47.《ネタバレ》 完全に壊れてますなアイリスさん。貞操観念崩壊してますよ(苦笑)。これぐらいハチャメチャじゃないとそれだけ有名な作家にはなれないかもね、と、ちょっと考えたり。で、そんな役をケイト・ウインスレットが演じてますが、何故だかとてもピッタリ(相変わらず脱ぎ系には抵抗感がなさそう)。いずれ必ず来る「老い」、そして「病」。悲しい現実は確実に目の前に来ます 、後半は観るのが辛かったです、でもそれが現実。ジュディ・デンチの演技力はスゴイ、さすがですハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-24 06:33:06) |
46.当時観ていれば、ある作家の終末を描いた映画、という程度の印象だったと思いますが、現在の日本人が観ると、アルツハイマー・老人介護という部分に注目せざるを得ないのではないでしょうか。ただ、そっち系のドキュメンタリーほど掘り下げた内容でもないので、なんとなく憂鬱になるだけで、あまり面白い映画ではありませんでした。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-07-05 11:27:55) |
45.テーマや展開はありふれたもの。でも4人、特に年老いた2人の演技と印象的なセリフが多く、心に残る映画となった。ジュディ・デンチは相変わらず上手い。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-16 23:00:41) |
44.誰彼かまわず寝るだけでなく、付き合ってる男との密会に別の男を連れて行くなんて、この女、まともじゃないな。そんな女が痴呆症になっても何の同情も湧いてこない。相手の男も、いくら女に縁がないからといって、こんな女と結婚するなんて、何て惨めなんだろう。 【駆けてゆく雲】さん [地上波(字幕)] 3点(2014-01-26 18:33:46) |
43.《ネタバレ》 なんとも気の滅入る映画だったわ…。 アルツハイマーとか老老介護とかって、これからの高齢化社会では決して避けては通れない問題なわけだけど…いろんな意見もあるだろうことを承知の上で言わせてもらえば、アタシはさっさと施設に入れちゃいたい派なのよね。 ボケきってしまえば本人は平気かもしれないけど、ボケかけのときは本人もとっても不安でツライだろうし、介護する側はする側で、相手のことを尊敬し愛していればいるほど、大切な人が変わり果てていく姿をずっと見せつけられるのは精神的にキツイと思うのよ…。 死ぬまで家族が面倒みなきゃ!なんてのは所詮キレイごと、介護する側もされる側も心身ともに疲弊していくなら、プロに任せたほうがよっぽどいいような気がするのよね。 …愛するアイリスの変貌に戸惑い苛立つジョンの姿とか、二人の家の散らかった様子とか、モーリスを覚えていなかったジョン(アイリスだけじゃなくジョンも危うい?)とか…この映画に描かれた老老介護はホントに「リアル」で、つい目を背けてしまいがちなそのへんの問題を改めて考えるいいキッカケになったわ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-07 15:20:15) |
42.アイリスがジュディとケイトにのりうつったかと疑うくらい完璧ですね、ジョンを演じた二人もパーフェクト。名高い哲学者、作家をこんな風にしてしまう病は実はいつ。誰がなっておかしくないというのが恐ろしい。もし、自分が、自分の家族が、、と思ってしまうのですが、またすぐに怖くなって打ち消したくなりますね。。。そむいてはいけないと思いつつも。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-20 11:07:03) |
41.題材としてはよくありますし、今後もこうした映画やドラマは作られるでしょう。本作はイギリス映画らしく、淡々としていて感情的にならない。こうした作品が陥りがちなお涙ちょうだいや大げさな悲劇的展開にならないところがいいです。2人の過去と現在を平行して描くのは、目先が変わって飽きてきませんが、やや散漫に思えるところもあります。しかし、過去の関係があってこそ現在の関係が生きてくるので、この構成自体はうまいと思いました。ただ、アイリスがなぜジョンを選んだのかはよくわかりません。原作が夫の書いたものですから、そこはあたりまえなのか……。しかしそこがこちらにもわかれば、終盤の展開ももっと説得力のあるものになったと思います。 ところで、ジム・ブロードベントは助演男優賞なのですが。主演でもよかったような気がしますが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-28 20:28:25) |
40.言葉を失うことは作家としての生命を失う、そういうアイリスを大仰なくリアルに描いている。またそのアイリスを愛おしみ最後まで支え続ける夫ジョン、二人を演じたジュディ・デンチとジム・ブロードベントはとてもすばらしく、どちらが賞を受賞しどちらが逃したかの問題ではないと思う。 それに対し若きのアイリスは自由奔放さが際だち、ケイト・ウィンスレットは美しかった。また若き日のジョンを演じたヒュー・ボネヴィルは驚くほど顔立ちがジム・ブロードベントと似通っていた。 映画は自転車でサイクリングするシーン、二人が水に潜るシーンなど印象に残る。ジョシュア・ベルの独奏ヴァイオリンを含むジェームズ・ホーナーの音楽もまたすばらしかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-17 06:56:25) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 地味だけれど、しんみりとしたいい作品です。 ジョン役の俳優さんが、ヤングと現在で同じ人かと思うほど雰囲気が似ていました。クレジットをしげしげと見るとやはり別人ですよね。大したものです。 アイリスは…残念ですが小柄で釣り目(白人にしては)のデンチとケイト・ウィンスレットの顔には隔たりがありすぎる。これは別人です。デンチにこだわらなくてもよかったのではないか(どうせあんまりセリフないし)…ていうとウィンスレット優先思考みたいですが。 2つくらい言いたいことがありますが、認知症について。この作品を見ていると、認知症にかかるとは、まるでやりたい放題にふるまった若い時代に復讐されているかのようです。人生は必ず収支が合うようになっているのだと。 なんの根拠もありませんが、それはそうかもしれない、と思う。アイリスの奔放ぶりを見せつけられますと。いっぽう地道な性格のジョンはボケていない。地道に生きてもボケる時はボケるのでしょうが。 人が老いると、体にガタが来るか頭がボケるかどちらかのタイプだとよく聞きます。「徘徊老人」は体が比較的元気だから発生してしまう。もしも老化のタイプに選択の余地があったならどうしようかと迷う。認知と見当識を失うことはひょっとして快適なのだろうか。 もうひとつは男性の選び方について。アイリスは尻軽でしたが男性の好みは良かったのです。 男性を選ぶ基準はなんでしょう。スポーツや旅行やセックスはどうせ老いればできなくなります。見た目もいずれ衰えます。それなら当然お金です。 お金で選ぶのが嫌だとか、お金で選ぼうにも相手に選んでもらえないとかいう場合、アイリスのように選ぶのが正解ですたぶん。死ぬまでにどれくらい笑わせてくれるか、です。 アイリスが「笑い」基準で選んだということは、ラストのジョンの言葉に象徴的です。明日、妻が死ぬかもしれなくても、前の日にはすかさずジョークを用意するのです。…。ちょっと泣けますね。 日本のすべての女の子たちよ、お金はもちろん大事だが、アイリス基準で選ぶのもアリだぞ。その効果は数十年後にきっと出るぞ…。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-11 21:02:24) (笑:1票) |
38.《ネタバレ》 「ジョン」と「アイリス」を演じた4名の役者の素晴らしい演技の共演が見事である。 特に、ジュディ・デンチの演技は恐ろしいほど完璧だ。 同年のハル・ベリーはなかなか強敵ではあったが、このような演技にこそ、アカデミー賞を送るべきだろう。 演技だけでなく、映画としてもなかなか奥深いものがある。 ジョンからは、アイリスと分かり合いたくても、分かり合えない辛い気持ちが伝わってくる。 一緒に寝ている呆けた妻に向かって、何もしていないのにボロクソにけなすシーンなど本当に素晴らしい。 ただ単に献身的に介護するだけでなく、このような感情を露(あらわ)にするシーンがあるからこそ、彼の愛情の深さを知ることができる。 二人の出会いのときから、アイリスの死によって二人を分かつまで、あの二人は完全には分かり合えなかったのかもしれない。 しかし、「分かり合えなくても、一緒にいるだけでよいのではないか」ということが本作から伝わってくる。 本当の「愛」とはこういうものなのではないか。 アイリスもアイリスなりに、ジョンの愛情を受け入れようとしているのがきちんと現れていると思う。 ラスト間際の、車から飛び降りたジュディ・デンチの「I LOVE YOU」というセリフだけでなく、若い時代に出来上がった小説を見てもらおうとする際のケイト・ウインスレットの演技もかなりの出来だ。 また、若者の時代から老人の時代になり、アイリスが病気になることに伴い、二人の関係で変わってしまったもの、変わらないものも味わい深く感じることができる。 派手さは全くないが、いい映画とはこういう映画をいうのではないか。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-08 00:38:56) (良:1票) |
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37.《ネタバレ》 とても淡々としてはいるが、大仰な感動の押し付けのないシンプルな作りは好感が持てる。短い間隔で回想を交えての構成も上々。どこまでも愛し合う姿がメインなものの、夫の感情の爆発も描いたり、ただの奇麗な話だけでは終わらせない点も良い。誰かを深く愛することの複雑さが感じられる内容。入院してから死亡までの間がバッサリないが、これはこれで正解だろう。書く事が自分の存在そのものとして生きてきた人間が文字の識別すら困難になっていくという現実は想像するだけで辛く、悲しかった。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-29 20:05:46) |
36.《ネタバレ》 失敗作。狙いは分からないでもないが、あまりにも二人の間の差が大きすぎる。つきあい出した当初から差があって、この二人が結婚するのはちょっと不健全な感じがした。アイリスが夫のどこに魅力を感じたのかが理解できない。「いい人」と結婚するようなタマじゃないと思うんだが。話の展開や役者の演技、現在と過去が交錯する映し方も悪くないが、根本的な話の設定自体がイマイチなのは、映画としては致命的。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-08-20 22:53:05) |
★35.早く痴呆の良い薬が開発されることを希望します 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-02-06 18:07:20) |
34.《ネタバレ》 テーマがよさそうだっただけに少し肩透かしを喰らった感じでした。敢えて狙い過ぎた演出を避けたというのが見て取れたような控えめな映画でしたが、個人的にはもう少しハリウッド的な演出をしても良かったのではと思いました。アイリスの若い頃の奔放ぶりも共感できなかったです。逆にアイリスがあれだけ奔放でも結婚をし、長い間愛し続けたジョンだからこそ、最期までアイリスを看ることができたような気もします。あとアイリスの記憶がほとんどままならないラストの方で、木々の間を転げながら愛してると叫ぶシーンは切なすぎて美しかったです。 【Thankyou】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-12 23:39:56) |
33.《ネタバレ》 ベッドで夫が妻に過去の恨みから暴言を吐きますよね。ここでこの結婚は間違い・失敗だったんだなって思いました。そもそも2人がなんで結婚したのかもわからない。嫌な事に目つぶって結婚したが、結局はそれを忘れる事が出来ずに何十年も過ごしてしまった哀れな男の顛末としか思えない。まあ女の方は好き勝手でよかったんだろうけど。 |
32.全体を包む静謐で上品な雰囲気は良い感じなのだが、あまりにも淡々としすぎていて起伏がなく、ドラマとしての魅力には乏しい。アルツハイマーの描写も、突っ込みが浅い感じ。ただし、ウィンスレットの光り輝くような存在感は素晴らしい。今更ですが、いい女優さんですね。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-14 03:47:25) |
31.ジュディ・デンチのくたびれた感がなんとも言えなく…哀愁さえ感じ…姿・表情を見てるだけで胸が締め付けられる、キレイに描きすぎって思うけど…これはこれでイイのかもって… |
30.二人が若かりし頃の映像を随所に織り交ぜ、現在の状況と対比させた手法がすごく良かった。結婚して年を重ねてから観ればさらに感じるものは必ずあるはず。だけどアルツハイマーの患者を介護する事ってたぶんあんなものじゃないはず。祖父を介護していた家族の姿を見てきたのでその辺はイマイチでした。実際は原作の方ももっと苦労されたと思うのですが。ラスト近くの妻の「愛してる」って言葉には胸が詰まるものがありました。 【ゆきむら】さん 6点(2004-09-07 09:53:28) |
29.2人が結局のところどういう人だったのか、がわからない。もっと男に葛藤が現れてもいいのに、ひたすら美しい夫婦愛に帰結していく。実話というものはそういうものかもしれないけれど、それじゃ「ただのイイ話」で、映画としての魅力には乏しい。 【おばちゃん】さん [DVD(字幕)] 4点(2004-08-22 02:33:23) |
28.アルツハイマー病で逝った著名女流作家との生活を綴った夫の手記の映画化。若き日の奔放な姿と病に蝕まれて行く老後の過程が交錯して描かれ、バックに流れるヴァイオリンの調べが美しい。老若四人の好演による、良質の文学作品を読むような、佳作タイプの作品である。余談であるが、海のシーンが何か良かった。田舎に行って、また海を見たくなった。 【きりひと】さん 6点(2004-06-23 06:50:12) |