21.《ネタバレ》 冒頭からのバルドーの生尻だけが、印象に残る映画。男女の不毛とかのテーマがあるようだが、理解不能。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-09 15:56:41) |
20.互いに理解し合えない男と女。 永遠のテーマとも言える題材を、卓抜な演出で描いたゴダール作品。 夫婦間の心の内の変化を軸に、ギリシャ神話「オデュッセイア」のオデュッセウス、ペネロピ夫妻のエピソードを絡め、アンニュイな雰囲気、美しい映像、独特の色彩感覚で仕上げています。 安直なラストだけは「?」だったけど、その他の見所は、妻役を演じるブリジット・バルドーの魅力。それ以外では、「メトロポリス」(1926)の映画監督、フリッツ・ラングが本人役で出演していたことに驚きました。 ドラマチックな展開はいっさいなし、絵画的、芸術的、前衛的な作品なので、この手の映画が苦手な方はご注意を。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-04-15 11:59:04) |
19.《ネタバレ》 男女の機微について、やりとりでみせている、何気ないけれど面白い作品。映像は、自然やBBの裸体、綺麗である。欧州と日本の違いを頭にいれて、また、視直しても面白いかも。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-24 21:23:19) |
18.《ネタバレ》 不条理を丁寧に説明しているーんだろうけど、まだ理解できていない気分。屋上で日向ぼっこする女の横に佇む男の絵が美しかった。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-13 21:35:49) |
17.《ネタバレ》 まずモラヴィアの書いた原作小説がある。これは男女間の混沌とした感情を確かな筆致で描出した素晴らしい小説であったが、芸術観・人間観において驕りを見せる主人公をモラヴィアは否定するどころか擁護した、という重大な欠点がある。そしてその欠点を見事に解決したのがゴダールである。映画監督役にラングを起用することにより、主人公より上の境地に達している人物を配置でき、主人公の横暴さを包み込む役目を果たさせたのだ。ラングの「非論理が論理に反するのは論理的である」「死は結末となりえない」などといった台詞は主人公を、より上位の次元から絶えず牽制した。主人公の滑稽さを認めたゴダールはやはり信頼に値する映画監督だ。さらに、凄まじいまでの魅力を放つバルドー(その肉体、笑顔、瞳……!)や、愛の幕引きという軽石のように空虚な絶望を画面に定着させることに貢献した色彩と音楽には、手放しの賞賛を送りたい。そしてなによりゴダールの映像表現力だ。小説ではなく映画でなければならない、という必然性を感じさせるシーンの数々に思わず顔がほころぶ。映画の終盤、カミーユという魔性ともいえる女が死ぬ。「愛ある笑顔よ」と優しく笑うカミーユ。その直後「本当はもう愛してないの。もう無理なのよ」とカプリの断崖を思わせる拒絶を見せるカミーユ。しかしカミーユは魔性の女ではなく、自立した意識体系を持つ一人の人間にすぎない。それを理解できなかったのがピッコリ演じるポールである。最後に一言、ランボーの「永遠」はこの映画のラストにこそ挿入してほしかった! 【吉田善作】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-06 21:56:02) (良:1票) |
16.ゴダール作品の中では最も内容がわかり易い。 同じ男として、仕事を得る為には、時にプライドを捨てるのも 当然出てくる。しかし、女はそんな姿を見るに耐え難くなって行く。 本作は、そういった男女のすれ違いや葛藤を見事に描けている。 10年後、もう一度観返してみよう。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-18 10:54:32) |
15.ゴダール自身がカリーナとの家庭生活を投影したという本作。 若くても渋いミシェル・ピッコリ。相変わらず美しい画面を作るクタール。 でもそれ以上に、とにかくバルドー演じる妻・カミーユの美しさに脱帽… バルドーのPVでも見ているような。 ただ、もっとラストが強くてもいいかな…という印象。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 13:46:07) |
14.息を呑む美しさのブリジッドバルドーと海。エキセントリックとも思える色彩は何の意味があるのだろう。部屋を行ったり来たりするシーンが秀逸。ポールがゴダールの実生活だとしたら、彼は何と平凡な人なのだろう。ポールに始終いらいらしっ放しで、カミーユが愛想を尽かすのも分からなくもない。しかしこんな映画を撮るとは何という天才か。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-17 15:38:07) |
13.特にどうということもないやりとりを延々と引っ張っているようにしか感じられませんでした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-20 00:03:50) |
12.《ネタバレ》 映像の美しさ、家具・インテリアにも目を奪われました。そしてBBの裸体!音を消してずっとながしていたい映画。「軽蔑」、ずるい男に対する「軽蔑」、ずるい男は理解しないんだよなー。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-16 01:14:28) (良:1票) |
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★11.《ネタバレ》 軽蔑するよな、そりゃ。めっちゃ分かりやすいじゃん。と女の私は思うわけだが、わかんねー男はわかんねえんだろうな・・・。分からない男に絶望する女と、女が分からなくて絶望する男。そのどちらにも等しく世は不条理。女も唸るBBの美しさを堪能できて、眼福なり♪ 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-07 22:50:31) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 ポールとカミーユの二人がベッドに横たわりながら話をしている。カミーユが私のどこが好き?この何とも異様な会話、そこには言葉なんかでは言い表せないものがあるように見える。あのカミーユ(ブリジット・バルドー)の後ろ姿、悩ましいお尻に眼が釘付けになってしまう。あれほどまでに愛しあっていた二人が何かのきっかけで女の方から男に対して「もう、愛してない」というようなことを言う。(態度ばかり見せる)男は何故か解らずにその理由を知ろうとし、何故なのかとその理由を問う。それもしつこいほどに聞こうとする。それが女にとっては男の嫌な部分、それこそこの映画のタイトルにもなっている「軽蔑」を意味しているように、あの青い海をはじめとする映像が全てを語っているようである。それにしてもこの映画のブリジット・バルドーのお尻、お尻、最後までお尻が頭から離れない。何だかこんなアホなことを書いてると、それこそ私自身が「軽蔑」それそうだ。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-13 10:27:58) |
9.6点ながら、ゴダール作品群の中では最も好きな作品。 BBの美しさに感動! 繰り返し、しつこく流れる音楽にも、不思議とひきこまれた。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-20 23:48:28) |
8.《ネタバレ》 ま、フツーに見ると昼ドラ並にどろっどろの展開なんだけどね(爆)! それを美しい映像と、華麗なる(哲学的?文学的?)台詞回しと音楽で煙に巻いたって感じもするんだけどね(爆)!! 男が女の気持ちを理解できない限り、この映画が消えることはないでしょうね!!! 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-27 11:12:15) |
7.コケットリーと愛の終わりを丁寧に描いた映画。 「もうあなたには心を動かされないの」と言われて追いすがる男は私も嫌いだ。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-07 14:51:45) |
6.昔はすべてが共犯の歓びの中で無意識に過ぎていった。何もかもが異常で魔法のような気軽さとともに起きた。 異常なまでに繰り返される主題曲は、もはや作品の言語世界に追随することを辞め、自らの見えざる主題を語り出しているかのようである。 気付かぬ内に彼の腕に抱かれていたあの感覚はまるでなかったかのように姿をなくす。 自室で繰り返される真意の読み取れない議論の末、直後の劇場での、ラングとカミーユ、ポールと製作者の座席の位置で愛の消滅を告げる。これが映画である。 妻を殺しても愛を失い、浮気相手を殺しても愛を失う。 不毛な議論の中で、無価値な言葉と同等に発されたこの一節が価値を帯びてくる。これが映画だ。 フリッツ・ラングへの愛、映画への愛、ホークスへの愛、ヒッチへの愛、カリーナとの愛、一部映画への軽蔑。 言語が語る、音楽が語る、映像が語る、海が彫刻が語り合い、せめぎあっている。だからゴダールの映画は凄い。だから映画は素晴らしい。 【stroheim】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-29 02:23:05) (良:1票) |
5.ゴダールの映画はこれしか観たことがないのですが、とても不思議な映画だなあ。登場人物の顔のアップが極端に少ない映画のような気がします。ストーリーは把握できたのでよかったです。唐突に大音響で流れ出す音楽とか、映像の色づかい、ただただなんだか不思議。 【ふぉんだ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-05 00:58:34) |
4.男は女が怒るポイントが全然わからないんだよなぁ。カミーユの愛を取り戻すために書かないと決めても、そうやって意見を変えるのがまた気に入らないって悪循環。誰でも経験するようなものすごくリアルな状況。カツラの使い方がすごく好きです。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-12 19:17:37) |
3.(なんで?なんでそーなんの?俺が何したっちゅーの?ぜんぜんわからん!)こんなことを言ったことがあるような気がする。(イヤやったらイヤって言ってくれたらよかったやん。なんで言ってくれへんの?不満があったら、そん時言ってくれたらすむことやん!)こんなことも言った覚えがある。そんな私は当然この作品に痛い痛いノスタルジーを感じ、共感してしまう。そしてアンナ・カリ-ナに対するゴダール本人の葛藤を共感できるという凄い経験までさせてくれる。〔ヒロイン、ブリジット・バルドーが金髪(だったかな)を隠したショートヘアのカツラを男が似合わないと言うシーンがあるが、あの髪型はまさしく前作『女と男のいる舗道』のアンナ・カリ-ナ。〕男にとってはなんとも理不尽なこの現象を、ゴダールはラスト、映画の中において復讐をする。しかし「死は愛を失うだけ」という言葉どうり、それが空しいだけのことだとゴダールが一番知っている。同時に映画造りにおけるメッセージも載せる。露骨に商業主義のプロデューサーを批判しながらも、その中で果敢に自分の作品を造り続けたフリッツ・ラングにゴダールの敬意を感じる。 【R&A】さん 8点(2004-03-31 12:01:37) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 カミーユがすごくキレイ、、、ため息ものでした・・・ハァ・・・うっとり。言葉使いの荒さ、声も魅力的で、、、ハァ・・・うっとり。音楽もうっとりだった。映像も見ているだけで心地よい。素敵でした。 <”別れのキスを カミーユ”の手紙と共に、事故、沈黙>の場面が、予備知識なしに見たので、切なかった。どうやってまとめるんだろうと思ったがこうだったのか、、、涙。でもこのラストのおかげで好き。 【クロエ】さん 7点(2004-03-08 13:01:42) (良:1票) |