37.《ネタバレ》 残念ながら俺的にはハートを突き上げるような感動は
得られませんでした(´・ω・`)。理由は3つ。1つ目は
主人公達(ジヘとサンミン、そしてジュヒとジュナ)以外の
人物のことを、あまりにも変な人物と
して小馬鹿にしたような描き方で登場させていた点。
例えばジヘに代筆をさせていたあの友人のヘドが出そうなほどの
性格の悪さは、妙に鼻についたし、テス(ジュナの親友で背
の高い青年)に誘われて出席したダンスパーティーで
ジュナの相手役となった早口言葉好きの少女も変わり者と
して描かれていてなんだか可哀想でした。テスですら最初は
ちょっと変な奴として描かれていたし・・・。。監督の狙いとしては、
主人公達の純粋さをより強調させるために、脇役達をコミカルな
ピエロ役として描いたんだろうけど、なんだかなぁって感じでした。。
2つ目は、恋愛映画であるべきこの作品に、徴兵制度やベトナムといった
戦争シーンを織り込んだ点です。俺は なにかというとすぐに
戦争による殺し合いを媒介にして観客の涙を誘わせようとする
韓国映画お決まりの風潮が大嫌いです。いくら韓国が北朝鮮からの
軍事的危機に常にさらされているお国柄で、国民の愛国心を
あおっておきたいって意図があるにしても 恋愛映画にまで戦争を
持ち込むなよと言いたいヽ(`Д´)ノ フザケルナ。。。
3つ目は、ラストシーン。サンミンが実はジュナの息子だったと
いうレイの意外な結末です。確かに サンミンが、そっと首に下げて
いた肩身のペンダントをジヘの首に付けてあげるシーンを見た瞬間,
奇跡とも呼べる運命のイタズラに グッと来て涙出そうに
なったけど(;´Д⊂)、後からヨクヨク考えてみると、いくら何でも
そんな偶然はねえだろと・・・(^^;)
『猟奇的な彼女』のラストで ドンデン返しによるハッピーエンドが
ウケたのをいいことに、また同じ手法で 観客をアッと言わせようとした、
監督の見えすいた作戦にガッカリさせられました。。むしろ腹が
立ったかもww。二番煎じは 逆効果だと思う。。
一言で総評するなら、 監督の一人負け っていうのが俺の意見です^^;
唯一救いがあるとしたら、テスが結構良い奴だったっていうこと。
それと主演のジヘ役(ソン・イェジン)がとても可愛いらしかったと
いうことぐらいかな。 彼女は日本の酒井美紀 って感じだね^^