道成寺(1976)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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道成寺(1976)

[ドウジョウジ]
Dojoji Temple
1976年上映時間:19分
平均点:8.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
アニメショート(短編映画)
新規登録(2004-12-06)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2013-05-21)【にじばぶ】さん
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監督川本喜八郎
脚本川本喜八郎
音楽松村禎三
撮影田村実〔撮影〕
製作川本喜八郎
あらすじ
修行僧安珍が、旅の途中で求めた宿。その屋敷の清姫が安珍に恋した時、全ては始まった。仏の教えに従って方便を使い逃げる安珍。だまされたと知ってもなお想いの募るままに追う清姫。素足に乱れ髪で、息を切らせて男を追う女の姿に託して、熱い情念、心の闇が描き出される。映画祭で、動きのあまりの自然さにストップモーションアニメと思われず、受賞を逃したという逸話のある、日本の人形アニメーションを代表する名作。
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3.これより前に『鬼』という作品があり、こちらの習作の感じ。繁みの中を歩いていくとき、太棹三味線に合わせたり、人形浄瑠璃のノリ。画面の手前に金粉散らしたりしてるのはガラス越しに撮ってるのか。同じように物狂いに至る女の話だが、まだ「日本的な美」に寄りかかったものを感じた。しかしこちら『道成寺』はそういう日本的なものを使いながらも、それを越えられたという気がする。たしかに絵巻物風の構図はあるが、清姫が日高川に飛び込んで波に炎がチラつき出すあたりのリズムは人形浄瑠璃ではなく「映画」だ。ベッタリとした平面で蛇が鐘へ向かう図も面白い。情熱を抑えに抑えている気配が生きてくる。おそらく監督ピークの作品。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-17 09:42:42)
2.《ネタバレ》 これはアニメーションと人形浄瑠璃の幸福な組み合わせであり、作家川本の最高傑作だと考えている。安珍・清姫伝説の話のポイントである「情念」をここまで的確に捉えられた映像はないだろう。これは超一流のホラーでありまた、「叶わぬ想い」が伝わらなかった女性の悲劇であるとも言える。人形中心で進められた前半よりも清姫が蛇身に変化した後半部分、大蛇の造形に迫力が無いため話がパワーダウンしてしまったのは仕方が無いか。日本のアニメーションはジブリやガンダム、エヴァだけじゃないよ。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 9点(2009-08-16 20:13:15)(良:1票)
1.《ネタバレ》 あれ??
登録もあって、あらすじも書いてあるのに、レビューがない!
なんてこった!

これは、はっきりいってホラーだ。
怖い。
女の情念、まさにこの一言に尽きる内容。

怖いし、楽しくもないし、アニメは苦手だけど、だけどだけど、良い評価をつけざるを得ない。
なぜならば、観る人を飲み込んでしまう様な、圧倒的な雰囲気を持っているからだ。
しかも、短編アニメなのに、この迫力。

女性に気に入られること自体は素晴らしいことだが、本作の様に、一方的に気に入られ、しかも拒否ったにも関わらず、物凄い勢いで追いかけてきて、挙句の果てには殺されちゃったら・・・

犯罪を地でいく世界で、はっきり言って犯罪映画。
ストーカー殺人映画とも言っていいだろう。

特に、川を船で渡って逃げているところを、崖からダイビングしてきて、鬼の形相で荒れる川を泳ぐ女の姿には参った。

あそこまで女に思い込まれてしまうと、男は逃げるしか術を持たないのだろうか。
女の恨みやエゴ、執念とかに対して、男はなす術もないのだろうか・・・と考えてしまった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 18:25:47)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
9133.33%
1000.00%

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