13.最後の30分はなにやらそれらしいのですが、それまでがおそろしくつまらない。脚本家が完全に勘違いしているようです。その最後の方にしたって、そうたいしたことを言っているわけでもありませんし。 一応京都が舞台ですが、必然性はゼロ。京都はたしかにいい水が多いのですが、かといってこの内容なら京都以外でも成り立つでしょ。そもそも主要人物全員が京言葉はおろか、それらしい関西弁すら話さないというあたりに、製作側のいい加減さが見て取れます。風呂屋も最近よそから移住してきたのか? そんなにやる気がないのなら、最初から作らなければいいのに。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-27 20:33:06) |
12.《ネタバレ》 生活感もなく、こういう商売でどうやって生活しているのだろうという疑問がわくし、浮世離れしており、日常を描いているようで、非日常的であり、この世の世界とは思えない。アチコチから京都に流れ着いたという設定のようなので、皆が東京言葉を話しているというのはいいとしても、地元の京都の人との交流が一切ないのは何故なのか?地元民からは敬遠されて小さなコミュニティーで慰めあっているのか?等々数々の疑問が沸く。楽観刹那主義がテーマのようだが、過酷な日常に疲れている人にとっては癒される事もあるだろうし、逆に腹が立つ事もあるのかと。 |
11.ゆったりした、セリフの少ない雰囲気は好きですが、みなさん言われているように深みがありません。 それぞれのエピソードが有機的につながっておらず、出てくる情景も人物もかなり現実離れしています。 まったりとした映画って、難しいなぁとあらためて実感。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-14 06:58:53) |
10.ふわ~っとした空気の中で、心に染み込んでくるような会話が繰り広げられる「めがね」の、バッタもんのような映画でしたね。音楽も、ウクレレの曲なんてめがねそのものだし、同じ俳優を使って、いったい何を考えてこの映画を作ったのか、理解に苦しみます。監督も脚本も、誉めるところを探しても見つかる気配すらありませんが、でもなんとなくそれぞれの空間の、不思議な落ち着き感が好きでした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-06-15 22:13:57) |
★9.引いた絵ばかりの長回しで非常に単調な映画ですね。狙いが伝わってこないのでもっと詰めてほしいです。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-05-10 17:24:23) |
8.《ネタバレ》 風呂屋だって牛乳ぐらいは売るし、豆腐屋だって豆腐だけ出してるわけじゃない。いくらなんでもウイスキー出すだけで商売できないですよね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-01-20 22:45:04) |
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7.《ネタバレ》 較べちゃいけないと思いつつも、小林聡美さんがかもめ食堂の時とは違って、なーんにも創りません。劇中、その理由を『手抜きがしたかった』とあり、それがそのままこの映画の印象に。。。雰囲気を壊すような演者はいませんでしたので、その点よかったんですがいかんせん内容がなさすぎます。もしなんの映画かわからずに観ちゃったら『金返せ』レベルですよ。これじゃ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-05 14:05:03) |
6.《ネタバレ》 うーん、残念。やっぱり、雑なんだ。ワタシは赤ちゃんの扱いが、ちょっと悲しくなるくらいマズかったと思います。赤ん坊をあんなふうにベンチに座らせてはいけません。落ちちゃいそうで、怖い、怖い。必ず、だっこして座らせるはず。赤ん坊と移動するなら、ベビーカーか、おんぶ。立たせたまんまで、食物(豆腐)をあげてはいけません。ちゃんと座らせて食べさせること。スタッフは、ペットの犬ころかネコでも預かっているつもりかぁ!でも、そんな中。小林聡美ですが、ぎこちなくポプラを抱いてるシーンでは、私生活でもこんな風に幸せになって欲しかったなあ、と少し胸が熱くなりました(だって、ファンだから)。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-03 00:00:40) |
5.悲しいくらい何もない日常を描いた映画だ。 空気感とうのか、ふわふわした感じを楽しめる方ならまだしも、そうでないなら退屈この上ない。 「ポプラ(本作にでてくる赤ちゃん)にお母さんがいたという事実」に驚いたことと、『明日もあります』というオブジェが面白かったのでちょっとおまけします。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-06-09 01:03:31) |
4.《ネタバレ》 何がやりたいのか良く判らない。水に係る仕事の人々が互いに交流するだけで、淡々と話が進むだけで、なにか起きる訳でもない。「かもめ食道」のスタッフを集めて、同じ様なものを作りたかったのだろうけど、そもそもの脚本が全然ダメだったんだろうね。日本の映画が間を大事にするのは良く判るのだけど、間が長過ぎる部分も沢山あるよね。脚本と演出はお世辞にも良いとは言えないけど、唯一の救いは小林聡美ともたいまさこ掛け合いかな。長いこと共演している経験もあるのだろうけど、ポプラをはさんでの二人のやり取りは面白かったですね。 【奥州亭三景】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-11-19 03:12:01) |
3.《ネタバレ》 わたしは”かもめ食堂”が好きなので、恐らく、同路線、同キャストのこれを観にいきました。新しい驚き!と気持イイー!を求めて。イヤーはっきり言って醜い。”観客”批評”(あ!これはレヴューか?ま、いっか!)はと勝手なもので、(勝手に書きますが)悪く書きます。わたしは、コロッケも豆腐もあつあげもたいやきも買って、フツーにその場で食べますし、家ふろがあるのにわざわざ銭湯にも行きますし、うまいコーヒーを淹れる儀式も毎日、一応行ってますし、シングルモルトも銀座のバーでかっこつけてフツーに飲みに行くし、自分ちの簡易バーで、映画とそっくりそのままの事(氷ころがして)をやってるので、その、日常のある人間の行動(ファッションね!)を”ねっ?カッチョイーデしょ!オトナでしょ!”と言われても 、”アホ!パー!”としか言わざるを得んのですよ。これ映画ですから、当然、出演女優たちは普段ああいう生活してないわけで、だから薄っぺらい以外の何物でもない。(はりぼてです)そして、そして、なんと、この作品は、”それがすべて!”なので、もうオシマイだな。と思いました。肝心なことは、”かもめ食堂”は間違いなく優れていて、まねようがないのです。素敵なんです!これはまあ、あれですよ、本屋さんのインテリア、料理、生活、裁縫、コーナーかな。なんとか弥太郎って奴ね。超カッコつけたんでしょうけど、超カッコワリーと思う。ただ、”映画製作”っていう人間の営みは、ただそれだけで、誰がやっても、非常にカッチョイイことなんだけどね。しかし、どうしてこうもセンス悪リー映画創っちゃったかなあ。キャメラに1点。あと、なぜか出演女優陣みな、”マザー”のイメージとは正反対のお人たち!(それから、モルトウイスキー、普通、氷で割らんよ!良いウイスキーなら特にね!!)そうそう!氷のカランカラン!は宮崎あおいちゃんの”ウメシュ”で十分!!(ていうか最高) 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 1点(2010-11-11 23:33:48) |
2.《ネタバレ》 コーヒー店、ウィスキーだけの店、豆腐店、銭湯。この水に関連する4つの店を、ただ登場人物がお互い行き来するだけの映画。それだけ。あまりに何もなさ過ぎ。いや、あるにはあるのですが。水に誘われるように川の町に集った人々(三人の女店主が当初それぞれ面識はなく地元の人々との関係も薄い状態から見て、他所から最近やって来た事を匂わせます)が、そのひとときを共有し、またやがては別の時を生きてゆく、生生流転、と。その各人の居場所のモチーフとして沢山登場する椅子がキーになっています。だけど、固定もしくはゆっくりとした移動の長回しでその時を観客に共有させようって映画にしてはあまりに撮り方が雑。たとえば豆腐屋の店先が描かれるのは大抵朝なのですが、太陽の影がもうバラバラ。せめて店の表は朝は日なたなのか日陰なのかくらいは統一すべきなのに、それすらできていません。椅子を外に出してから豆腐を手に取るまでの間の、手を洗う描写を長回しゆえに映像に収めてなかったりしますし。風呂屋では飲み物をケースから出して冷蔵庫の手前に並べてしまっていますし。奥から入れなきゃぬるいの売っちゃいます。また、タイアップゆえでしょうが、具体的な商品が登場します。ウィスキーはまだしも、ラストの方で登場するビールはそれまで空想させていた数々の料理の味とは異なり、ハッキリと味が判るモノで空想もへったくれもなく、私自身がその銘柄をあまり好きでない事も手伝って(酸味が強すぎて。個人的には同じブランドでも無印の方ならばまだ良かったのですが)興ざめしてしまうのですね。このテのリアリティのない映画だからこそのデリカシーというものが必要だと思うのですが、そこが雑ゆえになんだか映画全体が繊細なフリをしながら随分と雑な生き方をしている人々の物語に思えてしまいました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-11-08 20:55:53) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 この映画は旅、というよりも「移動」に近いようなテーマを持っている。そして自然に自分の行き着くところに行き着く、といったイメージ。それがオープニングからエンディングで、伽奈によって端的に表現されている。 気に入ったのは小林演じるセツコがウィスキーの水割りを作るシーン。ウィスキーをカウンターに出し、コップを出し、氷(しかも一個でコップを埋める大きなやつ)を水に濡らし、コップに入れ、ウィスキーを入れ、かきまぜ、水を入れてかきまぜる。これが大体5,6回に渡って繰り返される。こうして映画の身体性というものを非常に意識させる。この自覚的な身体性こそ映画の醍醐味だと思う。プロジェクト全体としての雰囲気は保っていて、シリーズが好きなら例外なく楽しめる。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-11-06 21:28:13) |