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アパートの鍵貸します

[アパートノカギカシマス]
The Apartment
1960年上映時間:125分
平均点:8.02 / 10(Review 285人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-10-08)
ラブストーリーコメディモノクロ映画ロマンス
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タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督ビリー・ワイルダー
キャストジャック・レモン(男優)C・C・”バド”バクスター
シャーリー・マクレーン(女優)フラン・キューベリック
フレッド・マクマレイ(男優)ジェフ・シェルドレイク
レイ・ウォルストン(男優)ジョー・ドービッシュ
ジャック・クラスチェン(男優)ドレイファス
愛川欽也C・C・”バド”バクスター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
市川和子フラン・キューベリック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
近藤洋介ジェフ・シェルドレイク(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
前田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
荘司美代子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
音楽アドルフ・ドイッチ
撮影ジョセフ・ラシェル
製作ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド(製作補)
ドーン・ヘリソン(製作補)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術エドワード・G・ボイル
アレクサンドル・トローネ(美術監督)
編集ダニエル・マンデル(編集)
録音ゴードン・ソーヤー(ノンクレジット)
あらすじ
ニューヨークの大手保険会社に勤めるバドは、出世を夢見る平凡なサラリーマン。その出世の方法とは……4人の上司の不倫のための逢い引き場所として、自分のアパートを提供することだ。そんなバドにも社内にお目当ての女の子がいた。エレベーターガールの明るくてかわいいフラン。だが彼女は、バドが部屋を貸している上司の一人、シェルドレイク部長の愛人だったから、さぁ~大変!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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225.ビリー・ワイルダーの職人芸化したコメディセンスによって、充分に楽しませてもらえる名画。「お熱いのがお好き」のようにゲラゲラ笑える作品ではないが、こういった格調高い作品は今ではそうお目にかかれない。ラストシーンもまさに作品相応。素晴らしい。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 21:42:33)
224.《ネタバレ》 シャーリー・マクレーンってさして美人でもないし、そんなにかわいいとも思わないんですが、どうしてこんなに魅力的に写るんだろう。テニスラケットでパスタの湯きりをするシーンは、某トレンディードラマ(死語?)でパクってたが、カラーになるといささか不衛生に見えてしまうシーンでもある。
きーとんさん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-26 00:15:32)
223.シャーリー・マクレーンが初々しいこと!ジャック・レモンもすてき、プロットもいいし、すばらしい映画!
HRM36さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-06 13:32:39)
222.《ネタバレ》 ビリー・ワイルダー、ジャック・レモン、シャーリー・マクレーンのトライアングルが見事にはまった作品です。ラストのシャンパンのシーンは期せずして、感動の鳥肌が立ってしまいました。
ありんこさん [DVD(字幕)] 10点(2010-05-08 23:29:32)
221.10年前に初めてみたときはハートフルコメディの印象だったはずが、今はブラックユーモアにあふれた印象に変わっている。思うに当時はクラシック感とビリーワイルダーの付加価値に魅入っていた。今ではワン・オブ・ゼムとして、要は悪いことをしたければ偉くなってからやれ(バレずに)っていう、本質的な腹黒さを描いた作品のひとつになった。まぁ結局自分の見たいようにしか見れないんだな。英語のニュアンスが分かればまた印象も違ってくるだろうし、小津を英語字幕でみているようなもんだから。
michellさん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 13:53:17)(良:1票)
220.《ネタバレ》 映画通がほめるのは脚本が練られていてきっちりと構築されているからだと思いますが、テクニカルな映画はあんまり得意じゃない。計算された世界は息がつまりそうで、情感が少ないからラストも唐突で取ってつけたような感じを受けます。下世話な材料を品よく料理しようとしてるのも、なんかね。それでもいいと感じるのは、ジャック・レモンの純朴な男の哀感と彼の元に急ぐシャーリー・マクレーンの表情。「よかったね」と思える。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-08 06:50:03)
219.《ネタバレ》 もう50年も前の映画なんですね。だけど内容は今もまったく見劣りしません。むしろ今見たほうが、この映画全体を包む温かさというか品の良さみたいなものが改めて分かります。よくある不倫話なのですが、ギスギスしていない。次々と出てくる洒落た台詞も出演陣が上手かつ魅力的なので、自然でまるで嫌味にならない。小道具の使い方も上手いので、次の展開にわくわくできる。演出・脚本・キャスト、あらゆる面でセンスいいなあと思えます。見事です。最後の展開が急で、少しペース乱れる感がありましたが、それでも10点です。

あと個人的に。まだ白黒が主流の時代だったのでしょうけど頑張ってカラーで撮ってほしかったなあ。エビとかパスタとか溢れるシャンパンとか。食べ物が白黒だと味気なくて・・・ってそんな事言っても仕方ないですね。本質は変わらないですし。すいません。
はらへりさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-02-26 19:24:43)
218.安物の人物が織り成す安物の事の成り行き。しかし、ジャック・レモンが演ずる、譲れない一線は何があっても譲らないバドの姿勢と、台詞の一言一句、仕草の一つ一つ全てに心血を注ぎ込む監督の姿勢が本作の輝きを永遠のものとしているのでしょう。
The Grey Heronさん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-12-08 17:05:18)
217.《ネタバレ》 バドは気が好いが、行き当たりばったりの男。アパートを上司の浮気用に貸して、出世をもくろむ。フランに好意を持っている。フランは不倫をして自己嫌悪にながらも、男の甘い愛の言葉を聞くと信じてしまうお人好し。その相手がバドの上司。バドは、割れたコンパクト(ハートブレイクの象徴)から、そのことを知る。傷心して、彼女のことをあきらめるが、彼女が彼のアパートで自殺未遂して急展開。看病の間にまだ愛していると気づきはじめる。彼女の兄に殴られて「いいんだ、ちっとも痛くない」と言うときが、彼女を心から愛していると気づいた瞬間。彼女をかばった結果なので、かえって嬉しいのだ。彼女に愛を告げる決心をするが、上司が離婚を決意して、また急展開。フランは男の言葉にまた騙されて「夢みたい」。バドは身を引くが、上司からアパートの鍵を貸せと言われて拒否。クビになるが、メンチェ(人間)に戻る。フランは上司からバドが会社を辞めたことを聞き、バドが自分を愛していたこと、彼を愛していることを悟る。アパートへ直行。バドは愛を告げるがフランは聞き流し、コートを脱ぎ、カードを始める。これは彼女が甘い言葉には騙されない女に成長したこと、古い殻を脱ぎ捨てたこと、人生の勝負をもう一度やり直すことを意味。誰も真似のできない小粋なエンディングですね。。キスを一度もしないラブコメは唯一無比。エレベーターは出世と恋の浮き沈みの象徴。その独創性に脱帽。気の利いた台詞のオンパレードです。「男は妻の元へ、そして女は…、このエビ味が落ちたわ」「(男が去ると)何もかも急に醜く見える」「(電話:いるのか?)いないわ」「なぜ人は恋するの」「女房持ちの恋にマスカラは厳禁なのに」「未練はいつになった消えるの。洗浄できればいいのに」「毎年ケーキを贈るわ」「(スペルができず秘書失格になったのを受けて)うまく言えないわ。(I can't spell)」「物事は成り行きだわね。But that's just the way it crumbles, cookie-wise.」マイナス要素は、自殺未遂させたこと。コメディには重過ぎます。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 04:17:56)(良:2票)
216.アレクサンドル・トローネによる秀逸な美術セットと、ドラマとを効果的に組み合わせた構図と撮影が実に巧妙だ。ワイルダーの真骨頂ともいえるパースペクティブを存分に利かせたシネスコ画面のレイアウトによって、広いオフィスはより広く、狭いエレベーター内はより狭く見えるような緻密な空間設計が為されている。広い空間ではエキストラの雑踏を自在に捌き(パーティシーンのスペクタクル、)、閉所では人物の所作、表情、小道具によってそれぞれ画面を活気づける(主演二人の手の動作、割れたコンパクト、ラケット、トランプ)。鋭角的で無機的なオフィスの造型は企業の殺伐とした序列社会を視覚的に具現し、ジャック・レモンのアパートの玄関セットが生む凹凸と遠近と陰影は彼をその暗がりに小さく押し込め「卑小さ」を際立たせ、夜の公園の異様に長いベンチはその奥行きが彼の哀愁の深さを伝えるメタファーとしても機能する。写実と誇張の絶妙なバランス感覚に立った画作りがドラマの中でうまく活きている。また、当時普及してきたテレビに対する映画人としての対抗意識(CM批判や「アンタッチャブル」人気)を仄めかすギャグや洒落た台詞を随所に散りばめたユーモア感覚もさすが。シャーリー・「マクレーン」の台詞「the wrong guy in the wrong place at the wrong time」は『ダイ・ハード』シリーズ中の台詞の元ネタだろう。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-09 22:21:59)
215.《ネタバレ》 ニューヨークを舞台にしたとても素敵で楽しくてちょっとほろ苦くもある都会派ラブコメの名作。ジャック・レモンのいい味、そしてシャーリー・マクレーンの可愛らしさが印象的です。(特にラストでアパートの階段を駆け上がる表情が可愛かった!)割れた鏡やテニスラケット、ラストのシャンパンといった小道具の使い方など、ワイルダー監督の話術は本作でもやはり見事です。バクスターに思わず「良かったね!」と声を掛けてあげたくなるような微笑ましいハッピーエンドのラストシーンは話が出来過ぎではありますが、やっぱりこういう映画にはハッピーエンドが似合いますし、ハッピーエンドでなければならないと思うのです。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-20 02:56:00)
214.随分昔、これもまた淀川さんの洋画劇場にて拝見。おそらく数十本とある中でも、僕にとってはワイルダーの名を強烈に印象付けられた最初の作品です。S・マックレインもこの頃が一番若く可愛くて輝いてました。

白い男さん [地上波(吹替)] 10点(2009-06-18 22:54:30)
213.《ネタバレ》 最後に「アパートの鍵貸しません」になる主人公のバクスター。それまでは自分の部屋をラブホ代わりに上司に貸しまくり、いつも人の尻拭いばかりのダメ男だったけど、最後にプライドが垣間見れました。お互いを見つめながらカードゲームを楽しそうに始めるバクスターとフラン、あのラストシーンが無茶苦茶かっこいい!フラン役のシャーリー・マクレーンが素敵でした。
VNTSさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-09 19:24:34)
212.《ネタバレ》 母お勧めの往年の名画の中で珍しくこれは心底面白い!と思えた作品。そういえばこれってラブコメでもあるんだなあ、私はラブコメってあまり興味ないカテゴリなんだけど、「古き良き」作品の魔力なんだろうか。あ、でも同じく古き良き時代のラブコメ、ローマの休日は私にはもう一つだったから、それだけでもないな。なんといってもジャック・レモンがかわいい!していることはしょーもないのに、「不器用人間の憎めなさ」とでも言いましょうか。度を過ぎないコミカルさもいいし。割れたコンパクトで、自分が思いを寄せていた女性が上司の相手だったと気付く・・・あそこなんか切なくっていいよな~。それにこの映画は、「不倫」「上司の不倫を出世に利用」なんて言葉にしたらかなりあれなことを描いてるはずなのに、こうも上品に粋にまとめるってすごいと思う。キスシーンさえないぞ(笑)。家庭を捨てたというのに最後に振られる上司が可哀相なんで、ヒロインの方には好感が持てない(シャーリー・マクレーンは魅力的な女優だが)が、主人公に感情移入してしまうので、素直に良かったね~と思ってしまうハッピーエンドである。最高。
あっかっかさん [地上波(字幕)] 9点(2009-03-03 13:40:14)
211.《ネタバレ》 1960年の作品なので話としては退屈な箇所もあるかもしれないが、それでも楽しめる映画。白黒だが古さはあまり感じず、逆に粋だと感じさせる映画。自分の中ではMatt Dennisを聞いたときの感覚と似ている。落ち込んだときに手が伸びる映画のうちのひとつなので、点数は甘めで。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-06 01:48:49)
210.途中は楽しかったですが、一番重要な最後の女性の気持ちの変化が「なぜそうなる!?」って感じでした。
六爺さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-24 03:51:59)
209. とても楽しめました。昔の保険会社の描写などが観れただけでも好きな作品です。好きな映画は、と聞かれこの映画をあげると渋いですね。
ファンオブ吹石さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-28 18:23:25)
208.《ネタバレ》 出世のためにいけないことをした結果、自分の好きな人が死にかけてしまうという皮肉。「人間になれ」の言葉通り、自分の意思で会社も辞め、引っ越そうとしたところのハッピーエンド。拳銃の伏線が効いている。主演の二人も良いが、ドレイファス医師が良い味出してる。ラストでフランに夢中でカードを配りまくるバクスターと、告白に言葉で答えようとしない二人の画が良い。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-29 09:35:12)
207.白黒とはいえよくあるラブコメディです。主演の二人が可愛いので好きです。シャーリー・マクレーンもまだ若いですね。
色鉛筆さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-24 12:23:10)
206.なんとか「お客」がブッキングしないようにせっせと調整するシーンが非常に楽しいのだが、どうせなら「あわや鉢合わせ!?」と思わせる展開があった方がもっと面白かったかも。全体的に割と楽しめたものの、納得がいかなかったのが最後のキューブリックの決断。あれが当時の恋愛観なのかなぁ?
とかげ12号さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-22 13:37:22)
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【点数情報】

Review人数 285人
平均点数 8.02点
000.00%
100.00%
210.35%
341.40%
482.81%
5155.26%
6289.82%
73712.98%
86021.05%
96221.75%
107024.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.56点 Review30人
2 ストーリー評価 8.62点 Review27人
3 鑑賞後の後味 8.68点 Review25人
4 音楽評価 7.15点 Review13人
5 感泣評価 7.00点 Review10人
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【アカデミー賞 情報】

1960年 33回
作品賞 受賞 
主演男優賞ジャック・レモン候補(ノミネート) 
主演女優賞シャーリー・マクレーン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・クラスチェン候補(ノミネート) 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞I・A・L・ダイアモンド受賞 
撮影賞ジョセフ・ラシェル候補(ノミネート) 
音響賞ゴードン・ソーヤー候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)アレクサンドル・トローネ受賞美術
美術賞(白黒)エドワード・G・ボイル受賞装置
編集賞ダニエル・マンデル(編集)受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1960年 18回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞(コメディ映画賞として)
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)シャーリー・マクレーン受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジャック・レモン受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー候補(ノミネート) 

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