5.《ネタバレ》 あまり活劇がないなぁと思いながら見ておりました。 我らがジョン・ウエインが濡れ衣を着せられ、牢に入れられ足枷をつけられると言うもどかしい展開。 終盤になってようやく見応えあるドンパチが繰り広げられます。 兄弟が死んでしまうのは悲しい。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-21 13:17:08) |
4.《ネタバレ》 中盤くらいまで、何をやっていても妙にのんびりした雰囲気が漂っていて。画面上では、4人を同一フレームに入れたショットが妙に多いのですが、つまり、せっかく4人いるのに、それがひとかたまりになっていて、個性が殺されてしまっているのです。罠にかけられて捕らえられるあたりは、一つの盛り上がりどころなのでしょうが、あまり反撃らしい反撃もしないので、さらに陰気な雰囲気が立ちこめてくる。橋での銃撃戦くらいからやっと面白くなってきますが、その後の個々の処理も割と雑でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-11-21 02:02:00) |
★3.《ネタバレ》 非常に正統的でオーソドックスな西部劇。何しろジョン・ウェインだから。土地と牧場を騙され奪われたケイティの息子たちが、その復讐と、自身を陥れた罠に立ち向かう話。
土地の所有を巡ってのイザコザ、町に巣食う悪党たち、罠にはめられる主人公、囚人をリンチにしようとする町の衆と、それを防ぐために護送する保安官、主人公に(が)思いを寄せる美しいヒロイン、激しい銃撃戦、最後の決闘、ウエスタンのあらゆる要素がてんこ盛り。 そして、主人公の正々堂々とした行動原理の基であるのは、タイトルにもなった、ケイティ・エルダーという西部女。エルダー兄弟と言っちゃうと、その辺が薄れてくる感じだが、『ケイティ・エルダーの息子たち』というタイトルは、登場はしないが、この映画の重要な精神性の元になった、一人の女性の偉大さを感じさせる。「おふくろはそんな事はしなかった」「おふくろならこうしただろう」という、ジョンの真っ直ぐな行動規範を見ると、この大男の母親への思いが感じられて、微笑ましくさえなってくる。
ところで、昔っから、この名前を聞くと、あの有名な歯科医兼賭博師の情婦を思い出してしまうんだが、何かの狙いなのかな? 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-04 13:44:15) |
【ゆきむら】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-01 04:00:49) |
1.母の死により故郷に集まったエルダー家の4人兄弟。う~む、見事に似てないなあ。ぴんから兄弟よりも似てない(どうでもいいっての)。長男と四男ではほとんど親子ほど歳が違いますからね、結構お歳の長男ジョン・ウェインに動きにキレが無いのが、もどかしい。「昔よりも銃を抜くのが速くなった」などと褒められても、お世辞にしか聞こえず、ちょっと寂しくなります。しかしそれを補うかのごとく、4人兄弟のバカ話が楽しげに映画を盛り上げます。何かにつけ、4人のヨタ話とじゃれ合いが挿入され、これはまさにタランティーノ映画の先駆け!というと大袈裟ですが(どないやねん)、なかなか愉快であります。これが後半では一変、ジョン・ウェイン怒りの形相での壮絶な戦いへ。ひとりまたひとりと倒れて行く兄弟、その中で明らかになる父の死の真相(あまりヒネリの無い展開だけど。笑)、ラストのダイナミックな決闘は必見です。また、明るい前半と壮絶な後半を結びつけるかのように、亡き母を象徴する「揺れる安楽椅子」のシーンが節々に挟み込まれ、これが映画を統一するモチーフのひとつになっております。心憎いですね。 【鱗歌】さん 7点(2004-06-05 23:58:00) |