17.原作は未読、ドラマも未見。そのせいか、意味不明のキャラも何人か。しかしそれを差し引いても、そこそこ面白かった。ゴルゴ的鉄仮面の主人公にリアリティはありませんが、広くて薄い人脈を誇示したがるチャラい若者は実在しそう。その顛末を見るだけでも、楽しめました。 それにしても、「トゴ(10日で5割)」ってのがすごい。出資者にとっては上得意様でしょう。「トイチ」の萬田金融で借りて出資しても、ごっそり利鞘を稼げますね。 【眉山】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-07-20 02:48:47) |
16.《ネタバレ》 カネが人の心を蝕んでいく様子はよく描けていた。「体は売ってないが、心を売っている」が、嫌な仕事を簡単に稼げるという理由でカネのためにやっている事だと解釈すれば、これに当てはまる人は多いのかもしれない。が、簡単に稼げない労働の殆どは時間を売っているわけで、あらためてカネと労力と時間の関係について考えさせられる。渋谷と大宮が主な舞台のようだが、都会と地方都市の各々に生きる人間の対比も興味深く、全体的に乾いた感じも悪くない。難点は話が少々小さいところか。かといって話にりアリズムがあるようなないような中途半端さも残る。(金持ちブルジョア学生の日活青春映画の後に見ると落差がすごくて眩暈がしそうだった) |
15.《ネタバレ》 TVシリーズでは、ずいぶんとまろやかになっていた描写が、原作に近くなるか?(エグくなるか?)と期待していたんですが…… 結局ね、全編を覆う空気感がTV的なのです。 ▼原作を読むとわかるのですが、地獄に堕ちるべきクズが地獄に堕ちるところにおもしろさがある。なのに、描写が甘い=TVレベルだから、クズとしても小粒だし、地獄も甘い。 ▼TVで無料で観るんならアリです。だって、TVの枠から、全然飛び出してませんから…… 【伊達邦彦】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-10 02:50:38) |
14.最初はオッと思ったもののオープニングのあとはグダグダ。 メイン以外の出演者が安っぽい雰囲気で、とにかく間延びして退屈。 山田孝之だけ存在感ありましたが、2時間あるなら3つくらいエピソードをねじ込んで彼の活躍をもっと見せてほしかったです。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-10-20 21:56:58) |
13.《ネタバレ》 『アウトレイジ』が全員悪人ならば、『ウシジマくん』は全員クズの世界。それでも、丑島は筋を通している分マシに思えるから不思議です。初回の融資は10万まで。金利は暴利でも隠し立てはなく、基本は契約通りの返済でOK。際限なく集る事はありません。闇金は地獄へ一直線の落とし穴。穴を掘る奴は勿論悪人ですが、落ちる側にも責任はあります。ましてや計画的に借金を踏み倒そうとする輩など、法的には容認されても、人間性は闇金以下でしょう。甘い謳い文句で客を垂らし込めるドラッグや銀玉遊びに比べれば、カウカウファイナンスは嘘が無い分、まだ良心的な商売に思えます。とはいえ、闇金業がクズである事に変わりは無く、感情移入は容易ではありません(そもそも丑島の鉄仮面は感情移入を拒絶しています)。そこでTVドラマ版では千秋(片瀬那奈)という原作漫画には存在しないオリジナルキャラクターが登場しました。彼女こそ観客の感情移入の受け皿。一般人の感覚の持ち主で、重苦しい空気を和らげるコメディリリーフも担いました。ですから千秋が仕事をしない本作では、TV版より娯楽性が削られている訳です。感覚的には、俯瞰で眺めるホラー映画、あるいはTV特番の『警察24時』。これはこれで楽しめますが、ヨゴレ役に大島優子をキャスティングしたところを見ると、原作のディープな世界に踏み込む覚悟は無い模様です(案の定、地上波TVレベルの表現止まりでした)。それならTV同様のアプローチで大衆映画として明確にアレンジする方が正解だった気がします。(以下余談)WOWOWでの観賞でしたが、最後に『命に代わる借金などありません云々』のテロップが。関係各位への配慮か、はたまた当局の指導か存じませんが、当たり前の事でも告知しないと叩かれる社会の風潮には閉口します。そのうち『ルパン3世』にも窃盗は犯罪ですのテロップが流れたりして。『風立ちぬ』の喫煙問題も馬鹿らしい。送り手に節度や配慮を求めるのは構いませんが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。結局ツケを払わされるのは、他ならぬ観客自身です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-06 18:58:59) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 観ている間は退屈しなかったけど、自分とは縁遠い世界で良く分かりません。金は貸し借りナシがイチバンってことなのかな。金と人の関係に悟りを開いているようなウシジマくんには興味が湧きました。原作未読ですが、読む気になってます。終始スッピン(に見える)大島優子は可愛かったです。最後に出てきて別世界のような庶民的世界観を披露する市原隼人が可笑しかった。大島優子が母親の借金の利子を払うたびに、領収書もらわなくて大丈夫なの、と心配になりました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-08-21 03:01:23) |
11.《ネタバレ》 これくらい、全ての点で嫌悪感を感じた映画はこれまで無かったと思う。しかも、なまじっか、ストーリーが刺激的なので最後まで見させられてしまった。最悪!!!!! 嫌悪感その1 別に悪人が主人公で、犯罪行為を行うから、嫌悪感を抱くとか、そんな馬鹿なことは言わない。出てくる登場人物の大部分がクズで同じ空気すら吸いたくないが、それも構わない。違法な闇金業者である主人公とその手下が、自分たちの行為に全く倫理的な疑問を持たずに、なにか全うな行為を行ってるような歪んだ価値観の持ち主であることもぎりぎりOK。ただ、その主人公が、なにか正しいことを行ってる、ある種の「正義」であるような描写の仕方、これが我慢できない。吐き気を感じるような嫌悪感を感じた。 嫌悪感その2 どこかの頭のねじが狂った漫画家が、歪んだ価値観でこういう漫画を書くのは、別にかまわない。しかし、そんな漫画を雑誌に連載し、作者と同様、歪んだが価値観の持ち主を惹きつけたからと言って、映画にまでしてしまう、大手出版社の倫理観の無さ。収益さえ上げられれば、なんでもありなのか。言論機関としてそれでいいのか。大手出版社がこんな現状では、憲法改正案に言論の自由を制限する条項が加えられても仕方がないような気がする。 嫌悪感3 大島優子さん、一応トップアイドルなんだから、もっと女優を綺麗に、可愛く撮ることに注意を払ってもらえるような映画に出演させるべきでは。彼女に対して、一瞬たりとも魅力を感じたことはないけれど、こんな映画に出すような扱い、彼女自身というよりも、どっちかつうと、彼女の魅力を信じて一生懸命応援してるファンに失礼。太田プロってそういう事務所なんだ。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2013-08-19 18:51:46) |
10.《ネタバレ》 ●テレビドラマも楽しんだがこっちも面白かった。●丑嶋の凄味(感情の動きを見せたのはケチャップの所だけ?他はすべてまばたき一つしない鉄面皮ぶり)、小川純の度を越した保身ぶりが話を盛り上げた。●最後に小川へ救いを与えなかったのは高ポイント。作品の評価を左右する場面だったと思う。●大島優子の頑張りにもビックリ。裸にこそならないとはいえ、3Pだの本番だの汚い言葉を散々浴びせられる役柄を演じきった。●カウカウファイナンスに手入れ?と思ったら空振りのシーン、羊たちの沈黙を思い出した。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-07-26 19:56:53) |
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9.ドラマの枠を抜け出せていません。映画にする程の作品じゃない。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-06-28 10:48:47) |
8.《ネタバレ》 クソ野郎ばかりがワラワラ出てきて、観ている間の胸糞の悪さはなかなかのモノ。 余計な部分が多いのは難だけど、楽して手にしようとするお金の怖さというか、お金の価値が勉強できる教育映画になり得るんじゃなかろうか。 山田孝之のハマりっぷりは、見ていてゾクゾクするほど。 暑苦しくて爽やかという存在そのものをネタにしている市原くんの役柄が可笑しすぎる。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-12 22:12:02) |
7.《ネタバレ》 原作を見てしまってるからなのか、エグさが無く感じる。 (本来ウシジマくんは、かなりエグい) 原作の様々な章を混ぜて一つの話にしてるため、かえって残念。 シンプル一つの章を映像化すれば良かったと思う。 【オヴリッジ】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-04-27 09:30:46) |
6.原作未読、ドラマから入ったこのシリーズです、映画も楽しめたことに変わりは無いし、山田孝之のハマり具合の秀逸さや、話題の大島優子なんかも良いんだが、なんかドラマを超えてないような気がした。その点が残念。 【min】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-25 07:41:18) |
★5.《ネタバレ》 原作もTV版も観ておらず、予備知識ほとんど皆無の状態でしたがなかなか面白かったです。 金融版「ブラックジャック」といえば語弊があるかな? いろいろな展開を詰め込み過ぎてまとまりのない脚本はホントどうかと思います。 実質主役の林遣都くん演じる小川純の屑っぷりはなかなか良かったのですが、 大島優子との関係性が薄くてラストの樹海での電話のシーンが全然生きてこないです。 というか大島さんはストーリーの本筋にほとんど関わらないので、おっぱい以外存在感が希薄です。 いまをときめくアイドルグループのセンターを務める人をせっかく起用しているのに 単に「汚れ役をやってる」以上の意味が見出せませんでした。 新井浩文のリアリティ皆無のキャラにいたっては登場させた意味が全くわかりませんでした。 原作がどうなのかはわかりませんが、余計な枝葉をなくし、メインのストーリーをひとつに絞った方が良かったのでは。 そんな脚本の不満をチャラにするどころか、鑑賞後面白かった!と思わせてしまうのが、何といっても丑嶋を演じた山田孝之の存在感!まばたきひとつしねーし! 結構童顔なのに、その佇まいと独特のセリフまわしで得も言われぬ迫力を醸し出していました。 なんだか彼の芝居をずっと見ていたいと思わせるような不思議な魅力があります。 あれだけ強烈なキャラなのに出過ぎず・出なさ過ぎずの狂言回しに徹するバランス感も良い。 彼が登場すると急に映画が走り出す感覚がとても気持ち良かったです。 【8bit】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-04-24 02:07:23) (良:1票) |
4.大島優子は好演していました。最後の化け物必要かな? 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-04-17 15:20:27) |
3.《ネタバレ》 原作もテレビも知らずに見たのですが、なかなか過激な内容でびっくらこきました。大島優子もこういう作品に出るようになったんだな~。登場する人物はどいつもこいつもいけ好かないキャラばかりで、ウシジマ君は法外な金利を取り立てる闇金の社長であるのに、登場人物の中では一番まともな人物に見えるから不思議。そのウシジマ君と肉蝮の一騎打ちの闘いはなかなかのものでした。ヤバいトップ同士ですからね~。そこまでの盛り上げ方も良かった。単に過激なだけでなく、「ケチャップがたらねぇ」とか、暴走族デブの強がりながら逃げる台詞とか、ユーモアもちりばめられていてそれが良い。片瀬那奈の必要性がよくわからなかったんだけど、あれはテレビなんかでの予備知識が必要なのかな。まぁなんにせよ面白かったです。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-25 23:11:58) |
2.なんか話を時間稼ぎして膨らませた感じ。テンポが悪い。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-03-25 20:55:57) |
1.大島優子がよく出たなと思っていたが、全然汚れ役でもなんでもなく、彼女のシーンは全部カットでも成り立つ。片瀬那奈はテレビ版を見ていない人には意味不明。肉蝮との対決は原作通りにシンプルにしたほうが凄みが出たはず。無駄な格闘シーンで安っぽくなった。まぁ原作ファンとしては、山田孝之(ちょっとタッパが足りんがそれなりの迫力)と林賢人の頑張りにプラス1点。けどハッキリ言って、テレビ版のほうが原作にない笑いを盛り込むなど数段良かった。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-27 11:31:57) |