2.《ネタバレ》 シベリア超特急などを見て脱力、疲労する方にとってはもしかしたら全くもって無しの映画に
なってしまうかもしれませんが、個人的に非常に面白かったです。先ず、娯楽作である前提で
かなりフィギュアな感覚が味わえました。近しい作りのフロムダスクティルドーンなどに比べて
確かにチープであることは否めませんが、肉感は圧倒的に優ったと感じます。
そして何故か後ろに「あなた」が流れてて良かったという安堵感と、普段の生活に
浸潤してくる怒りを超えた笑い。
ソニンさんや橋本さんの演技を超えた挑戦的参加感にも非常に勇気付けられました。
またペタスさんの存在感を面白く利用している点も感心。
ただ全体のフィギュアな感覚を、一軒家プロレスというタイトルからも感じつつも、
途中確実にドラマに引き込まれた部分があり、終始笑い飛ばせなかったのが逆に悔やまれます。