トンネル 闇に鎖(とざ)された男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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トンネル 闇に鎖(とざ)された男

[トンネルヤミニトザサレタオトコ]
Tunnel
(터널)
2016年上映時間:127分
平均点:6.00 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-05-13)
ドラマサスペンス
新規登録(2017-09-21)【ヴレア】さん
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キャストハ・ジョンウ(男優)
ぺ・ドゥナ(女優)
オ・ダルス(男優)
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1
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9.《ネタバレ》 トンネル崩落事故で生き埋め。必要最低限の前フリのみで、すぐさま本題に入るのは有難い。サバイバルアイテムは500mlの水2本とバースデイケーキ、スマホ、懐中電灯くらい。展開らしい展開は無く、じっと耐え忍ぶ時間が大半を占めました。サバイバルの観点で言及されていたのは「水」と「食料」でしたが、この2つだけでは命を繋ぎ止められません。「空気」そして「明かり」はどうでしょう。地中とはいえ密閉されていないのなら窒息は大丈夫?問題は「明かり」でした。暗闇の中で正気を保つために欠かせない要素であり、光無くしては3日と持たなかったでしょう。車載バッテリーが大容量で懐中電灯が高機能だったとしても30日以上の耐久性は疑わしい。何時までも消えない明かりに違和感が消えませんでした。これは物語を楽しむ上で不要な懸念。例えばトンネル設備の非常灯がたまたま点いていた程度の奇跡に文句を言う観客は居ないでしょう。物語を成立させる上でも、リアリティを担保する上でも、そしてドラマに集中させるためにも、必要な「ご都合主義」は迷わず使えばいいと考えます。さらにスマホについて。通信手段はまさに命綱でした。当然バッテリーには限りがある訳で、切れた後の意思疎通策を講じていなかった時点で詰んでいます。スマホの充電池が切れた時点で主人公の命運も尽きたのです。にも拘わらず奇跡の生還を遂げたのは偏に「救助システムの機能不全を個の力で打開したから」に他なりません。まるでサッカーの解説者のような口ぶりですが、救助隊長の実直な人柄には素直に感動しました。地面に落ちた目玉焼きを笑って食べてくれた作業員も然り。一部人でなしも交じっていたものの、概ね救助隊員の質は高く、彼らのような優秀な人材がこの現場に配属されたのが最大の奇跡だったと言えそうです。
同類のサバイバル映画と比較した場合、生き残るための苦渋の決断にドラマがある『127時間』の方が見応えがありますし、限定的な状況下で幾つもの展開を披露した『フォール』の方がエンターテイメントとして優れていると感じます。そう、サバイバル映画としての出来はいまひとつ。ただ報道や政府に対する社会風刺のキレ味は良く、人物造形も魅力的です。個人的にはペ・ドゥナを久しぶりに観られて嬉しかったですし。総評としては「トンネル崩落事故生き埋めという刺激的な題材を、サバイバル方面で掘り下げず、社会風刺に落とし込んだことの是非」になりましょうか。このアプローチを否定する気はありませんが、個人的な好みを言えば真っ当なサバイバル映画を観たかったという気がします。
目隠シストさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-12-19 20:31:31)《新規》
8.《ネタバレ》 閉所でのサバイバルものとして楽しめた。救助側の事情やメディアの姿勢など、皮肉も交えて見応えもある。でもあの状態で生き延びるのはちょっと。。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-05 21:40:51)
7.《ネタバレ》 導入部の手際のよい状況設定の腕はなかなか。またその後も、閉塞した空間という限定の中で、的確な展開と課題を見せつけてくれる。しかし着地部分が、さらにもう一段盛り上げようとして失敗したかな・・・。第2トンネルの工事の遅れが数週間スパンくらいで、再開要望が60%以上だとかあるわけないし、現場作業員の死亡事故は、工事会社の安全確認怠慢以外の何物でもないでしょうに。むしろ、救出側がいかに技術を駆使してこの難関の現場を突破したとか、その中で電話越しにどういう関係が形成されていったかとか、そういう部分を見たかったところでした。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-26 00:35:36)(良:1票)
6.《ネタバレ》 かなり無理筋でご都合主義な作品ではありますが、それなりに楽しませてもらいました。単に閉ざされた男のサバイバルではなく、メディアとか、政治家とか、建設業者とか、そして世論とか、紋切り型とはいえ皮肉たっぷりに描いていたので。このあたりはけっこうリアルで面白かったのに、「35日」がすべてぶち壊しているようで残念。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-22 00:46:41)
5.《ネタバレ》 ひとこと、無理筋。十分な飲み物、食べ物がなく、35日間生き延びていたんですか。新記録樹立にこだわるマスコミを嗤うための期間だったとしたら、その趣向にこだわりすぎ。体面を重視する行政をおちょくっていたとも思いますが、そういう小細工が多くて、正面からシビアなサバイバル劇を撮るのを避けたのかなと勘ぐってしまう。なぜ彼が助かったのか、納得できる理由がないんですよ。生還の第一声がアレってのは、作りすぎ。そりゃないよ。一緒に見ていたツレアイが、「韓国映画は、むやみに展開が意地悪」と言ってましたが、なるほどと思いました。そうなんですよ。なんか意地の悪い映画なんですよ。
なたねさん [DVD(字幕)] 3点(2018-04-15 17:49:17)
4.《ネタバレ》 2012年頃から竹島絡みで盛り上がった反日運動を機にあの国が嫌いになり、それ以降はあの国の映画もドラマもほとんど観ることが無くなりました。それくらいに大嫌いです。人間が小さいのはよ~く自覚しています。
そんな私ですが、本作は某衛星放送で冒頭を目にしたらグッと引き込まれて最後まで楽しんでしまった。正直、面白かったです。登場人物たちのピンチや落胆のたたみ掛けが上手で飽きさせません。
映画レビューに政治を絡めるも変な話ですが、私は日韓合意を無効化した彼らの気質を本作に見る想いでした。無責任な報道関係者や第二トンネルを推進する行政、さらに行政トップの脳天気とそこにおもねる面々。そんな邪魔者たちの妨害に遭いながら、閉じ込められた男とレスキューの責任者と妻だけが諦めなかった。邪魔者たちは、最初は「本気で心配するフリ」をするが、時間が経過すると容易に態度を覆す。熱しやすく醒めやすい。声が大きい方に乗りたがり、理屈を垂れて約束や決まりごとを破る。遂行すべきことを見失う。本作はそんな邪魔者たちの妨害に対する抵抗の映画であり、少数派の「正義」を貫いた映画なのだと思う。本作ではその小さな正義が最後に勝利する訳だけど、あの国の方々は正義を信じて闘うことが好きで、それは自分たちの姿勢に酔っ払うくらいに大好きで、約束や決まりごとを破る程にエキセントリックになることもある。本作の正義派は最後まで紳士的態度でしたけど、みんな約束を破る気質を持った人達なんだなぁと、あの国の国民性が垣間見えた気がしました、とさ。(かなり強引w)
久しぶりのペ・ドゥナさん。お母さん役になってました!
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-31 22:36:57)
3.韓国という国への自虐的な映画です。でも、どこの国でも嫌なやつもいれば、いいやつもいるもんだ。最後はハッピーエンドでよかった。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-25 10:28:28)(良:1票)
2.トンネルに閉じ込められた男の生きる事への執念が描かれている。救助の失敗を聞いた時に発狂するシーンに胸が痛んだ。この作品を見るとしばらくトンネルを通過するのが怖くなります。とりあえず車には飲み物を常備した方が良さそうです。
tonaoさん [映画館(字幕)] 7点(2017-10-08 22:33:15)
1.とにかくトンネルが崩壊していく映像が圧巻でトラウマレベル。もうトンネルに入れない・・・。
狭い地中での描写と地上で救助活動する人々のドラマが交互に描かれる。
絶望に次ぐ絶望、生き埋めで死ぬのだけはマジ勘弁!そう思った。
生き埋めになった男の妻役のぺ・ドゥナはアクション俳優ばりの活躍で一人トンネルへ救助に向かうのか!と思いきや・・・
救助隊の人達の為に料理を作ったり世話を焼いたりしてなんとも家庭的な役柄でなんか新鮮だった。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 6点(2017-09-22 18:30:02)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3111.11%
400.00%
500.00%
6555.56%
7333.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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