★1.《ネタバレ》 主人公が経営するパンクショップを訪れるお客がみな強烈!只今仕事さぼり中『マウンテンリバー山川』、マジでデスする5秒前・おかまのモジャ毛シンガー『ブーメランいとう』、1000日修行の前に一発かますぜ『釈尊いしみね』等、奇天烈キャラが勢揃い。もう名前からして反則でしょう。そんな個性豊かなお客さんに似合う服を見立てる際に、ロックを歌うのが主人公の流儀というワケ。この設定も結構クレイジーですね。ちなみに歌唱の時間は、一休さんにおける『ポクポク』に該当するのでしょうか。サブカル系シュールコメディならではの独特な空気は、楽しめる(受け入れられる)人を限定するでしょうが、こういったジャンルの中では比較的まとも(まとまっている)作品と感じます。パターンは決まっていますし、面白ポイントや、言わんとしている事の意味は解るので。しょーもないモノの中にも、あるいはしょーもないモノの中だからこそ、光るものは見つけ易いワケで、例えばお客の悩み相談に対するマヒルの回答に、意外と価値があったりします。ラスト、クズ夫がカッコよく見えるのも、それまでが酷過ぎたから。何事もギャップって大切ですね。ちなみにタイトルはエド・ウッドの「プラン9フロムアウタースペース」のオマージュではなく、主人公が見立てた洋服の数=6着と、来客人数=9人に由来しています(嘘。テキトーです)。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-09-25 18:52:42) |