リアル・フィクション(2000)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リアル・フィクション(2000)

[リアルフィクション]
Real Fiction
(実際状況/Shilje sanghwang)
2000年上映時間:84分
平均点:5.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-03-07)
ドラマバイオレンス
新規登録(2008-03-10)【+】さん
タイトル情報更新(2010-04-26)【にじばぶ】さん
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監督キム・ギドク〔1960年生〕
キャストチュ・ジンモ〔男優・1974年生〕(男優)私(画家)
脚本キム・ギドク〔1960年生〕
配給ハピネット・ピクチャーズ
美術キム・ギドク〔1960年生〕プロダクションデザイン
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3.《ネタバレ》 日常における現実と虚構、映画における現実と虚構の問題を扱った作品。・不愉快な事や理不尽な目に遭っても不平や不満は口にせず、ひたすら忍従忍辱し、表面上は平静を装っている自分と、感情を剥き出しにして憎憎しい相手を抹殺することを想像する自分と、どちらが本当の自分か?映画は役者が演じる虚構であるが、役者にとっては演じることが現実であり、出来上がった映画もまた現実である。人が夢を見ているときは夢が現実であるように、観客が映画世界に浸っているときは映画の世界が現実である。映画は現実と虚構の境界が曖昧である。その面白さを実験的に表現した作品。主人公の画家が似顔絵を描くが、本人に似ているかどうかは主観による。本人にとって似ている絵は現実で、似ていない絵は虚構。絵を破った女は虚構を破ったわけだが、画家にとっては破られた絵は現実。矛盾が生じる。画家は女に誘われ、舞台に入りこむ。舞台で演じられる演劇は虚構だが、役者の誘導によって、もう一人の自分と出会う。理性を拭い去った、暴悪で凶猛な自分。虚構と現実の境界が曖昧になる。映画の中に男を撮影する女が写り込み、その撮影した動画が時折挿入されるという入れ子構造になっている。女の撮影した動画こそが現実とも考えられるが、男は女を殺してしまう。現実には殺人は行われないので、女も虚構だと知れる。絵を破った女、恋人、刑事、軍隊仲間、暴力団らに対して復讐が行われるが、復讐が終わって戻ってくると、現実は元のまま。全ては虚構だった。そこに暴力団と市民の騒動があった後、カットの声がかかり、エキストラやスタッフが混入する。観客はここで虚構から現実に戻される。蛇、薔薇、肉はそれぞれ、凶暴な自分、虚飾、堕落の象徴であり、相変わらず小物の使い方が秀逸だが、実験映画としては凡庸である。斬新なものはない。早撮りに拘泥するより、映像表現に拘泥すべきだった。より幻想的に、より意識下に訴えるような独創的なものであれば、主題と似つかわしい表現となっていただろう。手振れの粗い画像など陳腐でしかない。観客に、意識下に隠れている本当を意識させるような、一種の恐怖に似た体験を起させない限り、成功したといえないだろう。映画はあくまで虚構であり、観客の反応こそが現実なのだ。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 01:16:54)
2.《ネタバレ》 撮影時間わずか3時間20分!ギドクがこれまでのスタイルを排して作った実験的作品。
公園で公衆電話を盗聴しながら絵を描く青年。肖像画を頼まれるが、金がないので別の方法で払うという女が出現し・・・さっそく売春婦登場か?とギドクファンなら思うが、その女に付いて行くとそこには演劇の舞台のような光景が広がっており、青年は不思議な体験をすることになる。
そこを出ると青年はこれまで自分を陥れてきた者共に復讐するという行動に出る。まるで何かに操られているかのように。しかも、その復讐劇は同行する女(観客に姿は見えない)によって終始撮影されているのだ。何処までがリアルで何処までがフィクションなのか、訳のわからぬまま不可解な復讐劇に付き合わされることになる。エンドロールで明らかとなるまで。
良くも悪くも要は企画物。観客をも操ってしまおうという意図は理解できた。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 4点(2014-08-13 12:59:29)
1.ひたすら長廻しの実験的な映画。チュ・ジンモがこんな所でこんな役をこなしていた事に
一番びっくりしました。
Carrot Ropeさん [映画館(字幕)] 5点(2009-04-28 05:29:14)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
5133.33%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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