42.《ネタバレ》 「フローレス」観終わって納得の良いタイトルです。 おそらくだけど今だと制作が難しいデリケートな内容じゃないかと思いました、1999年という時代の面白さがあるかもしれませんね。 ドラァグクイーン(に見える)の場合はなかなか判断が難しいですね、細かくは分らないけどね。 1980年の子供の頃の近所に「お化粧マン」と呼ばれるおっさんが居た、直球すぎるあだ名で小学生って残酷ですね。気味が悪かったのが子供だった僕の正直な感想だけども、今なら理解できるので否定はしないと思うけど受け入れるのはしんどいかと思う、本作の様になんかきっかけでもない限りは友人関係になるのは難しそうだなと改めて感じた。 実に堂々としており80年代だと生きづらかったんじゃないかと思います、その後の彼女は知らないけどフローレスである事を切に願うばかりだ。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-30 11:05:40) |
41.《ネタバレ》 ずいぶんクセのある配役だけどもデニーロは何でもこなすところが感服です。 娼婦だったりゲイだったり事情も知らないくせに偏見は良くない。 でも実際、距離を縮めるきっかけがないだけで。 本作は脳卒中をきっかけに展開していくわけですが、奇妙な友情がまたいい。 |
40.ドラマとして最後まで飽きずに観れるレベルではあると思います。暇な休日の時間つぶしに丁度良いくらいな感じでしょうか。 この手の性的マイノリティ系の映画を見た時いつも思うのは、この人たちの気持ち、それに基づく行動原理を理解することは自分には絶対にできないんだろうということ。 少し前に観た「チョコレートドーナツ」もそうたが、「この手のキャラ全般」=「異様に面倒見がいいオカン体質」という画一的な設定で観てしまい、多くの場合それで納得してしまっている自分は、人生経験が全然足りなすぎるのかも知れません。 今さらそれをどうこう言ってもしょうがないので、「理解はできないが、存在に異を唱えることはしない」といった立ち位置でいようと心がけています。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-09-04 12:32:32) |
39.《ネタバレ》 やはりデ・ニーロとホフマンの演技、二人とも心の内を表情で見せるというのが上手いんですよねーさすがです。 でも映画全体としてはあんまりピンとこない、しっくりしなかったです。演技派の名優二人が何かもったいない。 突然の病、障害がきっかけで価値観とか意識が変わる、そこまでの葛藤とか、世間一般と言われる枠からはみ出してしまった者同士とか、そういうものを描いているのだけど、そういうハナシによくある家族の物語、雰囲気ではなくちょっとシチュエーション変えてみましたな感じ。 縁もなく嫌悪の対象だったゲイとの交流、理解ていうのは珍しくないし、むしろ好きです。エンディングのレッスンシーンはオマケ感もあって得した気分。 ただあのチンピラが最初から最後まで関わってくるっていうのはどうなのかなあ ジョエル・シューマカーという監督はハリウッド的な娯楽性とかハラハラ感をくっつけないと気が済まないのか?作品も大味なものが多いと思います。 本作を観ながら、「ああ、そういえばフィリップ・シーモア・ホフマンはもういないんだなあ」と気づきました、昔からクセがあってちらっと出てくるだけでもすごいインパクトのある俳優さんでした 脇役からじわじわキャリアアップしてオスカー俳優にもなったのに。。。まだ46才また薬物か・・・残念です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-11 15:51:04) |
38.《ネタバレ》 ピンとこなかった。 どうもデニーロさんとの相性は悪く、彼が主演を張っていて面白いと思ったものがない。私はシューマカーは好きなのだけど。 ホフマンは常日頃から芸達者と言われているが、おカマ役にぴったりハマっていたとはとてもいえない状況。私の求める理想のおカマは「プリシラ」におけるテレンス・スタンプなので、それと比べたらとても足元にも及ばない「不出来なおカマ」であった。…ホフマン本人には、おカマ要素が不足しすぎていたのではないのかなあ。 そしてストーリー自体もどうということもなく、不出来な偽者のおカマと見飽きたデニーロさんの顔を見ているだけであくびが出そうなそんな作品。ボツ。 【パブロン中毒】さん [地上波(字幕)] 5点(2010-08-14 21:33:28) |
37.薄っぺらいうわべだけの嘘の愛情を脳卒中を起こして落ちぶれて金も無くなってから気付き、人の親切や真実の愛に気づかされる主人公をデ・ニーロが演じ、ゲイとしての誇りを持ったF・シーモア・ホフマンが好演。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-03 01:27:12) |
36.《ネタバレ》 デ・ニーロにシーモア・ホフマンと役者をそろえ、演技面ではすごく面白かったのだが、何かが足りない映画。漠然と何が足りないのかなと考えながら観ていたが、自分の中では分かり合いのドラマとしての盛り上がりに欠けるのではないかという結論に達した。 厳しく言えば、結局ウォルトが同性愛に理解を示すのは、自分が脳梗塞をわずらったからだし、異質なもの同士の理解に過ぎないのではないかと感じた。そこには最初からドロップアウト組同士の連帯感が存在しているわけで。こういう環境の力に頼らずに、理解しあわなかった二人がお互いを尊重していくような映画の方がもっと感動したかもしれない。 ただし、愛情とカネという描きにくいテーマにも踏み込んでいるのは好い。社会的な弱者ほど、愛を求めていてそれを得られないのは必然とはいえ、何とも悲しい話である。エンディングの二人のやり取りも面白い。アドリブの可能性もあり、この二人の卓越した演技力を象徴するカットだ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-27 18:41:50) |
35.《ネタバレ》 まず、デニーロが病に倒れ障害を持つ という役をしているのがちょっと意外で、オカマ役を演ずるフィリップ・シーモア・ホフマンのものすごーく「なりきってる」演技に関心しました。いやーこの二人の演技力は素晴らしい! 内容も 人間の表と裏=本音と建前 な部分を静かに、かつ深く描いており ちょっと考えちゃったなー 地味で特殊な(苦笑)映画なので一般受けはしなさそうですが、個人的にはいい映画だと思いマスヨ 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-30 20:04:32) |
34.《ネタバレ》 出演者の演技がすばらしい, そう思いました. 派手なシーンはありませんがグイグイ引き込まれました. 映画の宣伝では, アパートの部屋の位置関係(1階には誰, 2階には誰, 3階には誰が住んでいてみたいな ...)がはっきり説明されていたので, もう少し各階の住人に丁寧にスポットを当てる映画かなーと思っていたのですが, その辺は曖昧な感じでしたね ... お金をめぐるドタバタは飾りというか, あまり重要じゃなく, 主役の二人の人間関係 ... を中心に物語が進み, 最後は気持ちよく終わってくれました. 面白かったので7点. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-06 23:02:29) |
33.《ネタバレ》 二人の近寄り過ぎないが、互いを尊重しあう関係にすごく温かみを感じました。最後はお互いを助けるために奮闘する。感動映画にはありきたりなストーリーですが、楽しく最後まで観れました。面白いです。 【民朗】さん [地上波(字幕)] 7点(2008-08-09 10:37:50) |
|
32.脳梗塞で倒れた中年男とオカマの成長ストーリーは、何故か見ていて飽きなかった。キャラがお互い立っているからかな。変り種の映画として無難に楽しめました。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-04-28 09:54:30) |
31.デ・ニーロはめずらしい役どころなんですけどねえ。なんかいまいち。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-19 04:09:25) |
30.《ネタバレ》 「性同一化障害」「男色」「女装趣味」の違いを明確に説明できる人は少ないと思いますが、この映画はこのあたりが分かっているとより興味深く見れます。 男性を起点に考えると「性同一化障害」の人は自分の心は女性であると信じている男性で、男の服を着て男として振る舞うことが苦痛でなりません。女装をして女性として生活することが自然に感ずるのです。一方、男色、女装趣味は「心は男」で性の対象が男であったり、女装をすることに性的興奮を感ずるに過ぎません。従って性同一化障害の男性は表現形が男である「女性」ということになります。映画は頭の固い元警官、現在脳梗塞で半身麻痺のロバートデニーロ扮する初老の男とフィリップSホフマン扮する性同一化障害で性転換手術のために金を貯めている、ゲイバーでショーを指導する中年になりかかりのオカマの奇妙な「友情」を描いたもの、と一言で片づけられます。オカマと頭の硬い男の友情というだけではつまらない映画と言えますが、このフィリップシーモアホフマンの性同一化障害者ぶりがあまりに堂が入っていて監督は性同一化障害をかなり意識して映画を作り込んでいると思われます。男色の人たちに対して「この人たちとは考えが合わない」と言わせたり、自分の女装は少しも綺麗でないと分かっているのになぜ女性でいたいかといったことを懇々と語らせたりします。しかし映画内で小難しい説明を加えることもないし、この主人公ラステイの周りにいる「オカマ」達があまりに怪しげ(どの部類なのか見分けられない)のでやはり芸達者のロバートデニーロとの掛け合いの面白さだけで何となく過ぎてしまうように思えます。結果的に心の上での男女の愛情でなく友情として描こうとしているあたりの微妙さが私には面白く感じました。この映画はメッセージ性のある社会派映画ではありませんが、性の悩みを持つ人たちという視点でみるといろいろな事が描かれていると感心する映画です。 【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-27 18:10:31) |
【ucs】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-02-06 15:33:10) |
28.ゲイと麻痺のために障害を負った者という組み合わせは実に興味深かった。 いわば二者とも一般の社会とは少々距離が出てしまう存在。 しかしゲイのホフマンは前向きに明るく、そして夢を持ちながら生きている。 映画でも言っていたが、彼の生き方は本当に勇気が必要だと思う。 一方、デニーロは障害を負う前は、ほぼ街の人気者で、ヒーローとしての扱いであり、女にも苦労はしなかったはずなのに、障害を負ったため、自殺を考えたり、人生から逃げ出そうと考えている。 しかし、自殺をする勇気はなく、結局、周りとは距離を置き、壁を作るという始末。 障害を負う前は、娼婦やゲイを毛嫌いしていたデニーロだったが、障害によって、多少ミスマッチな二人の出会いが彼を徐々に変えていく。 ホフマンの逆境の人生や運命にあえて楽しむながら挑戦していく姿や自分の真実を嘘を付かずに受けいれようとする姿勢にデニーロの心も少々動かされていくのが良かった。 途中のデニーロは酷かったからね、特にティアに対しては。 障害者を憐れに思っているのは他でもない自分自身だったのだろうと感じられた。 デニーロだけでなく、自分もホフマンの自分自身に誇りを持つという生き方は学ぶべき点は多かったと思う。 まあ、金がどうしたとかあの辺はオマケみたいなものでしょうね。 |
★27.脳梗塞前のデニーロもいつもどおりいいなのだが、倒れた後の演技は彼のすばらしさを再認識させる。でも基本的にデニーロの出ているシーン以外はいまいち。 【HK】さん 6点(2004-12-05 02:02:44) |
26.《ネタバレ》 ん~~~~~~~~、考えちゃいます。デ・ニーロ・アプローチにピッタリな役柄にホフマンの「ビッグフォール」のラッセル&スタローンと比べると月とすっぽん並に上出来な女装はいいんですけどねぇ。 |
25.設定はまあまあ魅力的なのに、しかもデニーロまで使っておいて、何でここまで趣旨不明確で退屈な作品になるんだろう・・・。 【Olias】さん 2点(2004-11-03 23:54:59) |
24.《ネタバレ》 満足です。久々に10点をつけられる内容の濃い面白い映画を観ました。下品な所もあるが、ストーリー上、許せる範囲です。まず音楽がいいのと出演者全ての演技、脚本が素晴らしいです。特に映画好きなオカマ役の人が好演です。一部画像が暗くて見にくい所があったため、点数は9点にしようと思ったが、洒落たエンドロールで10点が確定しました。 |
23.自分の意志を貫き通すこと、人を見かけで選ばないこと、陰を背負った人同士はどこかしら共通点を見出そうとすること、そしてお互いを守ろうとすること、などなど。見かけは汚い?(失礼)けど、要点は描けていた良作だと思います。 |