160.《ネタバレ》 ゾンビの思い出…沢山あります。初めて見たのは小学生の時…
高熱にうなされながらも、出来る事といえば映画を観ることだけでした…
ローカルTVで流れるゾンビを観てるうちに、現実と映画の境界線が無くなって、
部屋に入ってきた母親がゾンビに見えて、いきなりバットで殴り殺しそうになったものです…うーん、若かった。(違)
そんな、普通に映画を見た人よりも「ある意味」入り込んだ俺なので、ゾンビに対する体験度合いは人一倍と自負します。(更違)
その体験を活かし、中学三年の夏休みに「ゾンビの悪戯」を考えました。
それは至って簡単です。
近所にある巨大な団地があります。
夏休み、暇を持て余し、そこの自動販売機でいつも朝方までダベってました。
気付いたのですが、結構夜中に一人で買いに来る人が多いのです。
そこでボロボロの服を着て、顔を青と赤の絵の具でゾンビメークをします。
そのゾンビルックで草むらに隠れます。
自動販売機に人が来た瞬間、時間差で一人ずつ現れます…
「俺様ちゃん:ゾンビ1号)あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ……ぁ…ぁ…」
「友人Aくん:ゾンビ2号)ぉぉ……ほぉぉ…ひぃぃ…ぃ……」
「友人Bくん:ゾンビ3号)ほ゛ぉ゛ぉ゛ぉ…ぉ゛ぉ゛…………ひ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛…ぁ…」
『現れた人)………ッッ!!!!!!!……ほッ!ほあぁぁぁッ!!!(凄い驚いた顔)』
片脚を引き摺りながら、口角から涎を垂らし、目は虚ろ…そんなゾンビが3人も現れたら、恐らくは大学生と思いますアンちゃん…
もう声にならない声を上げてダッシュで逃げて行きます。100メーターで3回はコケてました。
「いやー、本当に俺ってゾンビを誰よりも愛してるよなー…」と思った瞬間でした。
皆さんは映画を観ただけですが、俺は違います。
なんたって2回も体験したんですから。(絶対違)
そんな俺だからもし演出したら走らせたりしないッスよー♪(バカ)