33.「1」とは完全に趣が違う作品に仕上がったと感じた。 やはり問題はエイリアンの「数」だろう。 戦っても殺してもキリがないので「1」のように追い詰められるという感じが薄くなっている。 そのため単体として弱くなったのは残念。 そして「2」で大事なのが「母」でしょう。 57年ぶりに地球に帰ってきて知った娘の死。 11歳の誕生日には帰ると約束して出かけたあの日の記憶。 それがニュート救出の原動力になっていると感じる。一度は亡くしてしまった娘を再び殺すわけにはいかない。 そのため、リプリーがやや無敵化及び冷静沈着化してしまったのが、「1」との大きな違いでもあるが、これはこれで楽しかったから良いとするか。 ニュートも「マザー!」とリプリーに言っているし。 更にマザーエイリアンの登場。 どういう理屈でマザーが誕生するのかはやはり不明だが、連れかえった最初の一匹目がそうなるのかな。 また「悪夢を消すために再びあの地に戻って、悪夢と対決する」という地球での決心も長めに描かれており、リプリーの心情に一応は納得できると感じた。 今回は無数(原住民を考えると157匹程度か)のエイリアンに対し、15名程度の海兵隊とリプリーとニュートという組み合わせ。 生還はビショップも含めて4名。 強そうに見えたアポ-ンがあっさり死ぬようにエイリアンシリーズの伝統は受け継いでいる。 ヘタレの指揮官もラスト見所があったのが嬉しい。一方でヒックスはラストほとんど出番なかったけど。 |
32.エイリアンvsプレデターを見る前にシリーズ制覇をもくろむ私が見た第二作目です。今回はエイリアンと対決するために乗り込み、返り討ち食らって追い詰められていくわけですが、なかなかのアクション色で、かつ、ホラーとしても逸品で、続編なのに非常に楽しかった。 |
31.《ネタバレ》 うーん、おもしろい!!エイリアンシリーズの中で、やっぱりこの2が一番最高です!完全版の方は今回初めて見たんですが、時間の長さも感じませんでした。ただ、無邪気に遊ぶ子ども達の姿やニュートのお兄ちゃんの姿も映っていたので、子ども達も繭にされてしまったんだと思うとちょっとショックですが・・・ でも、リプリーに子どもがいたのは驚き!ここ、なんで削っちゃったんでしょう??この過去があるからこそ、「子どもを失った母同士の対決」として、よりラストが引き立たされると思います。いくら自分に慣れていた子どもを助ける為でも、一度脱出した悪魔の巣へ戻るのはリプリーでも相当勇気がいるはず。通常版ではその辺も当たり前の様に見てしまいますが、亡くなった自分の子とニュートが重なっているからこそ、どんな場所へも乗り込んでいける「母」の強さを、今作で味わうことが出来ると思います。最終的にはこのリプリーvsクィーンがメインっぽいので、通常版ではヒックスがそこまで印象的ではなかったんですが、お互いの名前を言い合ったところで取り戻しました。ここも削って欲しくなかったな~。 ということで、完全版も大満足! 余談ですが、途中からニュートが品川庄司の庄司の方に見えてなりませんでした(笑 一緒に見ていた友達に「似てるよね!?」と何度も聞きましたが「は?それあんただけじゃない?」の一点バリでした。そして「ていうか、エイリアン見て庄司を思いつくのがすごいよねあんた」と見た後言われました。うーん、なんでだろう・・ 鼻から下、似てませんかね~?笑 【akoako】さん 10点(2004-10-23 08:41:31) |
30.《ネタバレ》 「(完全版でない)エイリアン2」には、10点を献上しました。やっぱり、ちょっとテンポが悪くなってしまっている気がしますね。特に、最初の、ニュートの両親が宇宙船を発見するあたりや、植民地の人々が暮らす光景は、必要がなかったように思えます。もともとの「エイリアン2」では、この光景がなかったから、無人の基地内が、本当に得体の知れない不気味な場所に見えました。それが、ドキドキを高めていたと思うんです。そうしたこともあって、「完全版」は、一度見た人向けだと思います。多くの方が言われるように、実の娘が死んだことを聞くシーンは、物語に深みをもたせていますしね。初見の方には、完全版でない方を、個人的にはオススメします。 【IKEKO】さん 9点(2004-09-23 20:42:35) |
29.エイリアンシリーズで最も大胆で、それでおもしろいというのをわかりやすく見せてもらった作品です。なにより、一匹の恐怖より、何匹くるかわからないという恐怖がいい。それに、海兵隊もかっこいい。ヒックスやヴァスクェスなど、印象に残るキャラクターが多いです。でも、エイリアンクイーンは少しやりすぎだと思いました。やはり、一番強いのはリプリーですね。まさに、最強の母というか・・・。でも、ずっとリプリーを守っていたヒックスが自分の中ではすごいと思います。けど、3で・・・。 【幕ノ内】さん 10点(2004-08-30 19:56:33) |
28.前作、素晴らしかった『エイリアン』と比べ、引けを取る部分は何一つない。全てがスケールアップしており、一作目とはまた別の違う映画のような気さえした。まず映像、とにかくどのシーンも緊張感を絶やさない。いつエイリアンが現れるか解らず、一瞬足りとも気が抜けなかった。終始、ヒヤヒヤしっぱなしだった。そして音、これまた緊張感を誘う音がいくつもあった。ストーリー上で流れる音楽もさる事ながら、エイリアンを探知するレーダーの音は耳にいつまでも残った。そして、やはりエイリアンの数が半端じゃない。前作では一匹倒すのに死ぬ程苦労したけれど、今作では一匹一匹倒すのは苦労しなかった分、倒しても倒しても切りがなく、その量としぶとさにかなり興奮した。まさに『ALIEN』と『ALIENS』の違いをコレでもか!と見せつけられました。 【ボビー】さん 9点(2004-08-19 18:56:28) |
27.《ネタバレ》 最初から最後まで何一つムダのない映画。いやぁ~、この映画大好きです。とにかくリプリーをはじめとする人物だけでなく、マシンや武器もかっこいい。男心をくすぐりますね。序盤にチラッと登場した貨物運搬ロボット(?)が最後の最後で登場した時には完璧にヤラレました。SFアクションの最高峰と言える作品ではないでしょうか。 【あうっち】さん 10点(2004-07-21 12:44:09) |
26.俺はこの映画を1度、今年(2004年)の2月頃に日曜洋画劇場で放送されていたものを鑑賞したんですが、その地上波版はカットズタズタらしく俺としてはどうも「そんなバージョンで本作を評価するわけにはいかない」と思い、完全版をレンタルしてきました。正直凄すぎです。物語自体のテンポは少々悪くなっているものの映画そのものの完成度はもの凄く高く、地上波版と比べたら本物と偽物ぐらいの差がついています。ニュートの家族やリプリーの娘のエピソードを追加したこの完全版は劇場版よりもドラマ性が高められ、より輝きを放つ作品になっています。映画自体も前作がホラーとするなら本作は「今度は戦争だ」のコピー通りの戦争アクションですね。キャメロンも前作と同じような作品にならないように心がけたそうで、傑作だった「1」とはまた違うテイストで尚且つ引けを取らない仕上がりだと思います。「続編はヒットしない」と言うジンクスをこの時代から打ち破ったキャメロン。彼のこの素晴らしき才能は後に「ターミネーター2」や「タイタニック」でも輝き、その全ての土台となったこの「エイリアン2 完全版」は彼の監督人生の1つのターニングポイントになったのではないでしょうか。 |
25.未公開シーンは作品を冗長にしただけで、完成度の高かったオリジナル版を崩し、傷つけただけの結果に終わっていると思う。従って、この完全版には存在意義がない。 しかしキャメロン監督はアクションシーンのある映像が得意なのだなぁと思う。この後のターミネーター2も続編ながら見事に楽しませてくれた。 【駆けてゆく雲】さん 4点(2004-07-04 15:19:06) |
24.キャメロン監督作品ではこれが最も完成度が高いと感じたし、納得モンでした。個性と大衆性は両立しないのね、とここでもまた実感。「タイタニック」に至り大衆性は身につけたんでしょうけれど、個性の乏しい平凡な監督になってしまいましたね。 【おばちゃん】さん 8点(2004-06-15 23:25:49) (良:1票) |
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★23.1も好きなんですがシリーズ中、やはりうじゃうじゃ出てくる2が一番好きです。戦場での緊迫感、リアルな人間関係、さすがキャメロン監督と言える演出は文句無しですね。3以降は正直あまり好きではありません。監督がかわるとこれほど映画が違ってしまうのだろうか?(苦笑) 【amott】さん 8点(2004-06-14 23:19:34) |
22.《ネタバレ》 1の方がおもしろいという意見が多いですが、それはエイリアンに対する先入観がなかっただけなのでは。2から見た自分にとっては1は退屈でした。2は凄いです。数もうじゃうじゃ出てくるし、エイリアンの母親まで出てきますからね。卵とかフェイス・ハガーとかやっぱり気持ち悪くて最高です。この映画、女の子を守ろうとするリプリーと卵を焼かれて逆上するエイリアンクイーンとの異色の女同士の戦いとも言えます。母は強し。またエイリアン退治を最初舐めてた軍人たちが除々に青ざめてく様も恐怖心をそそります。男女でエイリアン道連れで爆死するシーン、かなりアツくてかっこいいです。これはぜひ見て欲しいSFアクションです。 |
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20.《ネタバレ》 前作に比べると怖いっていう印象はあまりないけど、やっぱおもしろいです、今観ても。あえて前作観なくても話は分かるような気もします。これ1本だけでも十分楽しめます。 【luminox】さん 7点(2004-05-26 00:29:24) |
19.前作よりも先にこっちを観た(幼い時に)。 ホラー色が薄いこちらの方は幼児でも普通に見れたと思う。腹から出てくるまではガクガクブルブル((;゚Д゚))ガクブルガク 。 前作の雰囲気をそのまま持って来て、アクションにしたかったとジェームズキャメロンは言っているようだが、完全にブチ壊していると思ったのは僕だけだろうか。 しかし、前作を意識しなくても十分楽しめるし普通に「おもしれぇぇ!!( ゚д゚)」と思える作品ではなかろうか。続編はだいたい失敗に終わるこのご時世。成功した1つの例だと思う。僕はこの作品を100回くらい見てる。(´`c_,'` ) クスッ 【座間】さん 10点(2004-05-12 22:53:59) |
【gyu_yan】さん 10点(2004-05-04 21:23:20) |
【アンナ】さん 7点(2004-04-03 22:33:37) |
16.劇場公開時にカットされたのが不思議なくらいリプリーの娘のシーンは重要だと思います。あれがないと、最後にリプリーが一生懸命になる理由がわからなくなってしまいます。でも、セントリーガンのシーンはカットして正解だと思う。緊張感はあるけど、エイリアンの賢さが薄れてしまうからです。それはそうと、音楽がとても良くて、アクションの雰囲気にすぐ入り込めました。キャメロン監督作はどれも臨場感がありますね。アクションの映える舞台設定を作り上げる手腕はさすがにすごく、ラストで大気製造工場に入っていくシーンは十分に観客に期待を持たせてくれます。でも、前作と比べると、やっぱり緊張感がない、というより出来ていないと思います。ニュートの救出の場面はリプリーは時間制限を忘れたのか、と思うほどのんびりでした。エイリアンも考えてみれば賢くもなんともなかったです。エイリアンシリーズじゃない娯楽作品として考えれば最高だと思います(シリーズからはちょっと浮いてます)。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-22 14:16:30) |
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14.この作品は、完全版なくして語ることはできない。ニュートとはぐれたリプリー。あの絶望的な状況で彼女がとった無謀な行動を支えたもの、それは人としてよりも、母としての勇気であったのだと納得できる。親を失ったニュートと娘を失ったリプリー。二人の関係を描いたシーンを復活させることによって、ラストがまた一段と人間味溢れるシーンに生まれ変わることができた。また、リプリーが母であったという設定は、エイリアンクイーンとの「母同士の対決」という裏テーマにも陽の目を与えたように思う。人間にとってもエイリアンにとっても、種の保存をかけた対決に、女性への畏敬の念をこめたキャメロン独特のメッセージがあったように思えてならない。あのエイリアンクイーンのすさまじいまでの怒りと執念に、我々は「母は強し」という言葉を思い出し、圧倒的なリアリティを本能的に感じることができる。あるべくしてあった完全版を観ることができた幸運に、素直に感謝したい一本。 【はたらきばち】さん 9点(2004-01-22 19:23:49) (良:5票) |