278.《ネタバレ》 終わり近く、のど自慢大会のシーンでトラップ大佐が「エーデルワイス」をギターで弾き語りしながら思わず絶句してしまいますが、この歌はアルプスの麓に住むオーストリア人にとって、正に第二国歌のようです。「ドイチュラント・ユーバー・アレ(世界に冠たるドイツ)」を歌って第一次大戦を戦ったドイツに味方して敗北を喫し、広大だった国土を大幅に縮小させられたオーストリアでは「国破れて山河(どちらかというと山)あり。」みたいな感慨のある歌なのでしょう。この作品、全体的に明るくて戦争色は後半にならないと出てきませんが、巻頭に「1930年台の最後の年(つまり1939年)」という言葉書きが出てきます。原文(英語)に数字はありません。アジアでは1930年台の前半から日本軍が中国でドンパチやっていたので私たちにはピンとはきませんが、1939という数字は第二次世界大戦が始まった怨念の年を表していてヨーロッパ人にとっては見るもおぞましいのに違いありません。ドイツはこの前年にオーストリアを無血併合、言葉も習慣もほとんど同じ国と一緒になるのは一般人にはどうということはないのかもしれませんが、トラップ大佐のようにヒットラーが支配する国に併合されるのを快く思わなかったオーストリア人も多かったはずです。それにしても大佐はあの気位の高そうな貴婦人ではなくてマリアと結婚して正解でしたね。貴婦人が奥さんだったら子供を背負ってアルプスを越えてスイスに亡命なんてできず、ドイツ海軍に加わってイギリス軍に撃沈されていたかもしれませんでした。「西部戦線異常なし」はリアルな描写で、チャップリンの「独裁者」はギャグで、この作品は明るい歌声で戦争やナチスに対抗しているのです。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-03-22 02:25:29) (良:1票) |
277.是非とも子供に見せたい一品ですね。あのカーテンで作った遊び着、僕は着たくねえな~。長女には学習内容があまりにも幼稚すぎるのでは・・。でもそんなことはどうでもいいくらい気持ちのいい映画でした。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 21:54:53) |
276.You are sixteen~♪Going on seventeen~~♪今度カラオケで歌ってみよう!! 【ちーた】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-23 19:48:37) |
275.《ネタバレ》 何か、ストーリーの構成が「大脱走」に似ていると感じたのは私だけでしょうか。上映時間もほぼ同じだし、作られた年代も近い。シネマスコープだし、ナチが絡んでいるところや、前半までが面白く感じられたところまでも似ているような気がします。 私より前に書かれたレビューを拝見すると“健全な映画”との評価が多々ありますが、それはクラシック映画に存在する独特な秘めたる魅力なのだと思います。それがクラシック映画ならではの魔力(?)であり、健全さを感じるのはそのためだと断言しちゃいます(私の「ローマの休日」のレビュー参照)。 さて本題。この映画で一番大事なのは、マリア(←名前もすごくイイ!)の子供たちへの愛ではないでしょうか。父親の絶対的な規律により抑圧された生活を送っていたことの反動もあるかもしれませんが、子供たちのために服を作ってあげたり、歌を教えてあげたりと、人間らしさを呼び起こさせるような、マリアの愛情に満ち溢れた接し方に感動してしまいました。この映画は子供向けの映画などではなく、むしろ人を指導する側の立場の人間にこそ是非観て欲しい映画です。この映画を観てると、何か自分も教師になれちゃうような、そんな気さえしてくるようです。 それと、この映画の終盤で、ロルフという青年が自分の職務に忠実で、最後までトラップ一家を逃がすまいとしていたのが凄く悲しくて、何とも言えない寂しさに襲われた。前半であれだけリースルと愛し合っていただけに、軍の規律に恐ろしいほど忠実になってしまい、序盤の父親の教育方針もそうだったが、軍隊の規律というものは一人一人が持っている人間性というものを極限まで奪い取ってしまう恐ろしいものだと感じた。つまり、この悲しさや寂しさが“反戦映画”としてのメッセージなのでは・・・と思いました。 ところで、私が観に行った映画館には子供連れで来た人もいたようで、ドレミの歌を一緒に口ずさむ子供がいたのにはちょっと嬉しくなってしまいました(チョットうるさかったけど^^)。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-29 22:48:19) |
【くまさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-25 09:27:33) |
273.文句なしの満点!!初めて見たのは今から、十数年前…。当時私は小学生。素直に物語が入ってきて、ただただ圧倒されて…、今でもはっきりと覚えています。中でも印象的なのが、あの厳しかったトラップ大佐の優しい歌声。「エーデルワ~イス♪」は名曲だなぁ。 【西川家】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-04 00:09:40) |
272.初めて観たのが中学の英語の授業でした。それ以来10回以上見ています。飽きないんです。ストーリーも音楽も自然もキャストもすべてが素敵。ミュージカル映画の中では1番好きです。自分の子供にも勧めたい。 |
271.前半は、怒涛のような気持ちよさ! これでもか! これでもか! ってくらいに、とんでもなく楽しい音楽、とてつもなく美しい風景、とめどもなく楽しいストーリーが押し寄せてくる。 もうね、失禁してしまいそうなくらい気持ちいい(笑) いや、マジで! 歌ってるのを見てるだけで涙が出てくるもん。 マリアはキュートだし、長女は美しいし、末っ子は愛くるしいし。。。 ミュージカルの素晴らしさを満喫できる。 ドレミの歌って、ほんっとに名曲だよなぁ。。。 感激しっぱなし。 ただなぁ。。。後半はどうなの? 一気にテーマが重くなるよねぇ? こんなに素敵なミュージカルに、ああいう政治的な色合いはハッキリ言って不要だと思う。 いやね、盛り込み方もあると思うんですよ。 子供たちがたくさん見るだろう映画なわけだから、いい勉強にはなるとは思うし、「音楽は何者にも屈しない」的なメッセージもよくよくわかる。。。 でも、休憩時間をはさんでまで わざわざあのストーリーを見たいとは思わないんだよなぁ。。。 完全に縦方向に直列だからねぇ。 後半で映画の色合いが変わってしまう。 並列に置いて、うまく絡めながら見せてくれたら。。。。って思っちゃう。 これなら前半部だけを2時間でズバッと見せて終わって欲しかった。 だったら間違いなく10点満点なのになぁ。。。 でも、名作には間違いないです! 7人兄弟って、そういうことだったんだね^^ 大佐とマリアの間には、きっと5人の子供ができるんだろうなぁ^^ 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-04 03:22:11) |
270.ドレミの歌やエーデル・ワイスなどの超有名曲の原典であることは知りつつも、映画自体は一度も観たことが無かったこの作品。ミュージカルは嫌いだと自覚している私が、これ程世間一般的に評価の高い作品を観ても面白いと思わなければ、今後ミュージカルを観るのはやめようというくらいの覚悟で観ました。感想は「面白いとは思わなかったけど、音楽は素晴らしい」です。たぶん、これが全然知らない曲ばかりだったらつまらないと感じたと思いますが、7点の殆どが音楽への評価点です。特に"♪I am sixteen"って曲とタイトル曲がいいですね。これは繰り返し聴きたくなります。 |
269.僕の記憶が確かなら、オリジナル音声(字幕つき)&CMなどのカット一切ナシの状態で初めて観た映画がこれでした(何故かおかんがビデオ買ってきた)。当時TVでこれのアニメ版をやっていたのでストーリー自体は問題なく理解できたし、子供ながらに十分楽しめたました。あれから十数年ぶりに観直してみたけどやはり素晴しかったです。ミュージカルシーンも自然な感じだったし(『ウエスト・サイド物語』のようなワザとらしいものは皆無)。 【とかげ12号】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-27 01:33:55) |
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268.時間を忘れさせてくれるとはまさにこの事だ!!特に、男爵夫人との結婚までは完璧に画面に引き込まれた久しぶりの作品だった。自分も一緒にリズムをとり体を揺らしながら見ていた。7人の子供たちも、歌ったことがないのにマリアが少し手解きするとすごい歌唱力w。子供達と父親が分かり合えたシーンはウルウルときました。後半はそれまでに比べて少し暗くなってトーンダウンした感があったが、元気をもらえる名作に違いはない! 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-21 03:15:32) (良:1票) |
267.なぜか学校の数学の時間に見た。このワンシーンが数学の教科書に載っていたからだった。それほどすごい映画だったのかと知った。聞き覚えのある、軽快な音楽でとてもよかった。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-20 20:17:58) |
★266.テレビショーや他の映画でジュリー・アンドリュースのファンになり適役主演と評されるこの作品を見たくてしょうがなかったときに1975年のリバイバル・ロードショーで見て完全にはまりこんでしまい、それ以降、映画館で上映される機会があれば可能な限り見に行き、DVDも発売と当時に購入した作品です。親しみやすい曲の数々と美しい風景、適度にユーモアを交えつつ人々の人生に対する価値観を描いていくストーリー展開(ちょっと考えるとつっこみどころも多いですが)。3時間の長い上映時間を全くダレること無しに見ることが出来ます。最近はなかなか映画館で見ることが出来ませんが、この映画はなるべく大きな映画館でたくさんのお客さんと一緒に見るべき映画でしょうね。2004年にデジタルリマスター版が上映されたときに見に行きましたが、この映画ならではの映画館全体がアットホームな雰囲気につつまれたなかでの鑑賞の楽しさは、自宅でテレビやDVDでの鑑賞ではけっして得られないものです。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-14 23:36:12) |
265.この映画をきっかけにミュージカル映画にはまってしまいました。音楽、ストーリー、キャスト全てが素晴らしい。一家に1枚有っても良い映画では無いでしょうか?名作中の名作です。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-09 01:29:58) |
264.ミュージカル映画は嫌いだったけれどこれを見て好きになってしまった。音楽は素晴らしいし、全編を通してある明るさに感動。逆境であっても、笑顔を忘れない大切さ、音楽の力を知った気がした。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-08 15:22:32) |
263.《ネタバレ》 とってもいい映画です。 平和の中に影が忍び寄るなか明るく朗らかに暮らし最後は家族全員で亡命・・・ ドレミの歌が本当はこうなのかーと感心した一作でもあります。 とにかくキャストの声が素晴らしいですね。何回も歌うのにはちょっと食傷気味でしたがそこはミュージカル。歌が主役です。みんなはきはき元気よく歌いとても気分が明るくなる映画でした。最後のシスター達が「私たちは罪を犯しました・・・」のシーンが受けました(笑) 【ハリ。】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-11-02 21:25:06) |
262.前・中盤は音楽の楽しさを改めて実感させてくれます。リチャード・ロジャースの作り上げた曲は本当にすばらしい! 後半の脱出劇への転換も見事の一言!ただ、一日で全部見るには体力が要りますね、、、 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-30 19:39:57) |
261.15年前、高校の予餞会で初めて見ました。感動してビデオを買いました。 はじまりの広大な丘のシーンからラストまで全部好きです。ジュリーさんのウエストがきゅっとしまったドレス姿や日本人の私たちが真似しても絶対にあわないであろうシンプルなショートカットのヘアスタイルに憧れました。プラマーさんの歌声が吹き替えだと知ってちょっとショックでしたが、とにかく私の中ではベスト3に入る作品です。 【鉄】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 15:00:35) |
260.なんといっても音楽が素晴しい。この映画を見た日は充実感でいっぱいになれますね。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-28 18:52:06) |
259.《ネタバレ》 本来はミュージカル映画は好きじゃないんだけど、この映画は別。何回見ても楽しめる。ジュリー・アンドリュース以外にマリア役をやっていたらどんな映画になっていただろう。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-27 19:48:58) |