27.《ネタバレ》 職人降旗の力技。 ゴッドファーザーとあしながおじさんを組み合わせた名作。 コッポラの名作はニーノ・ロータの音楽の中、殺戮が繰り返されるが、 本作ではクロードチアリとチャイコフスキーの音楽で盛り上げている。 高倉健が、見事はまり役。 とても心に残る佳作。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2022-02-23 17:55:32) |
26.《ネタバレ》 高倉健、やっぱりカッコいいです! なんというか、ストーリーよりも高倉健のカッコ良さばかり意識して見てました。 おじさんですよね?と言い寄られて、コーヒーカップを持つ手が振えるシーンが印象的です。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-28 01:40:43) |
25.《ネタバレ》 ザ、切った張ったの任侠映画ですねぇ。あんまりこのテのものは観ないので新鮮でした。やっぱり「おじき」なんですね(苦笑)健さんかっこよかったですハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-02-22 06:08:36) |
24.音楽がクロード・チアリやチャイコフスキーという、とても芸術志向が強い異色の任侠映画でした。やっぱり、有名画家の絵画とかも出てきて。「シャーガルあるか!?」「シャガールだ、シャガール」 このやり取りには笑いましたねぇ。藤田進さん演じる親分が言った、「切った張っただけのヤクザはもう古いよ」という台詞がとても印象的。私の記憶では、どの時代のヤクザ映画を観ても、俺たちのようなヤクザはもう古い、と言ってる。一体、いつから古くてどこから新しいのか、新旧ヤクザの定義づけはできないものか。でもそういう時代遅れのヤクザ、健さんはとてもよく似合います。そしてやはり出てきた、"北海道" というキーワード。どうして監督たちはみんな、健さんを北へ北へと導こうとするのか? (笑) 私にとって高倉健さんは、強くて優しい昭和時代の俳優の代名詞です。その時代もとうとう平成が過ぎ去り令和になりました。今や映像技術の進歩はめざましい。何しろ歌謡界や映画界では故人がAIやCGによって現代に蘇る時代です。海外ではCGによるジェームズ・ディーンで新作映画を撮る計画が進んでいるとか。私はと言えば、ストーリー半ばにしてメインキャストの急逝など特例的な場合を除いては、CGによる故人の再現は反対です。それがジェームズ・ディーンで新作映画ですよ? 映画ファンは本当に喜びますか? 道義的にも大丈夫ですか? 日本の映画界は、このへんで歯止めをかけましょう。だって、健さんのCG映画とか僕は絶対に観たくないっす! ・・・私は本気で心配している今日この頃です。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-01-05 13:55:02) |
23.落ち着いて観れる作品。あまり心が動くような作品ではなかった。音楽がやたら心地良いので少々眠くなってしまいました。池上季実子のセーラー服はさすがに違和感あります。色気出過ぎ(笑) 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-29 18:35:06) |
22.まったく期待していなかったのですが、意外に良かった。全編をクロード・チアリとチャイコフスキーの2曲で埋め尽くす作戦ですね。おかげで寂寥感と高揚感が交互に訪れて、メリハリが効いていた気がします。 以下、本筋とは関係ありませんが雑感など。東西ヤクザの抗争という意味では、いよいよこれからという場面で「完」となるわけで、肩透かし感が否めません。しかし高倉健が去ったとたんに「仁義なき戦い」のテーマが流れるというのも妙なので、あれはあれで良かったのでしょう。 それにしても、東西ヤクザのギャラ格差が凄そうです。ドラマ上では関西系が押していたようですが、役者陣で比べればアクの強い有名どころを揃えた関東系の圧勝でしょう。その総額は巨人とDeNAどころか、巨人とJ2ぐらいの開きがありそうです。だからどうという話ではありませんが。 そしてもう1つ、ヒロインの池上季実子は美人さんだと思いますが、アップにしてはいけない。もうタレ目が気になって気になって。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-05 01:26:24) |
21.人間の本音の部分があまり感じられない映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-26 20:42:45) |
20.《ネタバレ》 刑事コロンボが、”ガキがいるんだ。見逃しちゃくれねーか!”(カミサンも)と命乞いしてんだよ!助けてやれよ!KEN TAKAKURA!!(俺なんか、倉本って嫌いなんだよね。学校建てたり、やぼったい)昔、倉本と山田太一が対談してて、なんかあまり噛み合わないみたいで、おれは山田のほうが好きなので、やれ!山田太一!と思った。) 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-09-03 10:20:57) |
19.健さんはいつもの健さん。 不器用ですから。 倉本聰脚本ならもっと違うものを期待したけど、普通の任侠ものだった。 殺した相手の娘を足長おじさん的に育てるのもベタな展開。 やたら物悲しい音楽はかえって耳障り。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-25 21:51:47) |
18.《ネタバレ》 なるほど、倉本聰が任侠映画を書くとチャイコフスキーになりますか。ヤクザ抗争の部分に多くを割き、主題であるヒロインとのふれ合い(というかすれ違い)をあえて少なくすることで主題を引き立てているのだろうが、いかんせんヒロインに魅力が全然ないので効果が半減している。ベテラン女優の若かりしころの演技を観ると意外な驚きがあるものだが、池上季実子にはまったく華がなくタイトル負けしている(単に好みの問題かもだが)。健さんは相変わらずストイックでこれでもかというほどカッコいいのでした。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-09 22:58:45) |
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17.《ネタバレ》 健さん目線で見てしまうのは当然の成り行きではありましょうが、健さんの苦悩なんてヤクザ社会に染まり他人を殺めて生きていく腐った輩として自業自得な事であって なんの哀れも感じない。 ただ、これを洋子目線で見てしまった場合、あまりに辛く切ないお話になってしまうじゃないか 心の支えとなるオジサンに会える事を切に願う夢見る少女という物語。池上季実子の未だ汚れを知らなさそうな綺麗な瞳と清純さがやけに記憶に残る。はたして健さんは自分の正体を書き綴った手紙を洋子に渡すことが出来たのか 出来なかったのか否か そしてそのオジサンの正体を知った洋子がその後どのように心変わってゆくのだろうか その想いは変わらないのだろうか否か 興味は尽きなかったですが、終わってしまいましたね 唐突にて よいとこで。(^^;) きゅい~ 憎いねぇ~ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-30 12:05:23) |
16.任侠路線の健さんイメージを壊さずに製作されたドラマ。 池上季実子扮する娘とのエピソードで、お話に厚みを持たせてはいるんだけど、 それはあくまで健さんのキャラを際立たせるための小道具代わりで、 一本のストーリー映画として見た場合、しっかり回収できているとは言えない。 やっぱり健さんのカッコ良さを観るための映画。それにしても、健さんは冬がよく似合う。 たまにはアロハシャツを着た健さんが見たい。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 10:16:25) |
15.《ネタバレ》 高倉健と池部良の二人が並んでいる最初の海辺のシーン、何だかその時の会話、やりとりはまるで同じ二人が出ている「昭和残侠伝」シリーズを思わずにはいられない。健さんの役名が同じ秀さんだしね。この時の池部良の高倉健に対する台詞がラストに別の人間、小池朝雄によって使われるシーンを持ってくるというのはちょっとあまりにもやりすぎの感がしなくもない。ただこの作品、やはり健さんあっての映画になっている。高倉健というこの俳優の持ち味、男は黙って勝負しろみたいなものがひしひしと伝わってまいります。冒頭で「娘がいるんだ」と頼まれてもそれでも池部良に対して物言わずに殺した娘が大きくなり、その娘と何度も何度も会っているのに自分がおじさんであるということを明かさない。ここに男である辛さ、義理と人情、やくざ世界に生きる男の辛さを健さんは演じている。こういう耐える男が本当に似合う。健さん以外の脇役に関して言わせてもらうとハマリ役である人と全くのミスキャストな人がいる。小林亜星は完全なミスキャストとしか思えない。とてもやくざの親分には見えません。作品全体に漂う哀愁、音楽にクラシックとこれまたなかなか良い感じであるが、監督の差なのか?これ、同じ脚本でもしも、マキノ雅弘監督が健在だったら素晴らしい傑作に成り得ている気がしてそういう意味でちょっと残念である。そうは言うものの面白いことは面白いし、よく出来てはいるし、隆旗康男監督作品としては上出来な部類に数えて良いのではないだろうか? 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-13 20:43:33) |
14.昔懐かしい横浜駅が出てきたり、横浜市民には嬉しい映画ですね。池上さんの通う学校はフェリス?なんて思いながら見てました。クロードチアリの音楽が印象的。内容はこういうもんなんですか?ヤクザ系の映画にはうといので評価はよく分からず・・ 【グレース】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-29 00:02:42) |
13.しっとりした作品。健さんいいね。哀愁感がいつも健さんには漂う。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-07 01:27:01) |
12.《ネタバレ》 物語が途中で終わってしまう印象を受けてしまう。もっともっとこの続きを観たい!と思ってしまう。2時間をあっという間に思わせるほど惹きつけ、登場人物のその後に思いを寄せさせるドラマづくりはお見事!で、さすがは倉本聰だと思う。セリフで語らず、設定の詳細については観客の想像に任せる。各人物の性格をドラマの進行の中で語りつつ、静かに悲劇の予感を盛り込ませながら、いつか訪れるカタルシスを期待させる。惜しむらくはカタルシスの爆発が来る直前に映画は終わってしまうが、カタルシスを観客の想像に任せたところがいわゆるそれまでのパターン化された任侠映画の清算と脱却を目指した製作陣の狙いであったのだと後から思う。映画という2時間程度の映像で語るべき人間ドラマとはどんなものであるのがよいのか、一つのお手本とも言える傑作で学ぶべき点は多い。 【Sean】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-16 12:58:01) (良:1票) |
★11.《ネタバレ》 映画自体の感想はフツーという感じだった。健さんが渋かったと思った。健さんは特段なんにもしてないけど周囲でいろいろ起こって結局巻き込まれたって感じだった。もうヤクザを辞めようとしてたのに、また人を殺すはめになってる。健さんを見てるとヤクザというよりサムライに見えた。小林亜星がかなり気になった。歌を歌いまくったり、オロナミンCを飲みまくったり。物語の展開が自分が思っていたような感じとは違ったし、それになんとなく物足りない感じがして、なんかしっくりこなかった。 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-01-29 13:48:35) |
10.《ネタバレ》 初めて観ました。冒頭とラスト。歴史は繰り返されました。抗い切れなかった健さん、洋子と対峙しても素性を明かさなかった健さんにヤクザの筋の通し方、そんな生き方が美学とされるヤクザ社会の哀れさを見ました。感情を封印して無言で一突きする相手が身内なので、抗争相手の描かれ方がおざなりなのは致し方ないのかもしれませんが残念です。また、人となりや価値観の窺い知れない洋子の描かれ方も物足りないところでした。 |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-29 18:22:12) (笑:2票) |
8.高倉健のヤクザものを初めて見たけど、やっぱ健さんはこの頃がいちばんカッコイイと思う。個人的に降旗康男監督の映画あまり好きではないのだけど、この映画はかなり面白かったし、いい映画だと思う。クロード・チアリのテーマ曲とラストの小池朝雄を殺す健さんの表情が切ない。チャイコフスキーのピアノコンチェルトも効果的に使われていて印象的だった。親分を演じる藤田進(50年代から60年代にかけて出演した東宝の怪獣映画や黒澤映画で見慣れているせいか、最初かなり老けて見えたけど。)が良い。カラオケで歌い続けたりオロナミンCを飲みまくる小林亜星もコメディーリリーフ的な存在で笑える。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-01-29 16:57:16) (良:1票) |