17.《ネタバレ》 これまでに見たこの監督の作品はどれもつまらなかったので、まったく期待していなかったのだが、意外にも面白い内容だった。1人目と2人目はいわば定跡的に行っていながら、3人目と4人目のひねり方が良い。また、猫をちりばめていながら猫に依存することなく、各登場人物の設定にもそれなりに注意が払われています。台詞やナレーションには、やはり手クセのような「内心と背景全部説明」がちらほら出てきてしまうのですが、許容範囲内でした。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-11-04 01:41:31) |
16.《ネタバレ》 「世界猫歩き」のような猫の自然体を観察するでもなく、ハリーとトントのように猫に翻弄される主人公を描いた物語でもありません。猫(の親分)的な生活をする女性の物語と考えると解り易いです。主人公は猫の親分として子分達を連れて(リヤカーに入れて)毎日土手堀をパトロールし、寂しそうな人が猫をレンタルしてくれないか探しています。飼い主の「心の穴を埋める」ために猫をレンタルしているのですが、主人公の心の穴は飼い主的存在であった祖母が亡くなってしまった事です。その心の穴は「結婚する」事で埋めようと決めているのですがうまく行きません。主人公はどこでお金を稼いでいるのか(野良猫にどこでご飯もらってるの?と聞く感じ)と毎回レンタ主から聞かれますが適当に答えます(野良猫のご飯は大抵何とかなっている)。主人公が車を運転する場面では「車の運転」という人間的社会性を強く表現した場面に違和感を感じました。その頃には主人公を猫と見ていたからかも知れません。終わりに幼なじみの放浪猫(泥棒猫)に出会うのですが、ツンデレしている間にどこかに行ってしまいます。そしてまた猫的生活が始まる予感でエピローグですが、「猫になりたい」と思っている人にはお勧めかも知れません。 【rakitarou】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-12 21:56:38) |
15.《ネタバレ》 よく猫派と犬派などと言いますが、私は断然犬派。そういう人間からすると、イヌというのは地に足が付いていて現実的ですが、ネコというのはどこか浮世離れしたところがあるように思われます。この映画はそれをよく現していると思います。ぶっちゃけ嘘八百、現実なんて吹き飛ばすファンタジーの世界。『レンタイヌ』なんてありえません。季節も絶対夏。暑い夏の日に見た白昼夢みたいなもので、ほかの季節では似合わない。小林克也がババアの役をやっているのが、それを象徴しているでしょう。それだけに、後半で妙に現実的な話題を盛り込んできたのは興醒め。それでも3話までは見られましたが、最後の吉沢くんの話はピンとこないなぁ……。全体としては「だからどうした」っていう内容なのですが、そもそも「だからどうした」ということすら考えず、頭を空っぽにして見る映画でしょうねぇ。というか、そうでもしなければ見られないというか。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-08-12 11:31:24) |
14.この監督は、こんな空気の画しか撮れないのかな。「かもめ食堂」は斬新に映ったんだけど、ちょっと飽きたかな。 【la_spagna】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-06-22 23:52:00) |
★13.《ネタバレ》 猫好きなのでほっこりしながら楽しみました。 市川実日子さんの魅力と存在感も良かったし、セットも凝っていて面白かった。 例えば古い扇風機とか、お洗濯の干し方とか。 おうちでテレビで、それこそご自宅の猫を抱っこしながら観るにはちょうど良い作品。 猫好きではない人にはちょっと・・・かもしれません。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-25 22:05:26) |
12.《ネタバレ》 予告で「心のなかの淋しい穴ボコ、このコがしっかり埋めてくれますから」みたいに言うのを聞いて、どんなほっこりする話かとレンタルしてみたら…もう、どうしようもない駄作でした。現実にいますよね、ああいう芝居じみた不自然さで日常を生きる女…生理的に受け付けません。あの手には近付きたくないです。小林克也おばさんは最初頭のおかしなおじさんなのだと思ったら、マジにおばさん役なのかよ! 笑えもしないし、シュール。指一本立てて「じゃあ前金でこれだけ」から「私、困ってるように見えます?」の流れが2度描かれた時は、その安っぽいシナリオに閉口。毎度同じやりとりになるかい! 株だの占いだのCMミュージック制作だの、あれってマジ? 冗談にしちゃ機材揃いすぎ。ああイラつく110分だった。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-05-10 20:34:25) |
11.荻上監督、かもめ食堂から毎回期待しているのだが。本作はイマイチ、猫を存分に撮りたかったのか、とにかく迷走しているような印象。ストーリー、もうちょっとニャンとかならなかったものか・・ 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-04-30 18:43:34) |
10.「めがね」のような映画を観たい気分の時ならなんとか鑑賞できるかもしれませんが、そうでない時なら0点レベルの出来だと思います。ストーリーそのものに惹かれる部分がないし、ネコの見せ方に何の工夫もないため、ネコは大好きなのに、まったくかわいいと思えませんでした。演出もあざとい感じがするし、ガッカリでした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-03-29 14:40:06) |
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9.《ネタバレ》 荻上直子迷走中って感じ かもめ食堂以降4作目だが右下がりで悪くなってる 脚本に褒める所が無い 何も起こらない事が心温まる事と勘違いしているのか 「かもめ食堂」や「めがね」の何が評価されたのかをもしかしたら理解してないのかもしれないな 各エピソードの最初の口上である「心の穴を埋める事」は何も起こらないし何よりも登場人物に「心の穴」があるとも思えないのは最悪だ とにかくひとつずつのエピソードがまったく薄っぺらいのだ 登場人物達が寂しい描写も無ければネコを借りて幸せになる描写も無い、すべてセリフで説明されるだけこれでは感情移入すら出来ないじゃない 恐ろしくなにもないストーリーなのに、ねこのレンタル料が安いとか生活できるの?とかの同じセリフがかならず入る ギャグのつもりなのかもしれないが、つまらない上にくどくてはっきり行ってそこの部分がすごく退屈する 河川敷の景色とか青い空とか印象的な景色が出てくるが、夕日が書き割りだったり夕日みたいなライティングとかギャグのつもりなんだろうけど、あそこは本当の夕日でやらないとだめだろう 何故今までの持ち味すら捨ててしまったのか とにかく前作までの癒しの料理やら景色やらが無くネコの映像だけが癒しなのか?だったら百歩譲っても、もっとネコをちゃんと撮るべきだ 「かもめ食堂」の完璧なシンメトリーのカメラワーク等を何故捨ててしまったのか? 幼稚園のような契約書を毎回書かせるとかも「かわいいでしょ」みたいなあざとい感じに見えてしまう ネコの墓がやけに狭いとかエンディングの暗転が放送事故のようにやたら長いとか演出が不可解 最後のエピソードに印象的に出てくるヨーヨーとかも意味不明、もしかしたらただの思いつきのシークエンスなのか? カモメかむばっ! 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2013-12-16 16:36:39) |
8.お話はいまいち響かないし、若干説教臭い。でも、市川さんと猫とのどかな雰囲気は心地よい。エンドロールが可愛らしくて大変よろしい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-03 10:41:22) |
7.「ギスギスした日常からちょっと離れて、この映画でも見てほっこりしてくださいな」という映画なんだろうけど、自分には現実舐め過ぎなように感じちゃいました。レンタネコ屋はまあいいとして、「副業」としてやってる仕事のいい加減なことといったら。株も音楽制作も占い師も、片手間でテキトーにやって金がもらえる仕事だとでも言いたいんでしょうか。だったら監督さん、株とか音楽制作とか占い師で金を稼いで、映画は500円で公開とかしてくださいよ。人の仕事をバカにするような真似してたらいずれ自分の首を絞めることになりかねませんよ。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 1点(2013-07-06 11:39:28) (良:1票) |
6.猫好きなのと妻がこの手のゆるーい映画が好きなので観ました。たまにはこういう緩~~い映画もいいかなと思います。ちょっと癒されました。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-18 11:44:12) |
5.《ネタバレ》 30年前に出会っていたら、好きになっていただろう映画。 今はもう「こういうセンス、イイでしょ?」とでも言いたげな、こういう映画は好きじゃない。 大体、心の穴を埋めるためにネコを使う、という事がイヤだ。ネコは便利な道具ではない。 人間で考えてみる。我々は心の何かを満足させるために友達を作るのではない、友達が心に何かを埋めてくれるのだ。順序が逆。 これを作った人はネコ好きではないのだろう。この感覚は、私には犬好きのものに感じられる。ネコの好きな人は、お互いに効果を期待したり、依存関係を好んだりしないような気がするのだ。私自身、ネコ好きだから特に。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-10 02:39:29) |
4.《ネタバレ》 決して悪くはないし、この監督さんの持ち味である ほっこり&ゆる~い&作風そのまんまの作品で 観ているこちらも穏やかな気持ちにはなれる。 ただ、「かもめ食堂」とか「トイレット」など、 これまでの作品群と比べると明らかに薄味。 いくつかの会話でクスッと笑えはしたものの、 今までの作品と比べると笑いの要素が薄い。 ストーリーは簡単に言ってしまえば、 心の穴を埋めるのはネコではなく、 人の出会いということだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-01-10 17:39:04) |
3.ネコ派でスロームービーということで視聴しちゃいました。やっぱり、荻上監督ですから「かもめ食堂」を意識してしまいますが、もう忘れて観た方が良いでしょう。 脚本のテーマもあることはあるのですが、深く突っ込んではいけません、そうですね、ネコ+寂しい+ボーっと観るでいいのでは。やっぱり、市川さんはいい感じですよ。 【min】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-20 20:08:19) |
【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-02 08:46:52) |
1.うーん、好きだ。「すいか(NTV、2003)」のゆかちゃんのファンだった人には、たまらない本作になってます。でもどうして、映画として世に出してしまったのでしょう。おもしろいのに「映画」って額縁に入れちゃったばっかりに、なぜか安く見えてしまうのが惜しい。深夜にドラマでやってくれれば、DVD買っちゃったかもしれないのになぁ。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-12-01 22:37:01) |