窮鼠はチーズの夢を見るのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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窮鼠はチーズの夢を見る

[キュウソハチーズノユメヲミル]
2020年上映時間:130分
平均点:7.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-09-11)
ドラマラブストーリー同性愛もの漫画の映画化
新規登録(2020-03-07)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-07-20)【にじばぶ】さん
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監督行定勲
キャスト大倉忠義(男優)大伴恭一
成田凌(男優)今ヶ瀬渉
吉田志織(女優)岡村たまき
さとうほなみ(女優)夏生
岩瀬亮(男優)
小柳友(男優)
中村久美(女優)
国広富之(男優)
音楽半野喜弘
北原京子(音楽
企画小学館(企画協力)
配給ファントム・フィルム
美術相馬直樹[美術]
編集今井剛
録音伊藤裕規
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【クチコミ・感想】

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1
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4.《ネタバレ》 なんつーか、最近とみに思うのが、ゲイの恋愛映画って「妙に」面白いな…と。こないだ観た『ブロークバック・マウンテン』なんて、あまりに面白すぎて「面白かった」以外の感想が出て来なかった故に、も~レビューが書けなかった…という次第で。?ナンでですかね、思うにどーも、感情移入の取っ掛かり…とかってのが少し異なってくるとでも言いましょーか。所謂「ノンケ」の男女の恋愛事象においてはコレもノンケな私だと、どーしたってその「男」の側からしか恋愛のアレコレを見ない・考えない(=ハナから他方の「女性」の側の恋愛的思考を「理解できる」と思って見ようとしない)というコトかな…なんて。そしてソレが「男同士(に見える二人)」になった瞬間、ソレだけでより多面的な感情移入(=全方位への共感)が出来る…ので、結果妙に面白かったり(部分的に)メチャ新鮮だったり…てなコトかな、とも思われたり。

結局、ごく実直にニュートラルな視点を保とうと意識してさえ、如何に私が視覚情報由来の「先入観」に支配され尽くしているか、というコトの証左でしか無いよーな気もします、が、ソレ(だけ)で映画が更に面白く観れるのなら個人的にはシンプルにただ万々歳!ではありますし、またごく大袈裟なハナシをするならコレだって映画文化の発展してゆく一つの大いなる「道」だとすらも思われますですよ。今作とて確かに、登場人物の性別(・性自認・性的指向)という部分をいったん総て白紙化して本質的な恋愛要素の性質だけを評価するなら、実に古典的でむしろ古典的すぎてもはや滑稽、という様な恋愛沙汰の様にも思われるのです(とは言えそりゃ、部分的にはこの種の作品に固有・特有の要素も含まれますケド、私はソレはあくまで「枝葉のコト」かと思っていてですね)。がしかし、中でココには確実に素晴らしく本質的な「ユニークさ・ハイクオリティ」が在った…と思われるのが、端的な成田凌のキャラ創造・或いはその(やや狂おしいホドの)実際の演技ですね。今作を踏まえて今後本邦では、女優だろうが男優だろうがこの手の(病んでて重くて面倒臭い)恋愛主体を演じるのであればこの成田凌を意識・或いは現実に「勝負」(少なくとも理解+解釈)しつつ演っていかなくてはならない…筈であって、ソコに生じる従来よりも更に多面的な(=それこそ「性別」を超越するかの様な)種々のタスクとゆーのこそが、このジャンルの映画を一つ先の深み・高みまで導いてゆくというモノに感じられる…てコトが言いたかったのです。

重ねて、成田凌はやっぱ凄いですね。コレはも~男性的とか女性的とかってそーいうコトでもねーのかも知れませんケド、今作の彼にはやはり多分に共感、そして部分的には(私ですら)真実に「愛おしさ」を感じた…と言ってしまって好いかと思います(そんな「リスク」如きは屁でもねーですわ)。そして勿論、相手方の大倉忠義だって(ハマってるか否かで言えば)も~ドハマりしてたと(コレも)言って好いでしょう。まあジャニーズだと、こーいう「手合い」のイケメンてのは結局オートマチックにしっくり来ますよね…とゆーか(コレだってある種の「先入観」でしかない気もしてますケド)。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-30 11:50:19)
3.原作未読.同性愛モノだと知らずに観てしまった.
ストレートなので,同性愛には興味なし.
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2021-06-06 23:32:04)
2.《ネタバレ》 原作未読なので比較できませんが、映画として見て割と面白かったと思います。

見た目も人当りも良くて、優しくて押しに弱くて流されやすい大伴。
浮気しながら妻も好きだし愛の形が違うとか臆面もなく言える。
多分何でもそつなくこなせて、人から好意を持たれるのが当然だと思って生きてきたんだろうな。
優しいというより心が無くて中身空っぽそう。
こんな人好きになったら地獄だなぁ、と思いながら見てた導入部分。

そんな地獄にどっぷりハマってる人がいましたよ。
大学の後輩今ケ瀬。
大伴の元カノに「粘着質なゲイ」って言われるほど、大伴にハマってしまって、もう気の毒なくらい。
ドストレートに気持ちをぶつけてくる今ケ瀬に、段々空っぽな心が埋められていく大伴。

それにしても、クズってわかってても、どんな酷い仕打ちを受けても、好きになっちゃったらどうしようもないんですよね。
頭では理解してるけど、どうにもならない。だって好きなんだから。
そんな今ケ瀬がいじらしいし、可愛そう。
でも、もし1ミリも彼に好意を感じてなければ怖い、勘弁してほしいほどの情熱。

二人の関係性や気持ちの揺れ動きが、主に成田凌の熱演によって伝わってきます。
大倉さんの演技は初めて見ましたが、ベッドシーンも多く、ジャニーズでもここまでやっていいんだとそっちに驚きました。
演技に関しては、心境の変化や今ケ瀬への愛しさがいまいちわかりにくかったです。
でもビジュアルや雰囲気は大伴役に合ってたと思います。

ラストは原作と違うようですが、これはこれで良かったです。
今ケ瀬が捨てていった灰皿を綺麗に洗ってテーブルに置いて、いつか彼が戻ってくるのを信じて待つと決めた大伴の、清々しく満足そうな姿。
今ケ瀬は、別の男に身を任せながら、途中で号泣。

だからきっと、今ケ瀬は帰ってくるし、人の気持ちがわかるようになった大伴と、二人で暮らしていけるんじゃないかなと思えました。

BLぽいけど、性別関係なく、人を好きになるってどういうことか、恋愛も含め人との関係性を自分に問い直せる作品だと思います。
nanapinoさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-14 02:26:43)
1.《ネタバレ》 とても見応えのある恋愛ドラマが展開されていたし、男同士の絡みもかなり攻めていたと思うし、とてもリアリティーが感じられたので良かったと思う。

今ヶ瀬の恭一に対する想いはストレートで分かりやすいし、嫉妬深く勝手に恭一のスマホを覗いたりする所なんかとても人間臭くてよろしい。

しかし、食えないのは恭一だ。
あまりに流され易いというか本心が全く伝わって来ない。

今ヶ瀬に弱味を握られて仕方なく付き合っていたのはしょうがないとして、その障害が早々に無くなるのにも関わらず、何故かそのまま関係を続け、しかも家に今ヶ瀬を住まわせて半同棲状態!どうしてこうなった?しかもこの段階では肉体関係はキスのみ。付き合っているわけでもないらしい。どういう心理状態なんだ?単に一人暮らしが寂しいだけ?

まあ、その後なんやかんや合って無事(?)ヤッて(下品)めでたく付き合い始める訳だけどまたすぐ別れて、恭一は会社の娘と結婚するとまで言い出すのね。これはさすがに今ヶ瀬的にはバッドエンドか…と思ったのも束の間、何故かその娘と別れて、今ヶ瀬とよりを戻すというウルトラ逆転今ヶ瀬真ルートキターー!と思ったんだけど、なんで最後はああなるのか。

でもまあ、逆に恭一の気持ちが読めない事がこの映画の面白さであるのかもしれないわね。
今ヶ瀬共々観客もまた恭一に大いに振り回されっぱなしの130分だった。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2020-09-29 21:53:08)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
600.00%
7125.00%
8250.00%
900.00%
1000.00%

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