6.《ネタバレ》 ドラマ版「ロストエデン」の後編。もうがっつり後編。タイトル変える意味なんてないくらい。
一番の見どころは主人公の闇堕ち。
ロストエデンで、紘美、ルナ、亜利沙の3人に結構感情移入してしまったので、この結末は何とも後味が悪いです。
デスゲームもので後味が悪いもクソもないのですが・・・。
この3人は、はっきり言って性格は悪い。
紘美は確かに偽善者だし、ルナや亜利沙にいたっては論外。
ただ、紘美とルナの友情だけは、本物だと思っていました。少なくともロストエデンではそうでした。
だから紘美がルナをだまし続け、そんな紘美をルナが信じ続けた結果、こんな結末になるなんてあまりに救いがありません。
もう一足早く刑事の2人が到着しただけで、水谷、ルナ、越智の3人は助かった可能性すらあります。なんとも趣味の悪い脚本ですね。
「ラヴァーズ」と「インフェルノ」以外は、あまり後味の悪さを感じさせませんでした。
それは、人間のサイコパスな側面を見せながらも、同時に人間の良心も見せてくれていたからかもしれません。
でもこのインフェルノでは、良心のある人間はまっさきに殺されてしまいます。
要は、一番良心に欠ける人間2人が勝ち残ってしまう後味の悪さがあるんです。
ただロストエデンで、いじめの当事者でありながら蚊帳の外であった性格の悪い宮下舞や、不良の馬渡なんかをゲームに参加させてくれたことは良かった。それに宮下舞の襲撃は、何気にこの作品で一番のお気に入りです。
とゆーことで、映画としては非常に面白かったのですが、後味の悪さでプリズンブレイクよりは1点下げておきます。
そしてやっぱり人狼が誰だかわからないほうが面白いことを再認識しました。