6.笑えるところはたくさんあったけれど、はじめから最後までテンションが上がりっぱなしで、話にアップダウンがないのはちょっと。少々シニカルにすぎるかな。次回作は、もう少しこなれることを期待したい。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-02-18 22:18:25) |
5.《ネタバレ》 どうしても「恋人までの~」「ビフォア~」の続編クラスを期待してしまい、ハードルが高くなってしまうのだが・・・この作品の弱点は、映像としての撮られ方にまで考慮がいっていないこと。カメラワークは最悪に近い。また、脚本も、デルピーの力の入り方は伝わってくるが、ところどころ、あからさまに「ここがフランスとアメリカの違いなんですよ~」的な誇張があるのが難点。ただし、全体として、自分はこういうのが作りたいのだという作り手の一貫した執念があるのは、嫌いではない。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-11 00:59:43) |
★4.《ネタバレ》 デルピーは作り手には向いていないと思いました。 だいたい、自分で主演してしまったことが、大失敗だと思う。 そらまともな女優を雇うより安く上がるには違いないが、デルピーの場合はウッディ・アレンのように、自分が出ながら自分を光らせてしかも作品を面白くするということはできていない。経験の差ではなく、ウッディ・アレンはすでに「アニー・ホール」からこの点では完璧だったわけです。 思うに…自分で監督して自分が主演するという例では、同じフランス人のテデスキさんの例があり、テデスキさんの場合は自覚的に露悪的なところがあったので単に男と女の差とまで言い切れないけども、デルピーの場合は「自分が好きすぎる」のだ。 フランス人の女優だから「お直し」をしないから相応に老けが入っているのに、まだ「イケている」と思っているからこういう感じになっちゃうのでは。 マリオンて、フツーに困ったちゃんなだけですよね。こういう好き放題なことをやっても許されると思っているのは、「イケているフランス人の女」という担保があってのことです。でも、その担保はもうそろそろ無効。目の下にクマ。口のまわりにホウレイ線。首にシワ。 困ったちゃんの女に、ラストになって独白で本当の気持ちを言わせてハッピーエンドてそら、終わり方としてあまりにも横着で、しかも自分で主役を張ってしまっているのに、恥ずかしくないですか?これが、雇った女優に言わせたのであれば、少しは考えが変わるというものだがダメなことには変わりない。 いくらなんでも、ハンバーガー屋の店員が客に対して英語を「話してくれない」なんてことは大げさすぎるでしょうし、過激すぎるタクシーの運転手とかも「これぞフランス」と言いたいがための水増し的演出でしょう。あーたの誇るフランスとは「みんなが自由に自分の幸福の追求だけに熱心」の「自由」というとこですよね。でも私なんかは「だけ」のとこが気になるんです。 もともと好きじゃないということもあるが、見比べてみると、同じフランス人女優でもテデスキさんに大きく軍配が上がるのだった。これはもう実力でも貫禄でも負けている(テデスキさんは「女優」という作品を撮っています)。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-26 19:13:43) |
3.評価が難しいですね、いろんな要素を詰め込みすぎのような気がします。パリの風景をもっと楽しみたかったのも正直あります。でもラストのナレーションは彼女の本音だと思った。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-21 23:12:14) |
2.私にはアメリカ人もフランス人も友達がいないので、習慣や文化の違いがハッキリとはわかりませんが、そういった部分を比較しながら見られると、とても可笑しく感じられるのでしょう。万国共通なのは、カップルであっても、本当にお互いを理解しているか、またそれを確かめられるか、その難しさですね。見ていて、ハラハラしてしまいました。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-27 23:17:54) |
1.ジュリー・デルピーの初監督作品。アメリカに住むカップルがヨーロッパ旅行の途中彼女の実家のパリに訪れた2日間の会話劇。2人の微妙なすれ違いを文化の違いと合わせて面白おかしくシニカルな笑いを盛りだくさんで描いています。初監督作品をなぜこの作品にしたのかとの問いに「ビフォア・サンセット」の脚本が評価を得ていたので会話劇に出資してもらうのが都合がよかったと来日トークショーで語っていました。アメリカ人男性(ジャック)をちょっと馬鹿にしすぎでは・・・と思ったけれどとっても面白かったです。 【Carrot Rope】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-05-26 20:14:49) |