが、それでもあらゆる可能性を排除せず、終盤まで物語を引っ張り、緊張感を持続させられたのはお見事でした。流れる水の如く出任せを言う主人公、何か裏のありそうな刑事。細かなミスリードが上手だったと思います。ただし、主人公の“決めつけ捜査”が功を奏しまくる展開は、流石に無理筋だった気がしますが。さて、特筆すべきは、ラスト主人公が下した決断です。私なら、あそこまで腹を括れない。というより、“犯人憎し”の感情よりも、“物証の確保”を優先させる気がします。それくらい、自身の言い分を信じてもらえないのは屈辱ですから。しかし、よくよく考えてみると、あの選択がベストだったのでしょう。着せられた濡れ衣を逆手に取ったすっとぼけ。かつトラウマと今後の不安材料を一掃して一石二鳥。おまけに、事件の真相を告げる証拠を警察に送り付け、溜飲も下げると。保身に走る警察は、揉み消すこと請け合いですもの(ちょっと警察を悪く描き過ぎでお気の毒ですが)。テンポの良さとスピード感、結末のカタルシスで、結構な粗を目眩まし。これもテクニックのうちと考えます。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-08-30 22:58:29) |
11.《ネタバレ》 「怪人カリガリ博士」と並ぶサイコミステリーの快作! 病的虚言症とも思える主人公の造形のせいで ラストまでその訴えが妄想なのか事実なのか分からなかった。 ヒステリックで嘘つきでしょうもない人だな〜 と終始反発を感じていた主人公にオチの一言で一気に移入した。 そんな初めての感覚を味わせてくれた驚きの作品。 【皮マン】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-03-07 09:18:59) |
10.《ネタバレ》 誘拐、拉致されたというのに妄想ということで精神病院に入院させられたり、 家族が突然行方不明になり必死の訴えをするもまともに取り合ってくれない警察、 こういうことを問題提起してるとはわかりました。 しかしいちばん感心したのは、よくもまあ咄嗟に次から次へと都合のいい嘘が言えるもんだということです。 いなくなった妹を一刻も早く助け出したいということなんだろうけど。 孤軍奮闘ぶりはいいんだけど、それがちっとも興味を引かない内容でして、 あんだけハイテンションで走り回った割には見てるこっちに達成感も爽快感もなく、 ラストの皮肉なひと言、これをどうしても言わせたかっただけなのかと。 なんか疲れる映画でした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-11-01 16:37:59) |
9.完走できた自分をほめたい。疲れた、、、アマンダじゃなかったら最後までみることすらできないかもしれない。記憶にも残らないし、姉妹にもあまり入り込めません。。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-11 20:42:19) |
8.ヒロインの嘘が巧妙で話が転がっていく。見た後はあまり印象に残りませんでした。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-04-21 21:42:09) |
|
7.《ネタバレ》 「脚本家のアタマの限界が登場人物の知能程度の限界」っていうのをよーく実感させてくれる、登場人物全員バカ、みたいな映画でした。 あまりに無能な警察に対してヒロインは主に「とっさに嘘をつく」という技で対抗してゆきますが、もちろん、そこにサスペンスを盛り上げてゆくための巧妙なテクニックが存在している訳ではなく、その場限りの見せ場の消化行為が作用するだけ。 この、その場限りっぷりは多くの登場人物と多くのエピソードに及びます。意味ありげな、思わせぶりな、伏線のように思えながら、実はただそこに転がしといただけ、みたいなキャラとエピソードと映像がゴロゴロ。それらはミスリードと言うレベルの作用をしている訳ではありません。 誰かの視線のように思えるショットや被写体を遮蔽物でかなり限定的に捉えたショット、それらに意味があるのかと言えば、ただカッコだけ。何かありそうな雰囲気作りに対しては機能していても、話の内容に対しては、ちーとも機能していません。 何しろ最終的にはヒロインの言動は妄想か現実か?って事のみがミステリーとして機能していただけで、犯人の正体とか行動とか警察の動きとかは一切重要ではないという(辛うじてヒロインが犯人に近付いてゆくための行動とそれに絡むキャラはとても都合のいい形で存在しておりますが)。 あれやこれやと連想される映画は数あれど、この映画のオリジナルな面白さとしては激しい思い込みに支配されたヒロインの言動の数々くらいのもので、でもそれすらもアマンダ主演作の中にそういうの、あったよね、って考えると、ちょっとシンドかったなぁ。 でも結構な数の登場人物の殆どが意味なし、って点では斬新だったかも。 【あにやん🌈】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-10-14 22:15:40) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 たとえば「僕だけは貴女の事を信じてますよ」とか言ってる顔の濃い新人刑事。あれ、なんのためにいるんでしょうね。結局他の警察といっしょに活動してるだけで何の存在意義もなありません。なんて感じであちこち何かありそうな雰囲気ありつつ「逆に何も無い」という斬新な映画。まぁちゃんと評価すれば脚本と演出がなってないだけなんですけど。 他の例でいえば、森林公園で携帯がとぎれる点。これって普通の映画だったら何かの伏線ですよ?単に田舎だから電波切れただけとか!ないわー。とにかく全編そんな感じ。 こういうのって犯人が「こいつか!」って感じの相手なのが定番なんですが、犯人も「誰?」って相手なわけですし(まぁある意味それがリアルなわけですが、映画にそこまでのリアルは不要なわけで)、どこをどう楽しんでいいのかわかんない映画です。ほんとに誘拐されてたのがわかっても警察に反省してる気配もないし…、まぁいろんな意味である意味中途半端にリアルなわけですが、中途半端なリアルって映画として観ててもつまんないです。 アマンダのワンマン映画なんですが、マンマミーアの頃からはだいぶ大人になったとはいえやっぱり顔が好みではなく、ごめんなさい。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-04 12:42:04) (良:2票) |
5.ヒロインの名探偵並な活躍は面白いんだけども、結局それしか見るとこがない。役立たずの警察。怖くもなく最弱で、何がしたかったのかよ~分からん犯人。観終わった後、私の口から出た言葉は、だからなんなの?でした。以上。 |
4.全体的にトーンが単調で起伏に乏しく平べったい印象。A・セイフライドの美貌を堪能する映画か。コンパクトな展開は良。そこそこ楽しめました。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-23 23:07:03) |
3.主演アマンダ・セイフライドがほとんどずっと出ずっぱりの作品なので、彼女をお目当てで見るのにはいいんじゃないでしょうか。ミステリー・サスペンスとしては、怪しさのある男たちが登場するのですが、事件にはほとんど絡んできません。特にアマンダと連絡を取り合う新人刑事はもう少し使い方があったのでは。出ずっぱりのアマンダに常に緊張感や追われる状況を作り、アマンダに立ち止まらせないのでテンポのいい作品となっています。本作に登場する警察は、相談者の悲痛なSOSにも全く耳を貸そうとせず、かなり腹立たしい存在に描かれています。アメリカでは今、失踪事件や行方不明事件の増大が社会問題になっているのだという。警察の事件と向き合う姿勢なども含め、そんな事件に対する問題提起という意図もあったのでしょうか。それは警察署に何人もの被害者女性の写真が届くラストからも強く感じました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-27 22:20:05) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ウェイトレスをしながら大学生の妹と共に、一見平凡な共同生活を送るジル。ある日、そんな生活を打ち壊すかのように、妹が謎の失踪を遂げてしまう。「きっと、あの男にさらわれたんだ…」と、すぐさま警察へと向かったジルだったが、いくら彼女が必死に被害を訴えても刑事たちは一向に聞く耳を持たない。何故なら、ジルには虚言誘拐によって警察を混乱へと導き、その結果精神病院へと入院したという過去があったからだった。隠していた銃を手に、たった一人で妹のために立ち上がるジル、果たして彼女の言葉は真実なのかそれとも妄想に過ぎないのか。そんなミステリアスなストーリーでぐいぐい観客を引っ張る前半部分はけっこう楽しんで観れました。しかし、何の訓練も受けていない一人の女の子が全ての警察を敵に廻してしかもその包囲網を易々と突破していくというリアリティ皆無な展開を見せ始める中盤からどんどんと興味が失せてゆき、なんだか謎の真相もどうでもよくなってしまいました。そうしてようやくラストであかされる真相もかなり強引なもの。何で妹を家の縁の下に隠しとく必要があったのか意味不明。犯人、頭悪すぎっしょ!それに、銃を持っている主人公に対して丸腰(あ、尖った骨だけ持ってたっけ笑)でしかも井戸の中腹にわざわざ穴を掘って待ち伏せするってどれだけ面倒臭い&アホらしい作戦やねん!てか、最初からジルを誘拐しときゃよかったじゃん!!うーん、前半が良かっただけに残念っす。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-01-03 12:57:42) |
★1.派手に車体をぶつけるばかりが能ではない、というカーチェイスがいい。 車種を幾度も変えつつ、 追走するパトカーの目眩めくライトの光芒がテンポの良いカッティングの中で 美しく映えて、車体の接触など一度も無いことが逆に一層の緊迫感を煽る。
運転座席での携帯通話という図の繰り返しは単調になりがちだが、 通話しているアマンダ・サイフリッドの背後の窓ガラスに意識的に 映り込んでいる雨滴、緩やかに流れていく街燈の光やマジックアワーの明かり、 そして森の闇が画面の動的なアクセントとして機能している。
「Just Watch Me」と懐柔を拒否し、「I lied」と何の躊躇もなく マッチの火を洞穴に投げ込み復讐を果たすヒロインの清々しいまでの豪胆。 全編に一貫した、一切躊躇のない無頼派の行動が何より魅力だ。
【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2013-10-16 01:04:20) |