45.同時期に製作された「ギャング・オブ・UK」を思い起こさせるストーリー。キリリとした眼差しで身体を張るテレンス・スタンプにそう言えばジョン・ハートの格闘シーンはまだ見ていないなぁ。聖職者の子息として殴る蹴るシーンは拒否してたのだろうか。あっ、「殺し屋たちの挽歌」で女性相手にそれらしき事してたっけ。あぁ、その映画でテレンス・スタンプと共演していて二人の絡みはあまり盛り上がらなったなぁ。愛娘に対する因果応報のほろ苦さを味わう姿はジョン・ハートが数段勝っている。ピーター・フォンダってヒュー・グラントをいかがわしくした感じ。悪役好きの身からは許し難いお人好しな悪人はこの人にしか出せない味わいで、因業な父ヘンリーと猛女の姉ジェーンと接してきた所以なのか。 時系列をいじくったストーリーのあまりの退屈さに色々な事が思い浮かんできていつの間にか終わった作品。 勝手に期待して裏切られたとぼやくのは野暮だけど残念です。 |
44.《ネタバレ》 倉庫街でボコボコにされるも、すぐにピストル片手に乗り込んでいく暴力ジジイにテレンス・スタンプがハマリ過ぎ。対するピーター・フォンダの何ともいかがわしい清潔さの対比がおかしい(やたらと白い歯を見せたがる)。ソダーバーグは実に2人の「名優」を知り尽くしていると見た。「悪いことをしたら警察を呼ぶわよ!」という幼い娘の叫びが、ラストに響いてくる。あれだけ殺しのイメージトレーニングをしていたのに、結局彼は撃てなかった。娘を死に向かわせたことへの自責の念からか、それとも、娘が男に父親の姿を見ていたからか…。「過去」は「未来」に復讐する。若かりし頃のスタンプは無論そんなことに気づく由もないわけだが。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 21:50:01) |
43.《ネタバレ》 雰囲気はいいと思う。でもストーリー、映像ともちょっとわかりずらいし、盛り上がれなかった。うーんなんだか消化不良。 【noji】さん [地上波(字幕)] 4点(2009-01-01 23:12:43) |
42. ソダバーグのやりたいことはわかるんだけど、なんだか日本のVシネと土曜ワイド劇場を足して2で割ったようにもみえる。 この手の映画を望むなら未見の70年代のアクション映画を探したほうが絶対面白い発見がある。 【クロエ】さん [地上波(字幕)] 4点(2008-12-13 04:22:27) |
41.テレンス・スタンプに男の中の男を感じた。渋くて格好いい親父だね。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-18 23:45:57) |
40.父親の復讐劇を撮影手法変えて、今までの復讐劇と違う一面を見せられた感じでした。 内容もシンプルで鑑賞しやすかったです。 【SAT】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-28 23:49:59) |
★39.《ネタバレ》 ボスの女がもうすこしストーリーに絡んでほしかったかな。ぼこぼこにされ二度と来るなと脅された主人公が速攻仕返しに行くシーンが良かった。 【srprayer】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-11-21 05:49:54) |
38.《ネタバレ》 これはヘンリーフォンダにあんなことまでさせて、が勝因でしょう。笑えるよー。もちろんテレンススタンプは不自然さ全開でがんばっている。オープンカーで髪をなびかせながら、くりっくりっと笑顔で振り向き続けるフォンダに大爆笑。俳優さんとして、突き抜けている。「ソラリス」と違って、楽しめる作品。ここでは「たけし」の影響が濃厚ですな。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 20:50:09) |
37.テレンス・スタンプって全然知らないんですけど、兎に角とても存在感のある俳優だということは分かりました。ただこのおっさんに感情移入しろというのはいくら何でも無理なので、平均からマイナスして6点献上。ソダーバーグの作品って外見とは裏腹に中身が味気ないものが多いような気がするけど、この作品に限ってはその気質と内容が見事にマッチしていると思いました。まさにストーリーではなく編集で見せる映画。しかしながらこの特異な構成のせいで、途中主人公が殺しのイメージトレーニングをするシーンではちょっと混乱してしまいました。 【かんたーた】さん 6点(2005-02-05 19:27:31) |
36.渋いけど、いまいち盛り上がりに欠ける。あまり印象に残らない。色でいったら灰色映画。 |
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35.スティーブン・ソダーバーグがタランティーノ風編集構成で見せる渋い男の復讐劇。とにかくテレンス・スタンプの、成熟した男が醸し出すショボカッコ良さ(と若い頃へのリスペクトと60年代への郷愁)だけを堪能する映画。中身はほとんど昔の日活アクション映画か健さん映画か王道アイドル映画と同じノリ。これは編集構成同様、タランティーノが「ジャッキー・ブラウン」でやったことと同じ、要するに(オタクが撮りたくて撮った)「オタク映画」という分類で間違いないでしょう。この映画に女子供はお呼びじゃない、従って女子供じゃない私は充分楽しめました。そういうことで、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-09-24 16:12:34) |
34.アクション映画なのに静謐な感じが新鮮。映像もセンス良く楽しめました。 【番茶】さん 6点(2004-08-15 22:41:32) |
33.《ネタバレ》 まさに編集の妙。映画でなくては表現できない世界を楽しませていただきました。受話器を持った愛する娘の回想シーンをしっかり焼き付けておかないと、夜の海岸でなぜやつを撃ち殺さなかったのかすとんと落ちずに悶々としてしまいます。でもわたしなら、倉庫で悪党に耳元でささやかれた、娘を侮辱する忌まわしい言葉(のはず)を聞かされた怒りのエネルギーはクールダウンせず、海岸で引き金を引いてしまうと思います。受話器を持って愛するものを必死に止めようとする娘の思い出は、独占したいですしね。 【karik】さん 7点(2004-06-27 23:03:45) |
32.テレンス・スタンプの役はデニス・ホッパーでもはまりそう。でもそうなると「イージーライダー」だもんな、笑。監督のソダーバーグはいろんな色を持っていて”今回の映画はこの色”って決め込んでつくってるような感じ。 この映画の色は私苦手でした。 【メロメロ】さん 6点(2004-06-27 22:55:05) |
31.《ネタバレ》 主人公が暴力的なジイサンという意表をつく設定のハードボイルド。失踪した実の娘を捜して寂れた倉庫街の怪しい会社であれこれ尋ねてフクロ叩きにされると、ちっこいピストル持ってとって返して全員撃ち殺す。キレたジイサンが年季の入ったプロの犯罪者だというコワさ。ピーター・フォンダは、1960年代70年代のカウンターカルチャーブームで偶然成り上がった安手の音楽プロデューサーにぴったり。ドンパチすれば勝負は見えてるんだが、そんなヤツに勝ったってむなしいというヤクザな老父の娘を思う気持ちが切ない。年寄りが観るべき渋い映画。 【哲学者】さん 8点(2004-06-14 11:29:12) |
30.ちょっと殺し過ぎの感は否めないが、私は充分感情移入出来た。自分の知りえないところで、最も愛した人(或いは深く関わった人くらいでも)が、自分のせいで不幸な人生を歩んだのではないか?という思いはかなり辛いものだ。幸せだったのか、不幸だったのか、殺されたのか、事故だったのか、どうしてそうなったのか?この父親の知りたい願望(本当に知りたいだけなのだ)は、そのためなら命さえ惜しくないほど強烈なもので、人間というのはつまりはそういう変なものなのだと、既に中年になった私は思う。この父親の悔恨は、私の胸をかなり打った。若い時見たら、全然分からなかったかもしれない。 【大木眠魚】さん 7点(2004-06-10 01:49:28) |
29.等身大の男の復讐劇を描いているのはいいのですが、すべてに渡って地味にまとめられすぎ、印象に残りません。もうちょっと観客の目というものを考えて作ってほしいです。 【K】さん 0点(2004-05-30 20:56:13) |
28.《ネタバレ》 やはりソダーバーグ監督の映像テクニックはこういうシンプルで短い物語で活きる。時系列を追ってしまえば何の変哲も無い平板なストーリーであったろうものを、ここまで入り組ませ魅力的にしているのはさすが。無機質でクールな映像、乾いた暴力と銃声。その中で浮かび上がる主人公の強烈な怒りと愛情。娘の蒼い記憶。男はイギリスからやってきて、自分は見ることのできなかった娘の空白の時間を、そして彼女が確かに持っていた愛情の温もりを感じ、帰っていく。激しいバイオレンスとのコントラスト。カッコいいだけじゃねぇ。胸に染みるゼ。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-03-17 15:05:44) |
27.派手な立ち回りを演じた割には、あっさり帰ってしまう。殺された人たちも浮かばれまいに。 【こち】さん 4点(2004-03-15 22:38:57) |
26.《ネタバレ》 若かりし頃のT・スタンプを知らない私には「眼光鋭い、渋いジジィ」と云う印象しかないのが原因か、挿入されている“昔の映像”を見ても全くピンと来るモノが無く、理解するのに少々苦労しました。 作品は、頻繁なフラッシュバックにうんざりさせられる場面が多く、全体に締まりがない。ウィルソン+他男女2名が車で敵を追う件に至っては近所の中年が集まってドライブをしている様にしか見えず…、この辺にも緊迫感があればなぁ~と。ノラリクラリと進むプロットは「復讐劇」を描いているにも関わらず、鬼気迫るモノが伝わってこないと云うのも残念です。「時間軸」の操作や独特のカット割りと云うソダーバーグらしさが妙に鼻に付く…。 ラスト娘を死なせてしまったプロモーターが本当に彼女を愛していたのだと知り、ウィルソンがその場を立ち去る場面がとても印象的。 【MAZE】さん 5点(2004-02-15 02:22:53) |