2.《ネタバレ》 話の軸となっているのは福島県の被災地であり 今でも心に傷や闇を持ったままで暮らし続けている いわき市の方々の現状です。
だけどもそこに 全く音色が違い世界も違う風俗業界デリヘルというピースを自然にさらっと入れてきている点については恐れ入る。
なので、一人の女性が生き抜いてゆく手段として全く違和感無く映し出されているように感じとれます。
そんな時が流れてゆく約120分という時間、難点としては台詞が聞き取れなくストレス溜まるシーンがいくつかありますが、実はこれ、後で気付いたのですが、DVDでは字幕挿入可能な作品となっていました ご参考までに。
そんな主演女優の瀧内公美さん、普段芸能活動されている時にはどんな表情されているのか知りませんが、少なくとも本作では派手さを一切出さず、あくまで地味に淡々と それでいて最後に見せた悔し涙や時折見せる笑顔が素敵でした。ここでまた一人追ってみたくなる女優さんと出会ってしまう事となりました。髪の毛とか意外にバッサバサでボッサボサだったのはきっと演出なのでしょう。