112.《ネタバレ》 思ったほど感動しなかったかも・・だってオチが読めちゃってたんだもん。きっと父ちゃんが最後出てきて、石持ってて、父ちゃんだって分かるんだぜ~~って。そしたらホントにそうなったから、ドン引き。。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-25 01:33:32) |
111.テーマとして死を扱っているのに、重苦し過ぎず、かといって泣かせるところは泣かせる。顔以外何の取り柄も無いジャニーズタレントがのさばっている映画は大嫌いなのだが、本木の自然な演技には見入った。久石譲の荘厳な音楽もすごくマッチしていた。仕事を終えた後、鶏肉を美味しそうに食べるシーンはすごく印象的。惜しむべきは、少し展開がゆっくり過ぎたかな。それと余の子供を捨てた話はいらないかな。あそこでちょっと引いちゃった。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-19 17:08:28) |
110.《ネタバレ》 約1年半ぶりの観賞。海を越え世界に通じた感動、邦画の誇り!最期の旅立ちのお手伝いをする素朴な納棺師を本木雅弘が好演。父親をおくるラストシーンの感涙は最高級!バックミュージックは美しいチェロの旋律。貴重な“壁越え”に揺るぎなし! 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-07-17 22:19:27) |
109.《ネタバレ》 一言で言うと無理な映画。 設定が無理、ストーリーが無理、セリフも無理(特に「ケガラワシイ!!」はどう考えても若い女性が発作的に口に出す言葉、つまり口語じゃないでしょ?時代劇じゃないんだよ、ほんとに…) …聞くところによるとこの映画は、もっくんが納棺夫という職業を本で知りそれに感銘をうけて映画にしたいと思ったところからスタートしたらしい。もっとも結局はその原作者の死生観とは全く違った作品として世にでることになったのだそうだが。 納棺夫と納棺師… これは私の全くの想像なのだか、実際の納棺に従事する人というのは一般的にはもっと朴訥で地味なもので、まさに納棺夫であり、それを魔術師や美容師のように特殊な能力(映画に観られる美しい品ある所作)をもつ納棺師に祀り上げてしまったことが、この映画の無理さの元、なのではなかろうか。 そしてその美しい所作ゆえにアカデミー賞受賞という栄誉を得たことで、この映画の無理な感覚はさらに増幅されてしまった。ありえない勘違い文化を誉めそやす外人さんたちを前にすると感じられる、奇妙な居心地の悪さがこの映画にはいりこむのを妨げる。 やっぱりこの映画は「無理」だ。 【ぞふぃ】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-13 16:07:18) |
108.《ネタバレ》 良かった。特に広末演じる奥さんが良かった。芯がしっかりしてるけど、夫を立てて、甘えた口調でしゃべる、きれいな奥さん。本木君がキネ旬の賞をもらったのもうなづける。彼は真面目だ。脇役も山崎努さんが、圧倒的な存在感をもちながらもでしゃばらず、いい演技をしてた。とにかくだれないで最後まで観させてくれた、ここ何年かの日本映画で一番の直球だった。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-02 17:07:35) |
107.《ネタバレ》 石文かぁ、いいですね。いずれ使ってみたいと思いました。そう、例えば彼女ができたらふぐ料理にさそいます。勿論白子をたべます。その後、きれいな河原に行って石文を渡すんです。彼女がこう言います。「また、あおうの」 (さて、彼女は何歳でしょう) 【あげどん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-30 12:41:47) |
106.《ネタバレ》 銭湯の女将さん、主人公小林大吾の親父さんが非常によいタイミングで亡くなっており、、ご都合主義だと言わざるを得ない。「死」をテーマにしている作品としては、脚本の練りが足りない。(とは言っても、何か案があるわけではないが・・・) 作中に納棺解説ビデオが出てくるが、納棺と言う作業を儀式化しすぎているのではないか。 人の死を弔うと言う葬儀の本来の意味からかけ離れているような気がする。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-06-30 01:03:05) |
105.かつての肉屋も含め、「死」をより具体的に、実務的に取り扱う人びとはやはり差別の対象になるのですね。ところで、監察医にはそういう「けがれ」イメージは付与されないのだろうか?と思った。 主人公夫婦の演技にはあまり何とも思わなかったが、笹野さん、山田さん等の脇役の演技が何とも良かったと思う。脇役がキラリと光る映画好きですね。 【胴】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-28 07:05:56) |
104.《ネタバレ》 自由な時間が持てて初任給が50万円だってさ・・・みんなが嫌がる仕事で始める人があまりいないからなんだろうけどこの映画がヒットして始める人が増えれば初任給はこのままではないだろうな・・・英語サイトに「自分の才能に限界を感じた音楽家が云々。」と書いてあったの は嘘だよ、主人公が失業したのは何度も海外遠征さえ経験した主人公の才能のせいじゃないもん・・・無縁仏になるかもしれない死亡者のために急遽呼ばれた葬儀屋は納棺の儀式なしに遺体を棺おけに放り込もうとしたところを見ると、この儀式をやってもらうためには結構な金額を払わなければいけないらしいな・・・この仕事を喜んでやる人が増えても自由な時間はそのままだろうな・・・両親の期待を背負ってお金も時間もかけて習得したチェロを主人公が簡単に捨てるわけないでしょ・・・といった数々のへそ曲がりの感想をマイナス1点に押し込んで、久々に見る心にしみる映画だと思ったことを白状します。ギャグでも作為でもない自然な演技で人を上品に笑わせることができるのは世界中に輸出するべき日本の芸術の粋かもしれません。下町情緒が漂うニューヨークのソーホーのマチネでエンド・ロールが始まっても席を立つ人が少なかったのは知り合いやひいきの俳優が出演しているかどうかを確かめるためではなかったようです。それにしても、「様式美」とどなたかが書いていらっしゃった納棺の儀式はまさに芸術ですね。. 【かわまり】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-25 02:35:59) |
★103.綺麗に仕上げようとしすぎているいかにもな日本映画だが、そこらに溢れるただのお涙頂戴日本映画として埋もれなかったのは、感動ストーリーとか綺麗なストーリーとかどうでもよくなるくらいのスピリチュアルなメッセージを発信してしまっているからだ。意図的であろうとなかろうと儀式として理解している日本人ですら感じさせられるもので、宗教も文化も違うアカデミー会員はわけもわからず揺さぶられてしまっただろう。関係者ですら予想しなかったアカデミー賞受賞は、結局投票者がいくらクオリティを考えても、結局エモーションには勝てなかったということだろう。見る「価値」のある映画 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-06-25 02:09:14) |
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102.《ネタバレ》 良かった。そしてとても勉強になった。感想として、石のエピソードがアカデミー賞会員の心を惹き付けたのかなと想像。1つ注文をつけるとすれば、妻は広末さんのイメージではなかったかな・・・。 【あるまーぬ】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-25 00:49:29) |
101.納棺の様式美に感動しました。 序盤からもう泣きそうになってしまって、涙を堪えるのに必死でした。 納棺の儀を見守る家族の表情がなんとも言えない感じで、ただ悲しいだけじゃないような何か家族の繋がりを強く感じさせる景色になっていて、ぐっと込み上げてくるものがありました。 偏見に対して回りくどい説明や臭い台詞で理解してもらうのではなくて、その立ち振る舞いで納得させてしまう説得力にも感心しました。 偏見は良くないということじゃなくて、偏見の存在自体を払拭してしまう力強さがありますね。 本当にいい映画だったと思います。 こういった実直で素晴らしい作品がもっと増えると嬉しいですね。 あと、どうでもいいことですけど、広末涼子の下着がやたらエロかったです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-06-22 14:46:50) |
100.《ネタバレ》 話題ゆえ追っかけにて映画館で観ました。 シリアスなお話ですが、笑いの要素も多々あり、気軽に観れる邦画です。ストーリーは全般的にご都合主義的要素が多い気がして浅い部分も感じられます(銭湯のオバちゃん、父の最期など)秀作ゆえ惜しい! ただ、モックンと山崎努さんの演技力でググンとランクUP! あと余さんと吉行さんが非常にカブる気がするのは俺だけでしょうか?(笑 【xyz1999】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-19 04:11:07) |
99.《ネタバレ》 何度か涙を流しました。泣きます。だって人が死ぬのやし。それをまざまざと見るのやし。 でもこの違和感は、なんだろう。男前すぎの「納棺夫」。生活感のないおキレイな奥さん。よくみるとキレイすぎの風呂屋のおばちゃん。おなじく事務所の唯一の従業員がこれまた色っぽい美人。そんなことが妙にひっかかる。汚かったらじゃあいいのか。というわけでもない。おとぎ話ならそれでもいい。リアルさを求めたいタイプでもないし。考えるとつまり、「そんなことが目につく、ということに何か問題があるのではないか」と、思たんでした。主人公の家や社長室?の、妙な異国感。それもまたそれで、わたしにはなじめなかった。でもこの作品は、後世に残る。いささか有名になりすぎた。観てから「納棺夫日記」を読んだのですが、「原作」者とされる、青木新門さんが、この映画と「納棺夫日記」の着地点が違うということで、原作者としてエンドロールに登場することをかたくなに拒んだ、という話、わたしも納得しました。もっと云えたはずなんでは…と思った時、先にあげた点からはじめ、残念に思ってしまうのです。「穢らわしい!」と奥さんに罵られたのは、実話らしいです。映画観られて、良かった方も、そうでもなかった方も、是非「原作」も読んでみて欲しいです。 【air】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-19 02:34:00) (良:1票) |
98.《ネタバレ》 本作を観る前に、祖母が亡くなりその祖母は納棺師により納棺の儀を受けた。 祖母が他界した悲しみと同時に、病院で看護師に着せて貰った着物から死に装束へ変えていく様は目を見張る物だった。 暫くして、DVDが発売され、観る事になるが…コメディ色もあってか、気軽に観られた。 腐乱した死人を平然と扱う山崎扮する社長、慣れない新人。 夫の職を知って嫌悪する妻。 主人公は悩んだ末に社長に退職をお願いに行く。そこで食べたフグの白子。「これも死体だ」と言いつつ主人公に勧める。 「困った事に、美味いんだな、これが」と社長は言う。一連の遣り取りが脳裏に焼き付く。 石文の件は、暖かさを帯びて、そして切ない。 死んでしまった実父の固く握られた石文。息子への思いは消えていなかったのだと判った瞬間、主人この中の靄は晴れる。 私が見た納棺師の技は、映画の如く、美しく優雅に、且つ厳かに行われた。 北海道発祥とは言え、当時は差別され特別な集落に凝り固まって暮らしていたという。 この映画の影響で、納棺師になりたいと言う若者が増えつつあるそうだが、映画の裏をよく観て考えてみてはどうだろう… 【MAZE】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-17 04:29:42) |
97.《ネタバレ》 納棺師に対する職業差別が映画内で描かれているが、なぜ差別されるのかが分からない。アカデミー賞を受賞した理由も分からない。みんなが知らない職業を描いたごくごく普通の映画だと思う。スパイであったり、運び屋であったり、探偵であったり、そんな職業を描いた映画はたくさんあって、そのうちのひとつでしかない様な気がします。 【いっちぃ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-26 23:59:32) |
96.《ネタバレ》 うーん。不思議な映画です。というか小粒ながらもこれは傑作なんじゃないでしょうか。主題は「ひょんなことから納棺師という変わった仕事に就いた主人公が、社長に天職と言われた通り、仕事を通して本人にとって最大のわだかまりであった父への思いが晴れることになる」といったところなので、あまり死の尊厳とかそういう難しいことを考える映画ではありません。あまりリアル志向の物語ではなく寓話的に作ってあり、映画全体が独特の浮遊感と穏やかさに包まれています。ですが寓話的に作ったからこそ、この映画は国境を越えても理解され評価されたのだと思います。おもしろかったですよ。 【54dayo】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-05-22 00:59:33) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 たくし上げられたロングスリーブ。露になった腹部には、成熟した女の脂がごく薄く乗っている。ジーンズのフロントジッパーからは上品な色香漂う下着がのぞく。淡い水色に紫色の花刺繍だ。乳房を揉み拉かれ悦楽の笑みを湛える。乱れる髪。弾む息遣い。透き通るような白い肌が朱色に染まっていく。人妻は悩ましげに囁いた「こんなところで恥ずかしいよぉ…」こんな広末涼子。10点以外の点数が付けられようか(いや付けられるはずがない)反語 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-21 18:54:38) (笑:2票) |
94.《ネタバレ》 130分を長く感じなかったからおもしろかったのだろう。しかし、死を見つめることが主題の映画だろうが、白子やチキンを食べる姿が汚い。そこに幻滅。日本人には、いただきますと、食べ物に感謝する伝統があるのに、そこを無視している。本当に日本の美を描いた作品なのか?コメディーでしかない。 【ビアンキ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-05-18 22:16:34) |
93.《ネタバレ》 「泣き女」という職業も、おくりびとです。葬儀の時に、遺族と一緒になって、おおげさに号泣する人たちのことです。中国や日本の一部でそういう仕事がありました。しかし今の世の中は、お金を出してまで、納棺士や、泣き女を呼ぶ人はいません。外国に誤解されないためにも私は言いたい。もう日本には、納棺士も、泣き女も、ちょんまげをした侍も、忍者もいません。わが国では、死後の遺体の処置は、病院の衛生を保つために、看護婦が行ないます。新米看護婦の最初の仕事は、遺体洗いだとさえ言われます。もちろん彼女たちは、死化粧も行なう。私の住む地域では、看護婦に特別手当(おくりびと手当)が支給されていましたが、いつしか廃止されました。なぜなら看護婦が行なうおくりびとの行為は、通常業務の1つだという認識がしだいに定着してきたからです。それなのに本作品では、イケメン納棺士を登場させ、チェロを弾かせている。一番びっくりしたのは日本人ではないでしょうか。納棺士?なんだそれは?カリスマ美容師みたいにカッコいいじゃん、と思った人が多いはずです。日本にはまだ忍者がいるぞと宣伝しているようなものです。この誠実とはいえないパフォーマンスがアメリカでは受けて成功しました。主役は元ジャニーズ。このイケメン納棺士が仕事を始めると、突然、幻想的な音楽が洪水のように流れてくる。あまりにも賑やかなので、笑ってしまいました。死の静謐さも死の匂いも、すべて音楽にかき消されていました。死の本質をこんなにも無視してまで、娯楽に仕上げる必要があったのでしょうか?それに遺族がイケメン納棺士をほめすぎる。亡くなった妻の顔をみた夫が、「今日のあいつの顔が、今まで一番きれいだ」なんて失礼すぎる。生前の妻はいったいどんなメイクをしていたんだ。厳粛な「死」を扱いながら、美しい宮崎アニメ系の音楽、美しいジャニーズ系の納棺士、美しいタレント系の妻、まさにイメージ先行の娯楽映画でした。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-05-15 21:35:55) (良:5票)(笑:1票) |