【K】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-12 14:47:44) |
71.《ネタバレ》 これはもう日本人の感性にビタンとはまる作品になってる。こういった作品の需要はまだまだあるとは思うのだけど、現代では難しいだろうね。今の基準ではこれだけ贅沢な間の使い方はなかなかできないだろう。倍賞さんがときおり女性の弱い部分をみせる演技がまたいいし、ハナ肇さんの演技もよいんだよね。べただけど、最後のシーンは涙してしまった。僕的には幸せの黄色いハンカチよりこっちの方が断然好み。というより出来は良いと思います。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-04-06 21:14:51) |
70.《ネタバレ》 赤の他人でも、一つ屋根の下で暮らしていると家族になるんですね。 いざという時に頼りになる男は、男らしく見えます。そういう男は、言葉より行動で気持ちを表しています。 大自然の長所と短所、習慣から抜け出せない辛さを感じました。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-01-04 23:28:05) |
69.《ネタバレ》 背景の多くを語らない出さない、あくまでスローテンポで観せる、山田監督のどろくさくもいい映画ではないでしょうか。 最後の黄色いハンカチのくだりは、前の映画ことを・・・あれ、有名な話なのかな?調べてみよう。 【min】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-12-08 19:57:33) |
68.ストーリーとしては割とあるパターンですが、人物描写・心理描写のきめ細かさで見ごたえのある作品になっていました。登場する人はみな、人としてあるべき姿(ありたい姿)を体現した、人としての理想像ですね。人と人との心のふれあいを描いた人情劇として、高レベルでした。耕作の兄や民子の従兄弟など、ちょっとだけ登場する脇役にも味があります。こうなると『故郷』もぜひ見たいですね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-17 08:06:58) |
67.道東っていう設定がどはまり。ラストはまさかの展開で涙。主役から脇役まで皆味がありました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-29 18:12:28) |
66.《ネタバレ》 上品にまとまっているとは思うのですが・・・登場人物の背景のところがすごく浅くて、粗暴事件を起こして逃走中だとか、ちょっと脳天気っぽい従兄弟がいるとか、設定がいちいち安直なのです。倍賞千恵子の、所作の1つ1つまで酪農家になり切った演技の力に大きく助けられています。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-23 01:57:57) |
65.しかしその、なんですかね、この仰々しいタイトルって どげんかならんかったのでしょうか まるで生死をかけて山にでも登る山男のお話かのような、そうでもないような、、 絶対マイナスでしょうに、 だって幸福の黄色いハンカチってそのタイトルのキャッチーさのせいもあってか何度だって見たい気になれるし、実際見てますが、正直コレ、身構えてしまってましたもんね タイトルがあまりにもゴツ過ぎて。 でもさ、そんなことは単なる難癖にしかすぎないのであります。 健さん いつものごとく心に闇を持ってるお人なんだが やはり憎めないお人だ シブかった。 倍賞さん 頑張るシングルマザーの姿が良かった 汗が似合ってた。 吉岡君は 寅さん、北の国から前の貴重な映像でしたね 目が開いてるのか 開いてないのか分からないんだけども、まあさ、かわいらしかった。 最後に黄色いハンカチ。 憎い演出ですね 取って置きの必殺技だった。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-06-21 19:35:22) (良:1票) |
64.高倉健が自分の過去を告白するシーン。倍賞千恵子がポットにお湯をドボドボを注ぐカットを観た瞬間、「受精率95パーセント!」と叫ぶ笑顔の渥美清が脳裏に浮かんだオレはゲス野郎です。映画は傑作です。ゴメンねバカで。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-04 00:01:36) (笑:1票) |
63.《ネタバレ》 これは泣きました!親の前で嗚咽しました! 本当に良かったなあ、と言って泣くハナ肇を見て泣きました。 鞍なしで馬を乗りこなす健さん、うーむかっこいい・・ 【kosuke】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-04-27 02:31:05) |
|
62.《ネタバレ》 「いつまでいられるんですか?」 「奥さん次第です。」 「武志が喜ぶわ。」 直接、自分の気持を表さない奥ゆかしさに、でも二人の気持ちが理解できる、見事な"表現"というものだと思う。 最後の列車内のシーン、護送される健さんの隣に座って、わざとらしい小芝居を演じて、「待っている」ことを知らせるシーンは泣かせる。あそこで演者自身が泣くところが「松竹的」で、ちょっとどうかとも思われるが、直前の窓の外でのやり取りを見ていたはずの刑事たちが、知らん顔を決め込むのもイイ。昔の人の「情」を感じる。そしてついに、その建前というか(あくまで隣席の世間話という)体裁をかなぐり捨てて、ハンカチを渡すという部分で、感動は頂点。ひょっとしてハンカチ、黄色いんじゃないか?なんて考えちゃった自分は、ちょっと下衆で恥ずかしいが、これこそ、黄色いハンカチ(リボン)で意味が通るのだが。 …ですので、個人的には、この最後のシーンのために、そこまでの"タメ"として、途中で描かれる「行かないで」の部分は、無かったほうがいいとも思う。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-15 09:20:33) (良:2票) |
61.《ネタバレ》 山田洋次の陰影のあるメロドラマとして異色。でも心理の細やかさが間違いなく山田さんのもの。たとえばハナ肇に襲われかけたシーン、「どうして助けてくれなかったの?」「…親しい方かと思ったもので」なんてあたりで、「外部の人」として振舞わなければならない高倉健の位置を確認している。それが「もう他人と思ってないわ」に至るまでの細かい揺れが、メロドラマの醍醐味でしょう。最後の晩に健さんがドアを叩き、開けた倍賞のやっと時が来たという表情、ところが女心の分からぬ健さんに「牛の様子がおかしいんです」と言われて若干の自嘲と諦めを浮かべ、そして酪農家の顔になって作業着に着替えるあたり、ここらへん味わいの頂点です。男にとっての逃げ場所が、女が根付こうとしている場所だった、そのズレが最後まで重ならなかったというメロドラマ。二人とも二年前に連れあいを亡くしているという共通点も遠くから響いている。ハナ肇の使い方がすごく丁寧。まず「悪役」として登場させ、しかしそれだけでは退場させず、かつての馬鹿シリーズを思わせる「気のいい男」になり、そしてラストでは「取り持ち」として現われるなど、おいしい役どころだった。メロドラマとしての希望を描いたラストで、酪農業のほうは廃屋になっており、現実の厳しさを一つ打ち込んでいる。女手一つでは難しいと言う以前に、もう日本の小規模酪農業自体が困難になっていた。健さんはかつても「時代遅れ」の任侠一家をしばしば背負っていたが、ここでも時代遅れの滅んでいく側に加担したわけだ。一人で酪農を続けていた倍賞は、仁侠映画に出てくるイイモンの一家の老親分をほうふつとさせる。時代に乗っていたのは、たとえば健さんの妻を死に追い込んだ金貸し。裁判で出たその名前は「松野八郎」。当時はすぐにロッキード事件がらみの松野頼三、海部八郎の名前を思い浮かべられたものだった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-04-08 10:04:37) |
60.《ネタバレ》 一つ一つ、シーンについて語りだしたらきりがない。最初から最後まで、ただただ見入ってしまいました。山田洋二という人の映画は、兎角男性がチャーミングで、女性が強く美しいですね。 従弟の勝男が呟いた「なんか可哀想なんだよな、姉さん」の一言。最愛の夫を亡くし、母としてひたむきに生きる民子の健気な姿は誰の胸をも打つのでしょう。そして、幼い頃から母の優しさに触れることなく正真正銘男社会に生きてきた田島が、そっと明かした暗い過去。深く傷つきながらも、その傷を隠そうとする田島の姿は、民子に女の面を思い出させる。また、田島と虻田御一行との決闘(?)を、必死になって見つめる少年・武志。そんな武志が入院中の母を見舞ったとき、甘えたい気持ちを照れくさそうに隠すという姿がキュートでたまらない。少年から青年、男へと大人の階段を上り始めた訳ですね。あとは何といっても草競馬。日陰者として死んだように暮らしてきた田島が、年盛りの過ぎた雌馬と共にレースを駆け抜ける。共に過ごした日々の中で、民子の側でもう一度生きることを心の奥で望むようになった田島を、ゴールの直後に待ち受けていた現実。しかし、生きたいともう一度思うことができた田島はもう、罪を償うこと、再び生きることから逃げたりしない。もはや、ラストシーンなど言わずもがな。愛というのは凄い。私は、愛はささやかながらも確かに存在して、生きる理由、生きる目的を人に与えてくれる、ということを痛感させられました。 【ベッカー】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-30 17:53:31) |
59.高倉健、倍賞千恵子とお馴染みのコンビで、 山田洋次監督らしく、裏表のないストレートな人物描写と演出で、最後まで安心して鑑賞できた。 主人公の正体は序盤でほぼわかっちゃうんだけど、そういったものはもう関係ないよね。 ラストも、"不器用な男"健さんのキャラにピタリと合わせたような、まさに直球ど真ん中勝負。 複雑で重たいドラマを観た後などには、こういう映画もいいかと。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-13 05:37:00) |
58.まさに「民子三部作」の最後を飾るのにふさわしい映画であり、私の見た映画の中で邦画ベスト1、自信を持って薦められる映画である。 井川比佐志が出てないのは残念であるが、その代わりと言っては甚だ失礼ながら、無口で不器用さを誇る高倉健がぴったりの役を演じている。そしてハナ肇、ラストの感動は言葉では表せないほど、文句なしの満点。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-06-08 17:24:14) |
57.《ネタバレ》 親が死んでも流さなかった涙を、民子が自分の出所を待っていることを聞いたために流したという事実は、男のポーカーフェイスの裏の激情の嵐を容易に想像させる。ハードボイルドな作風だが、民子の芯の強さやハナ肇のおどけたキャラクター、たけしの爛漫な性格は固ゆで卵の高倉健に彩りを添えている。一時代前の傑作。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-22 21:12:07) |
56.《ネタバレ》 まあ...いろいろありまして、ついに本当のことを明かす時がやってきた。その内容はショッキングだったに違いない。それでも民子の思いは変わらず、最後の夜、ついに「行かないで、私寂しい」と思いをぶつけるのだった。これは切ないと同時にとても嬉しかった。二人の関係に少しでも希望を持てたからだ。幻滅したり、あるいは思いを殺したまま別れてしまうのはつらすぎる。判決が出た後、移送中の列車の中でその希望は確信に変わり映画は終わる・・・。う~ん、いい話だ この余韻は最上級。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-22 19:00:29) |
★55.《ネタバレ》 脇役が素晴らしい。近所の農場仲間のおばちゃん(杉山とく子)は倍賞の本当の苦労を知りつつ日頃から彼女の生きざまを見つめている。また一見、山田組の賑やかしとして登場する武田鉄矢も、実は従姉の不幸を刹那に涙するシーンで締めくくる。さらに弟の犯した罪により学校教師を辞した兄(鈴木瑞穂)も素晴らしい。弟の好きなコーヒー豆を買って会いに来る。健さんは兄の近況を聞き悔恨と憤りを感じるが兄は静かにほほ笑むだけだ。さすがの健さんもこの兄には頭が上がらないのだ。劇中で主人公二人の過去や現在の不幸を知るのはこの3人だけだ。彼らが適材適所なおかげで、農場で出会った主人公二人の幸せな生活が実は薄氷の上にあることが自覚されるのだ。倍賞演じる女性も同監督の代表作「家族」「故郷」と同名の心憎い設定だ。そして何より泣けるのは、みなさん同様ハナ肇。好きな女に詰め寄る醜態から変化し、自分が惚れ込む男と女のために、邪魔をせず分をわきまえる男になる描写は鳥肌ものだ。ある意味、この作品中で最も立派な男である。特にラストはなんてすがすがしい男だろう。最後のシーンは知らぬ振りして小芝居を、という意見も散見するが、当然そんなことも考えて、あえてあれを選んだように思う。おそらく耕作はこれ以上迷惑かけたくないと面会を断り続けていたはずだ。それでも二人は何とか民子の近況と気持ちを知らせたい、それにはどうすればいいのか?教えてくれぬ護送の列車をひたすら待って、やっと出会えたあの瞬間。一世一代の小芝居を演じる民子には、知らぬ振りして演じられるわけがないのだ。虻田も民子も一般人なのだから。それは刑事たちにも伝わっている。おそらく、護送を終えた後、刑事たちは耕作にこう声をかけるだろう。「あの人のためにもまじめに務めろよ」。それを直立して一礼する耕作を暖かく見守る目線がきっとあるはずだ。 【やしき】さん [地上波(邦画)] 10点(2010-08-17 22:15:34) (良:2票) |
54.どうしようもない憎まれ役のハナ肇が、ラストで逆転サヨナラ満塁ホームランを放つ奇跡の作品。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 00:19:10) |
53.見てたら子供が欲しくなりました。 アイアイなんて最高です! ラストの大根芝居でグッと来ました。 字幕は不要だった気がします。 【はに丸】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-17 18:06:40) |