11.こういった作品への意欲は感じる。でも伝わるかどうかは難しい。 何だろう、道徳的過ぎるのか、どうか。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-16 17:14:19) |
10.生きていると辛い事は沢山ある。 せめて映画を見ている間くらいは厳しい現実を忘れたい。 現実と真摯に向き合う姿勢は評価に値するが、いささか厳し過ぎる内容。 個人的にはキスシーンまでは蛇足だと思われる。 顔を触るシーンだけで十分官能的。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-21 01:00:29) |
9.音声ガイドの仕事をクローズアップしているところが目新しかった。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-11-01 12:49:22) |
8.《ネタバレ》 熱が出たり、歯が痛くなったり。 体の不調が顕れたときに初めて健康のありがたさを知るんですよね。 視覚を失ったときの事なんて、わからんよ。 想像を絶する。 だけどこの映画で、少しだけ感じることができたかも。 見ることに頼りすぎな世の中で、感じたり、触れたりすることの大切さっちゃー陳腐な表現ですが、そんなものを教えてくれた。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-04 00:38:37) |
7.《ネタバレ》 まず映画の音声ガイドの仕事というものに初めて触れ、こういう世界があったのかと、とても興味を惹かれた。 視力障害を持った人がどうやって映画を楽しんでいるのか、絶妙なタイミングで挿入される状況説明や、BGMを頼りに想像力をフル回転させて楽しんでいるんだと言う事がわかり、これには感心させられた。でも、ガイドにはその人の主観が入るとかえって邪魔になってしまったりで、非常に奥深い世界なんだと思った。 なんと言っても、段々と視力を失っていくカメラマンを演じた永瀬正敏が凄い演技で良かった。 かろうじて見えていたのが徐々に視界が狭まっていき、やがて完全に見えなくなってしまうその瞬間を捉えた表情が、なんとも切なくてやりきれなかった。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-03-08 20:08:55) |
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6.《ネタバレ》 音声ガイドという仕事を垣間見ることができたが、娯楽作品として楽しめなかった。 夕日を見た後のキスシーンは強引じゃないでしょうか・・・。 なんで!?って感じです。 キスして強引に2人のラブストーリーに仕立てあげてるように感じました。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-12-29 13:10:20) |
5.世の中の人たちは、自分が想像しているよりも、もっとちゃんと自分に向き合って生きているのではないかと思った。いや、自分が想像してこなかった部分でむしろ、自分の嫌な部分と目を合わせているのではないかと。その機会に恵まれても、受け入れるには勇気がいる。 現実感と、フィクションが入り交ざった世界だった。もっと、思ったことを口に出していこうと思った。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(邦画)] 9点(2017-12-19 08:30:57) |
4.《ネタバレ》 女性監督の創る映画のラブシーンには特にモヤモヤした感情はわかないもんだけど、河瀬さんの映画は違う。官能的なんだね。顔を触るシーン、キスシーン、何やらドキドキしてしまう。 この映画は河瀬さんの映画論でもあるんだろう。仕事論でもあるのかな。主人公の女性の成長していく様子が心地いい。 永瀬君もすっかりおじさんになってしまって、同世代の自分には感慨深い。ホントどこにでもいるおじさんなんだけど、個性的な面々のそろう邦画界の中には貴重な存在だよね。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-16 10:31:13) |
3.《ネタバレ》 冒頭の鑑賞している人に語りかける導入に、思わず目をつぶって見る映画なのかと思ってしまいました。最後の試写会場面も目をつぶろうかと思ったほどだけど、そこは試写会に来ていた人を写したりしてスクリーン映像はあまり出ないので大丈夫。種明かしもあるから、ここはスクリーンを見た方が分かるでしょう。映画という素材で画面を見せない(見れない)ことにチャレンジした監督は凄い。結末は予想できるけど本当に「光」ですね。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-11-08 00:21:01) (良:1票) |
★2.《ネタバレ》 モニター内の劇中映画は手前に遮蔽物を置いて画面をフルスクリーンで見せることをしない。 眼のクロースアップを主体にして、深度の浅いフォーカスで画面奥を暈したショットを多用する。 敢えて見づらいショットが選択されているのも主題に沿った撮影スタイルという事だろう。
併せて当然ながら光の扱いも多彩であり、永瀬正敏に当てたプリズムの反射のような効果や、 浜辺や峠での夕陽のシーンなどが印象的だ。
永瀬が両手で水崎綾女の顔を触れていくショットがとても官能的である。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-09-18 21:35:24) |
1.《ネタバレ》 美佐子が目の不自由な方たちを前に、音声ガイドの試写会をしている場面などは、まるでドキュメンタリー映画のような見せ方で、淡々と物語は進んでいく。中森と美佐子の出会い、それは彼の叱咤に始まり、河瀨監督らしくカメラをきっかけにして、やがて打ち解けていき、いつしか深い信頼関係で結ばれていく。重苦しい題材の中にも、微笑ましい食事の場面などが存在し、抜け目なく二人の"喜怒哀楽"は描かれている。老いとその先に待つ死、しだいに見えなくなるこの世界の風景。誰にとっても、生きていくことは苦しくて、ときには立ち止まりたくなる。だが、俳優重三は、待つよりは険しい坂を登ることを自ら選んだ。「大丈夫だから。俺がそこに行くから。」この中森の言葉は、前進する覚悟をしたという、美佐子への誓いも含まれているだろう。その二人を祝福する、燃えるような夕陽。その先に何が待とうとも、生きることを恐れずにただ前進すること。一人では苦しくて険しいその道に、愛が力強く寄り添う時、そこに初めて希望という"光"が射す。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-06-15 21:29:03) |