7.《ネタバレ》 タイトルでラウラ・アントネッリが出ていたイタリア映画のようなものかと勝手に思っていたが、全然違った。
エロティックなシーンもあるが、シリアスな青春ものに仕上がっている。
なんでこんなタイトルがついているのか不思議。
この作品に登場する人物は、感情が激しすぎて違和感を覚える。
恋愛がうまくいかなくては泣き叫び、求愛表現も積極的で激しい。
恋愛がらみで二人も自殺しているのはちょっとやりすぎ。
その自殺も説得力のあるものではなく、何でそんな選択になるのかがよく理解できない。
特に、女性教師に惚れていた高校生の自殺は意味不明。
この辺りは韓国独特なのだろうか、感情の波長が合わないので共感するのが難しい。
看護師役のぺ・ドゥナはこの映画で初めて知ったけど、コケティッシュでチャーミング。
スタイルもいいが表情の豊かさが魅力的で、ストーリーの物足りなさをカバーしている。
邦画でも主役に抜擢されて日本の監督にも認められているようだが、それも納得の存在感。