14.《ネタバレ》 わかりやすい展開で良い映画だと思いました。ただ、少しあっさりしていたような気がしました。なぜこの状況でジョニーDが有罪?って思いますが、その当時のアメリカの一部の州ではそれがまかり通ってしまっていたのかもしれないと思うと怖いです。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-27 08:44:19) |
13.面白かったけど、演出があっさりしすぎかな。もっとドラマチックに描いてくれてもよかった気がする。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-26 01:34:50) |
12.《ネタバレ》 この映画の題材となった事件が80年代ということに驚きました。公民権運動が盛り上がったのが60年代、黒人に対して法がいかに無視されてきたか様々な形で世に発信されてきたのに。90年初頭になって起訴取り下げを訴えたその案件の変わらぬ不当っぷりには驚愕します。でっち上げの証人、自白の強要、弁護人や家族らへの脅迫。何十年たっても変わらぬやり口に「いつの時代だよ?」と呆れもしますが、いや21世紀に入っても‶Black Lives Matter"運動があったばかりでしたね・・。 映画の内容は幾多もあるこれまでの‶黒人差別を扱った法廷もの”とほぼ変わりません。起承転結のすべてが過去作品のどれかを思い起こさせます。それでもなお、観客の共感と憤りを呼び起こし、作品に集中させる力がこの映画にはあります。 弁護士役のM・B・ジョーダンが醸す誠実さや暴力に耐えるJ・フォックスの絶望した目、犯罪者でもある証人ティム・ブレイク・ネルソンの見るからに情緒の危うい佇まいなど役者陣の仕事ぶりも見ごたえあります。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-20 00:00:51) |
11.《ネタバレ》 胸を打つ映画。他国のことと思うなかれ。日本も死刑残置の国。法治国家のはずなのに警察や検察の横暴は計り知れない。冤罪で有罪、死刑になった人も多いだろう。死刑を待つ人の扱いもまともじゃない。いつ我が身に起こるか知れたもんじゃない。死刑があるうちはまともな国じゃない。 差別、冤罪、死刑制度、法治国家、民主主義、それらへの思いを問いかける重い映画でした。 【ほとはら】さん [インターネット(吹替)] 9点(2022-04-09 14:50:56) |
10.《ネタバレ》 裁判もの・ヒューマンドラマ・人権もの、どのジャンルの作品としても非常に「手堅い」という印象。ややオーソドックス・一本調子すぎて少し捻りが欲しい、という気もするが、別に悪いコトでもないかと。つくりとしての特徴はその重厚さ。間合いが非常にゆったり取られていて、これは特に本事件の困難さ(無罪を勝ち取るまでの道のりの遠さ)を体現しているモノなのだろうと感じる。そして、そのローテンポをこれも静かで真摯な演技で繋いでゆく俳優陣の理知的な仕事も素晴らしかったと思う(マイケル・B・ジョーダンには惚れ惚れとしてしまいました)。諸々、間違いの無い良作だと言えるでしょう(青少年の教育向けとか特に)。かなりオススメ。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-24 14:41:27) |
9.高評を目にし 鑑賞..実話ものですが、映画として 物語として エピソードが物足りない..同じ実話ものの 「エリン・ブロコビッチ」 や 「ソーシャル・ネットワーク」 「イミテーション・ゲーム」 のような エンターテイメントとしての面白さがまったく無い..とても良い話ではあるけれど 脚本 構成の力不足です..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-02-11 13:23:41) |
8.良いお話だし、感動してぐっとくる。 黒人差別×法廷物の合わせ技映画。 不当に迫害されている現実に重きを置いているため、 映画としてはややテンポ悪く冗長な気もする。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-01 01:09:26) |
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7.《ネタバレ》 良い映画だとは思う。主人公の正義感に心打たれるし、死刑囚たちにも感情移入してしまう。無駄のない作りで、役者もみんな上手い。ただ、感動と同時に「呆れ」のような感情も強い。世界のリーダーたるアメリカが1980年代、90年代にもなってこんな事やってちゃいかん。とくに、多くの勇気ある証言を引き出したにも関わらず、再審請求が棄却されたときの呆れはマイナスのインパクト。7点止まりはそういう理由で。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-14 21:11:05) |
6.1990年代、警察の杜撰な捜査によって死刑判決を受けた黒人男性の冤罪を晴らすため、執念の活動を続けた若手弁護士を実話を基に描いた法廷劇。監督は、生き辛さを抱えた社会的マイノリティを優しい視線でもって見つめ続ける新鋭デスティン・ダニエル・クレットン。まあ観る前からおおよそ予想はついてましたが、開始10分で「あぁ、またこの感じの内容かー」とその既視感満載なお話に少々げんなり。具体的に述べさせてもらうと、①舞台はまだ黒人への偏見が色濃く残るアメリカ南部で、②警察の杜撰な捜査で冤罪判決を受けた黒人男性のために、③都会のエリート大学を卒業した理想に燃える若手弁護士が、④白人たちの執拗な嫌がらせにも屈せず、⑤無罪を勝ち取るために頑張るというお話。過去に何度も何度も制作されてきたこのパターンをどのような角度で映画化するかがその監督の腕の見せ所だろうけど、本作は真っ向勝負の直球ストレートで挑んでおります。でも、ちゃんと見事に勝利しておりました。ベタベタなお話で結末だっておおよそ予測がつくものなのに、最後まで観客をぐいぐい引き込むこの監督の演出力の高さは相当なもの。なにより特徴的なのは、物語の中盤で死刑囚の執行シーンをかなり詳細に描いているところですね。このシーンのおかげで物語がぐっと引き締まり、最後まで全く気が抜けません。偏見に満ちた白人たちの嫌らしさもしっかりと描いており、特に悪役である検事の如何にも俗物なところもなかなか巧い。唯一惜しいのは、ブリー・ラーソン演じる助手がいまいち活用できていなかったことくらい。総じてこの監督の才能は確かなものだと思います。最初にげんなりしたとか言ってごめんちゃい(笑)。ラスト、エンドロールの合間にさらりと説明されたところによると、主人公の隣にいた死刑囚もまた冤罪で後に無罪となって釈放されたとのこと。ここで話を戻すと、最初に何度も観たようなお話だと書きましたが、そのほとんどは実話を基にしたものだったということを忘れてはなりません。つまり、このような無実の罪で投獄された黒人がいかに多いかということです。アメリカの司法制度がどれだけいいかげんなものだったかが分かり、なんとも空恐ろしい気分になります。エンタメ映画として充分な面白さを有しながら、そんな社会問題についても深く考えさせられる、なかなか完成度の高い秀作でありました。8点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-10-01 01:34:41) |
5.《ネタバレ》 アメリカで本当にあった黒人死刑囚の冤罪を明らかにした弁護士が主人公。日本公開がコロナ危機と被って興行的には苦しんだと思うけど、黒人が経験する構造的な差別を描くという意味で時宜にも適った佳作でした。描き方は主人公であり原作者のブライアン・スティーブンソンの生真面目さを反映したような真面目な正統派。演出的にも脚本上もひねった表現はあまり見られず、アメリカの人種主義とそれと闘う人々の姿をまっすぐに描く。その愚直さは現代劇としてはやや工夫不足な気もするけれど、黒人の命がいかに軽んじられてきたのかが問いなおされている現在には、その真っ直ぐさこそが希望に見えるから不思議だ。それから本作の出色のシーンは、実は本筋にあたるジョニー・D事件裁判の法廷劇ではなく、ジョニー・Dの仲間の死刑囚の死刑執行シーン。いまや世界中で見直しが進む死刑(それも準公開型の電気椅子方式であることに驚く)の執行の様を丁寧に描き、そこに見える死刑制度の暴力と人間の尊厳が交差するシーンは本当にすばらしかった。本筋のほうが、あまり意外性がなく、予定調和にも見える演出・内容だったなか、このシーンはすさまじく重い澱のようなものを心に残してくれた。マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンの主要キャストはいつもながらに素晴らしい演技だったけど、強烈な印象を残すティム・ブレイク・ネルソンの怪演も印象的。アメリカの黒人問題に関心を持った方には素直におすすめしたい良作です。 【ころりさん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-08-24 16:08:57) |
4.《ネタバレ》 1930年代の人種差別という理不尽を描いた「アラバマ物語」、その映画が製作された頃の話である「グリーンブック」。 そんな理不尽な話がつい最近まで(今もまだ)存在している現実を認識すべきものなのだろう。先の秀作二作と共に勧めたい映画。 |
3.《ネタバレ》 「真実が見えなくなる」とか 「良心にしたがう」とか が、こんなに重く、熱く描かれる作品は、なかなかないと思いました。 そして、事実に基づいた話ということで、現実に、このような過去の差別や偏見に対して、法の上の正義のために戦ってる人がいるのだなあと、感動しました。 【sim】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-04-16 11:53:29) |
2.いい役者さんて次から次に出てきますね。 ジェイミーフォックスもですが、マイケルBジョーダンがこんな役をやるとは思わなかった。(ブラックパンサーのイメージのみ) 実話に基づいた映画ってことで、どこまでが脚色なのかは分かりませんが、酷い差別を受けていた時代があるんだと思うと目頭が熱くなってきますし、またそんな中で果敢に立ち向かうのは本当に勇気がいることだと思います。 今でも差別は残っているとは思いますが。 この映画の難点は主役のマイケルさんの顔が良すぎることですね。 こんなに顔も体も完璧だとたまに見入って物語が入ってこない瞬間があります笑 【まっつん】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-04-14 06:03:11) |
★1.よくある法廷ものだなぁと思ったけど、とにかく役者達の演技が素晴らしいし、実話ベースという事で凄いリアルで引き込まれた。
“正義とは何か“をここまで強く感じさせてくれる作品もそうそうないと思った。 とにかくこの主人公の行動には称賛しかない。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-04-11 21:00:44) |