7.《ネタバレ》 今からちょうど2年前。
年に映画を2,3本しか見ない友達に強く誘われて見る羽目になった映画でした。
私は、何故だか解りませんが、この映画を見てはいけない気がしていました。
おそらく、本能がこの映画に対して回避命令を下していたのでしょう。
危険すぎる賭け…いや、私には負けが見えている賭けでした。
私は遠回しに、優しく、彼女にこの映画の危険性を訴えました。
「多分だけどね、この映画はちょっと地雷があるというか…
ほら、折角楽しく遊んでるんだから、気持ちが良くなる映画の方が良いと思うんだ!
これは今見なくてもDVDとかで良い気がs」
『カタコンベ、大人2枚』
私の言葉は彼女には届かなかったようです…残念。
鑑賞後、劇場を無言で後にした彼女と私。
トイレに行こうと提案した私に彼女も同意し、そしてようやく口を開いた彼女が言った言葉は、
「人の忠告は聞くべきだということが、この映画から得た教訓だ」でした。
私たちは強く握手をし、さらに友情が深まったことを確認しました。
この映画は、友情・愛情への副効用が発生することがありますが、ごく稀です。
『副作用の危険性に対する挑戦』といった行為に関しても、自己責任でお願いします。