6.ユートピア的な町を描くって『眠る男』もそうだった。きっとこの人の原イメージなんだろうが、この人は原作が別にあってオリジナルシナリオでないほうがいいみたい。別の物語とぶつけたほうが、彼の中で展開があって、本人の原イメージもそれとぶつかり塩気を含んで膨らむようで。それがないとノッペリしたユートピア讃歌まがいのものになってしまう危険性がある。一つ一つのカットの確かさ、安定感はさすが。みな静かにしゃべる。雲がいちいち美しかったが、あれはニセモノね。移動する家。その影。音楽はアルヴォ・ペルト。この人は中世音楽のような響きの曲を作るエストニアの作曲家で、現代のクラシック作曲家ではかなり耳にするほう(ゴダールのなんかでも耳にした)。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-12-22 09:48:15) |
5.つい先日、渋谷の映画館にて鑑賞。本来、映画の最中に、絶対に寝ない私であったが、限界に達した。睡魔との闘いであった。なんとか寝ないで最後まで観たが、マジでしんどかった。これほど退屈な映画は、他に記憶がない程。方々からイビキが聞こえてきたり、途中退席者が続出したりと、違う意味で「価値」のある作品。不眠症でお悩みの方は、是非、DVDをご購入下さい 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 2点(2007-09-04 09:42:02) |
4.またまたこっちが眠ってしまう。退屈の極地。若い人が観ても年取った人が観てもつまらないと思う。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2007-08-07 12:19:36) |
3.大衆娯楽映画ではないのですから、限られた人たちの感性に受け入れられればそれでいいのでしょう。わたしの感性は違和感を覚え、受け入れられなかったということです。 いくつかの美しいシーン、「祭り」と「夢」のモティーフなど、言うまでもありませんが、黒澤の「夢」に及びません。「泥の河」のような作品はもう望めないのでしょうか。 【karik】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2007-02-08 23:58:51) |
2.小栗康平監督作品はこれまでだいたい観てきたが、またか、と思うだけ。結局観るべきは最初の『泥の河』だけだったな、と再確認しただけに終わった。「映画にある程度の抽象性を入れるのを避けられなくなった」とは監督自身のことばだが、つながりに欠けたシーンをつないでいっただけのことで、これを抽象性というのは作家のおごりであって、これからは「オゴリ康平」と呼ばせてもらうことにしたい。 【goro】さん [DVD(邦画)] 2点(2006-11-08 13:34:47) |
★1.《ネタバレ》 1番のレビューというのは、なかなか緊張します。 とても気に入った・・例えば「緑玉紳士」だったらば、心のままに感動を書けるのですが。 私としては微妙でしたので。 しかしこの作品は他のサイトでは、「とても気に入った。」と高い評価の方も多いです。 私のレビューは「こういう人もいる」程度に考えて頂ければ嬉しいです。 m(_ _)m お相撲に間合いっていう言葉があります。 間合いが合わないと、立ち合いで待ったになったり、あっけなく押し出されたり・・
私とこの作品は正に”間合い”が合いませんでしたねぇ。 ファンタジーに浸ろうと思って観ていたら、現実に話しに引き戻され、そちらに合わせようと努力したら、ぱっと別の話しに移ってしまう。 ああ観れば良いのか?こう観てみようか? 思ううちにラストになってしまいました。
ラストシーンでやっとゆっくり映像に浸れたので嬉しかった。 あの馬は実に綺麗でした。
・・・美しいものをたくさん見せてもらえて、それで満足すれば良いのでしょうけれど。 感覚の違い、すれ違い。 私も年を取って、その時観たらまた違う感想を持つかもしれない、とも思いました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-30 22:05:38) |