2.《ネタバレ》 文武両道のエリート学生だったロディは、遊びに行った飲み屋のホステスに因縁をつけられ、学校を退学になってしまう。
実家に戻ったものの、厳格な父親は退学という事実を許すことができず、ロディは一人家を出る。
その後、あぶく銭の大金を手に入れ有名女優と結婚することになるが、浪費の激しい妻にお金を溶かされ離婚。
無一文になって場末のダンスホールに辿り着く。
という転落の物語で、それがダウンヒル(下り坂)という題名の由来になっている。
あぶく銭はすぐ底をつき、金が無くなると周りから人がいなくなり野垂れ死にするという、厳しい世の現実を教えてくれる作品。
同時に「捨てる神あれば拾う神あり」も最後に教えてくれるのが深い。
(以下、個人的な自己満足メモ)
本作の鑑賞をもって、把握できている範囲でアルフレッド・ヒッチコック監督作品をコンプリートできたかと思う。
実にその数56本に及ぶ。
最後は中古DVDを購入してまで力技で達成した。
ここまで20年を要する険しく長い道のりだった。
達成できた先に何かあるかと聞かれれば、特に何も無いが、とにかく達成できて嬉しい。