12.《ネタバレ》 いや、もう怖くてドキドキしてんだか、驚かされてドキドキしてんだかわからないくらいビックリさせてくれるじゃない。
今まで同様お化け屋敷映画でしたね。特に終盤はもうその手のアトラクションにしか見えなくて、なんか花火でも上がりそうな勢い。ホラーは派手にしちゃうと逆に怖くなくなっちゃいますね。
やっぱ個人手に怖いシチュエーションは『一人きり』『暗闇』『密室』です。このどれかにあてはまると、途端にガクブル。この映画はそんなシチュエーションが盛りだくさん。もうほんとやめてほしい。
大きな音で驚かされたくないので、音量はいつもの半分以下に。そして『大丈夫、これは作り物』と自分に言い聞かせながらの鑑賞です。
で、ストーリーは結構ちゃんとしてて、しかもわかりやすい。
娘を失った夫婦が、もう一度娘に会いたい一心で悪魔と契約しちゃったってのが何とも切ない。
足が悪いジャニスが悪魔に魂奪われて、体を乗っ取られちゃうってのは予想通りだしお約束ですが、まさか取り戻せないままエンディングを迎えるとは・・・。だけどそのまま前作のラストにつながる終わり方がすごく良かったので、まあ、映画的にはアリなんでしょう。
養父母に名前を尋ねられて『アナベル』って答えちゃうシーンは悲しくて仕方がなかったです。
それにしてもジャニスの体を乗っ取った悪魔アナベルが、ジャニスの体が成長するまで待っていたかと思うと、それはそれで気の長い話で・・・。ご苦労様です。
なんとなく『エスター』や『チャイルドプレイ』を思い出しちゃいますね。