★38.《ネタバレ》 パネルクイズなら、映画ジャンル10点クラスのイージー問題。本編映像のうち、どこでもいいので10秒も流せば、すぐに庵野秀明監督とわかる特徴のある画で溢れています。であるがゆえに、私は開始5分で挫折仕掛けました。少々煩わしい。そういう意味では、劇場作品としては成立しても、家庭視聴には向いていないかもしれません。 時代は1990年代後半。主人公は女子高生。当時の世相や風俗を記録した資料的な価値もあり、公開から20年以上たった今、当時を懐かしむというより新鮮な心持で鑑賞する事ができました。この先、10年20年後とさらに価値を増すのでは。 特筆すべきはエンディングです。生き急ぐ女子高生の、愚かさと切なさ、そして力強さが集約された見事なエンドロールでした。カラオケ歌唱も素晴らしい。ずっと見ていられます。これは『私の優しくない先輩』と双璧を為す邦画史に名を残す名シーンと考えます。 それにしても仲間由紀恵が美しいこと。まさにブレイク前夜の原石のようです。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 8点(2021-08-19 07:56:04) |
37.《ネタバレ》 真面目なのか真面目じゃないのか分からない女子高生たちですが4人も集まりゃピーチクパーチク騒がしくてかなり五月蠅い。こりゃ最後まで見終えるのはシンドイかなって思えるほど話が飛び飛びで だが後半、裕美の一人行動となってからは話が落ち着き ある一人の女子高生日記としてなら まあ見れたかなという感じ。ただ結果的にはカネのありがたみも分からない未成年の分際でありながら、結果的には援交頼りで楽に四万とか五万ものカネを得ようとしたその根性、叩き直してあげたく思えますよね 誰かさんみたく。 とは言え、浅野忠信男の豹変ぶりについては、口約束した四万円など払う気などさらさらなかった挙げ句、逆に小娘のカネを奪って逃げてやろうと思ってたとかぬかしやがったサイテー野郎なわけでして 比べてみるなら、五万円の彼も確かに醜かったが、四万円の彼のほうが圧倒的に人間としてクズだ。おい 聞いてるのか浅野忠信(仮名) カメラワークうんぬんについては 無駄にあざといカットが多くゲンナリしそうなところもあったけど、あんなカメラワークで撮られたからこそ この作品となっているわけでして そもそもそこのところは被写体にもよりますよね 今回、被写体がまだ青臭い女子高生だったからこそゲンナリしそうなところもあったけど、あれがOLだとかウェイトレスとかだったならかなりオッケーな感じもしてこようかなってなわけでして、そこのところは結局被写体によるのでしょうね だからその挑戦、悪くはなかったですよ オッケーということで。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-12-28 18:08:50) |
36.《ネタバレ》 エヴァにかぶれてた当時高校生の自分には渡辺いっけいと浅野忠信の間接的な交錯が胸に刺さって抜けなかった。 「お前には価値がある、って、そういうことでしょ?」 浅野忠信の衝動的な性暴力のあとで、渡辺いっけいから発せられたそのセリフを、 鑑賞後数日間ずっと意味もわからず反芻していた。 やがて、衝動的な優しさは暴力になりうる危うさがあるということを、この映画から学んだ。 そしてそれは、台風クラブの性的衝動と符号し、青春の営みは、危うさと表裏一体であり、 それこそが美しいと、そういうことなんじゃないかと、感激したのだが、 庵野秀明が映画化の権利獲得にのため村上龍へ口説く後日談には、 「彼は『この作品には愛があります』なんてウソを言う他の監督と違い、 『いくらの予算で撮れるか』だけを熱く語っていたので返って信頼できた」 との談があり、映画はこのような情報の非対称性も含めて楽しむものかも知れない、などと思ったり思わなかったりしたものだ。 ラストシーンは素晴らしかった。ラストシーンのためだけに、それ以外の全てを我慢して鑑賞する価値があると感じた。 結果論だが。 【よこやまゆうき】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2017-05-31 02:27:17) |
35.街(都会)の描き方がうまい。DVカメラのざらついた感触が、ぴったり合っていた。が、やりすぎなくらいのカメラワークが少し残念。次々と登場する変態たちの中でも特に、手塚とおるの演技がずば抜けて凄かった。 【峠のわが家】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-12-19 15:15:14) |
34.《ネタバレ》 あまりにカメラアングルが変で、疲れました。このような作り手の存在を嫌というほど主張してくる映画は嫌いです。初めての実写映画ということで、型にはまった映画にしたくなかったのでしょうか?つたない演出や、盛り上がりに欠ける脚本を誤摩化しているように見えてしかたなかった。唯一見てよかったのは、エンディングで四人が都内の汚い川を歩いて行くのだけ。 【ポテサラ頂戴】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2008-09-21 17:45:53) |
33.淡々といきすぎる。ドラマというよりドキュメンタリーを見てるみたいだった。 【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2008-03-28 10:57:21) |
32.《ネタバレ》 この映画の感想を一言で言えば「気持ち悪い」。たびたび出てくるローアングルからのショットが非常に気持ち悪いし、登場する男達や女子高生達も気持ち悪い奴らばかりで気持ち悪いし、頭でっかちなオタクの妄想を無理やり見せられているようで気持ち悪い・・・・。ただ、それが庵野監督作品と言ってしまえばそれまでですけど。最後なんて、TV版エヴァの最終話みたいになるのか?と期待してしまいましたがさすがにそれは無かったですね。 良かったのは、マークシティもQ-FRONT(ツタヤの入っているビル)もまだ工事中で今の姿になる前の渋谷の風景が存分に味わえたことくらいですかね。 ブレーク前の仲間由紀恵も出ていますが、やはりオーラが違いますね。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2007-10-15 12:50:42) |
31.「援助交際」を題材に、渋谷を舞台に撮られた作品。テーマがテーマだけあって、たった7年前の作品なのに、妙な古臭さを感じてしまった。タイムリーに観ていれば、もっと楽しめたかもしれない・・・ただ、浅野忠信の出演シーンはかなり見ごたえがあった。後半に少しだけ登場するのだが、かなりの熱演。それだけでも観る価値はアリ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-04 09:41:28) |
30.内容は別に悪いと思わないんですけど、ただやりたかっただけのような映像や演出が不快。 「エヴァ」がウケた後遺症が如実に表れた失敗。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-15 07:35:48) |
29.《ネタバレ》 最悪のカメラワークでビックリ(笑) 結構面白い話をこんなくだらない作品に仕上げた監督って‥‥。 あー納得。「もちは餅屋」ってことわざがある様に、アニメの映画監督さんて言い方は、適切かどうかは分かりませんが、実写はちょっと無理があったのでは?? と思ってしまいました。 内容は面白いですよ~。 違う監督さんが撮ったらいい邦画だったのに‥‥ 庵野さん。実写撮りたかったら、もっと勉強してみては?? ホント違う監督さんが‥‥悔やまれます 【じゅっこ】さん [ビデオ(邦画)] 1点(2007-01-21 03:42:15) |
|
28.なんだこのカメラワークは?おしゃれくさそうで全然おしゃれくさくない! 話的にはまあ普通。この監督の色んなアングル取りたい病に付き合わされた 感じです。でもあれスカートの中にカメラいれてるんすか? 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-20 14:02:10) |
27.エバで有名な庵野さんが監督だったのでみてみました。楽しみにしていたのですが私の周りの女子高生はもっと乱れており、オヤジ目線の作品に見えてなりませんでした。もちろんもっと純粋な女子高生もいます。中途半端に見えて仕方がありません。こんな事言っておきながらそんな事どうでも良いのです。とにかくストーリーが薄っぺらいです。 |
26.周りの人間に記号化されてしまって、本当の自分が見えない虚無感、孤独、混沌。それを埋め合わせる「何か」を見つけたいから、かったるいんだけどとりあえず真直ぐ前に進まなきゃ、とエンディングでドブ川を淡々と歩く様は女子高生の心の在り様なのだと思う。 カメラははっきり言って拙いが、どこか淡々とした進行も女子高生の気だるさと相俟って成功しているように思う。脇を固める援交相手の俳優陣も、皆良い味を出していた。 【なおてぃー】さん [DVD(字幕)] 5点(2004-09-21 01:52:08) |
25.エヴァンゲリオンの監督と知らずに見ました。。 正直、自分はエヴァンゲリオンのキャラクターにハマっている、大人(自分は当時、中学~高校生くらい)を見て、正直、エヴァンゲリオンという、映画を見ていないのに、映画そのものを軽蔑している感があった。しかし、この映画をみて、この作品と同じ監督なら、ちょっと見てみたい気がし始めた。 とにかく、この映画は、登場人物、社会のカオスをうまく表現している気がする。もちろん、その主人公のカオスに、共感できる人、出来ない人がいるとは思うけど、表現を出すという点ではこの映画は傑作だと思う。 もし、自分のようにエヴァンゲリオンに何か抵抗がある人は、それを、忘れて見てほしいと思う。 なんか、うまく表現できないけど、とにかく良かったです。 自分は主人公の女の子と同じ時期の高校生だった(自分は男だが)ので、共感というか、同じようなことを考えているところも、多くあった。もちろん、反発するところもあったが。 【シュシュ】さん 8点(2004-07-04 12:47:47) (良:1票) |
24.いかにも頭の中で凄い量の理屈を展開できて、周囲の人間を見下しがちになっちゃう 年頃の理屈屋…高校~大学2年くらいかなぁ?その辺の年の理屈屋がいかにも考えて 身近な人間見下すネタにしそうな事をキャラクターがしゃべるでしょう?実にムズ 痒い。 まぁエバンゲリオンの最後拍手で迎えられる辺りの話のセリフの数々に比 べればまだマシだと思うんですが…なんかこの監督さん作られるのって、見ててクチ ビルゆがませつつツッコミいれてましたね当時は。この監督さんの帰ってきたウルト ラマンは割と好きなんですけど。どこで変わっちゃッたんだか。 とりあえず何故か 笑っちゃったのはタンポン、あれ嫌いなんだよ!ってセリフですかね。あの白いの だったかな? 【マンダム】さん 4点(2004-05-14 11:49:19) |
23.《ネタバレ》 人間がいる限り普遍的かつ永続的に繰り返されるであろう「自己存在の価値や意味」について、社会全体の病理の象徴として噴出した「女子高生の援助交際問題」を通して真っ向から問い掛けた傑作。 監督が実写化するにあたって、あえてこの作品を選択したのも、監督自身が常に「自己存在の価値や意味」について思い悩み、揺らぎながらも真剣に考えているからであり、テーマ的にも「エヴァ」と直結しているからだ。ゆえに「エヴァからの脱却」など本人はたいして考えていないだろう(もし考えていれば作中で林原めぐみや三石琴乃などを使う訳がない)。 この作品における「ラブ」とは、すなわち「自己愛(=自己存在)」の象徴であり、普通の恋愛ドラマにおける単純な「愛」を期待してはいけない。そこを理解出来ないと、この作品の本質を汲み取る事は難しいかも。 ラストも秀逸。汚く、つまらない「不変的な日常という現実の象徴」としてのドブ川を、淡々と歩んでゆく彼女達の姿こそが、この作品の問い掛けに対する極めて「現代的な解答」となっている(それが正しいかどうかは別)。歌の歌詞も実に象徴的。時が経つ事で、もうあの頃と同じように、友達や恋人と「何か」を共有出来なくなってしまった哀しさと共に、現実を生きていく事の意味を見事に歌い上げている。生理的に気持ち悪い男の描写を強調し過ぎたり、妙にオヤジ的な説教臭いシーンがあったりと、客観的な評価としては6点くらいが妥当だが、もう少し評価されても良いと思うのでこの点で。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2004-05-10 02:59:03) |
【ナクサライト】さん 5点(2004-02-06 06:49:45) |
21.一連のエバンゲリオン現象(?)の波の先にあった映画とするとわかりやすい気がします。浅野忠信さんの存在感が印象的でした。 【its】さん 5点(2004-01-07 01:20:43) |
20.面白かった。だから何?っていう部分もあったが、純粋に楽しめた。最後の歌のだるさが結論っぽかった。 【ぺて】さん 8点(2003-12-29 08:50:30) (良:1票) |
19.ちょっと薄っぺらいかな、ラブ&ポップじゃなくて、バカ&ポップって感じの作品になってしまってます。バカポップな映画もいいと思うんですが、この作品のどこにラブがあるのでしょう?僕は原作は未読ですが、たぶんそちらにはラブの部分が描かれているんじゃないかな?ちょっと、期待はずれ。 【fero】さん 4点(2003-12-27 21:59:22) |