23.コララインがかわいいので+1点。3Dで観れば飛び出す絵本みたいにもっと楽しめたかもしれない。 |
22.《ネタバレ》 名前のOとAを入れかえるとキャロラインがコララインに! ユニークな名の女の子の救出大作戦。 かわいいお菓子みたいなアニメですが、キャラデザやカラーは好みが分かれそう。 青い髪、ピンクパレス、赤い部屋、細っこい手足。 コララインの頭の形も個性的。 アートを意識しすぎると人工的になってしまうので、もちっとナチュラルなのが好きかな。 ストーリーはそうひんまがってもいないけど、コラたんのキャラ立ちを見せるには十分。 魔女のボタンは、目だけでその人の印象が変わって目の表情のもつ重みがわかるアイテム。 黒猫は「魔女宅」を思い出させ、一人娘の親友。 ダコタ&テリーの原音も聞いてみたい。 【レイン】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-05-11 07:00:03) |
21.《ネタバレ》 映像がきめ細やかで、本当に素晴らしいと思います。CGか、それともストップモーションかという二者択一ではなく、両方を融合して真に一つの魅力的な映像世界を作り出している。向こう側の魔女の世界は美しく華やかだが、だがしかしその美しさはまた逆に妖しく危険な魅力となる。綺麗だが触るとトゲが刺さるバラみたいなもんで、その危うい世界観が見事に表現されていると思う。不満なのは、魔女と戦って両親を救う展開があまりに他力本願だった点ぐらいかな。自分がもしこの作品を子供の時に観ていたら、おそらくはとても強い印象を持って長らく記憶に残ったに違いない。たぶん興行的にはぱっとしなかったと思うけど、この作品は、この分野のアニメ作品としては他に埋もれる事なく一つの金字塔として長く輝き続ける珠玉の作品だと言っていいだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-03-07 22:34:51) |
20.《ネタバレ》 脚本に不満あり。コララインのパパママ救出&亡霊の目玉取り返し作戦の出来が良くありません。結構な難題を偶然と助っ人の手を借りてお手軽にクリア。時間的制約も事前のアナウンスは無し。主人公と一緒に謎解きしようと身構えていたのに、まさかの肩透かしをくらいました。冒険心が萎んでいく。減点法で脚本を採点したら7点に届きません。ところが、マイナスを吹き飛ばしてしまう長所を本作は有していました。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『ジャイアント・ピーチ』を深化させた独特の世界観です。影を孕んだ魅惑的なキャラクターと豊かな美術表現に圧倒されました。魔法が解け、世界が崩れていく様の見事なこと!自分はこのセンスを全面的に支持します。テーマもオーソドックスながら、自分の心を捉えました。子どもの頃の記憶がよみがえってくる。「友達の家では、しょっちゅう玩具を買ってくれるよ。夏休みには旅行だってさ。羨ましいよー。ずるいよー。」駄々を捏ねて親を困らせたものです。こんなとき、両親の台詞は決まっていた。「それなら、友達の家の子になりなさい。」そう言われると黙るしかない。だって、うちがいいから。お父さんとお母さんじゃなきゃダメだから。愛情とか、信頼とか、そんな言葉で説明ができない繋がりが親子にはある。今にして思えば、大富豪の養子になら貰われて行っても良かったと思うけど(笑)。ボタンの魔女の誘惑に乗らず、父と母を助けるため毅然と立ち向かう主人公に、あの頃の自分を重ね合わせ胸を熱くしました。前述のとおり冒険としてはイマイチだったけど、結果良ければ全て良し。それにしてもあの黒ネコは頼もしかった。素敵でした。これからは黒ネコが横切っても不吉だなんて思わないことにします。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2011-03-02 19:55:50) (良:1票) |
19.シザーハンズならぬニードルハンズ(笑)。ビジュアルは最っ高だったけれど、夢はともかく現実の世界があまりにもリアルな現実だったかなあ。原作があると色々制限があって難しいと思うけど、コララインやパパ、ママにもう一癖欲しかった。渋いこと言う黒猫ちゃんがイカしてる。 【のはら】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-02-20 13:13:57) |
18.「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督が新たに描き出した独特のアニメーションが印象的な作品だった。 ストーリーは極めてオーソドックスで、特に新しさや興味深いものは無い。が、それを充分に補って余りあるアニーメーションのクオリティーの高さを堪能できる映画だと思う。 外国映画を鑑賞する際、言語が理解できないのであれば、基本的に字幕で観るべきだと思っている。 ただし、アニメ映画の場合は、必ずしもそうするべきではないと思う。 特に、今作のように細やかに作り込まれたアニメーションそのものに魅力がある作品では、日本語字幕を追うことで世界観を堪能し切れなくなる。 声優経験が少ない俳優を吹替え版キャストに起用することには難色を感じるが、アニメのキャラクターたちの見せる言動をそのまま“感じる”ことが重要だと思う。 今作の場合、主人公の声を演じた榮倉奈々のパフォーマンスには、新鮮味と同時に多少たどたどしさを感じたけれど、主人公の母親&魔女役を演じた戸田恵子の声優としての技量が安定して発揮されているので、映画として安定して観られたと思う。 ティム・バートンが絡んでいないので、「ナイトメアー~」や「コープス・ブライド」のような世界観の圧倒的な深みはない。 その部分でやや物足りなさは感じたけれど、卓越したセンスに裏打ちされた完成度の高いアニメ世界を見せてくれる映画だとは思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-10-11 19:06:11) |
17.アニメなので吹替えで観ましたが、とても良かった。 話は新しいものではないが映像が素晴らしい、まるで実写の人形劇を見ているようだ、物の質感が凄く感じられCG技術の進化に感服。 まるで人形劇と書いたがここが非常に成功している、ウォーリーやホッタラケなど、CGで景色やキャラクターを上手く表現できても人間の登場によってリアリティガタ落ち、即興ざめ、という状態にならなかった。これは人間を人形のように映像化したことに起因している、子供のころに見たNHKの人形劇のように物語に入り込み想像力で見せる方法が正しいと改めて思った。 DVDだったので2Dだったが、いかにも3Dを意識したシーンがかなりあり、3Dで観たかったなぁ~と思わせる秀作。 【カーヴ】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-09-13 09:36:51) |
16.《ネタバレ》 近年のティム・バートン作品には失望していただけに、この映画がよい出来だったのはなおさらうれしく思えた。「ナイトメア」や「コープスブライド」などの傑作の系譜をきっちり引き継ぎ、魅惑的な世界を構築している監督の手腕がすばらしい。 2Dで観たが、映画館で3Dで観るべきだったと後悔した。もちろん2Dで面白くないわけではないが、この世界の中に入り込むためにはやっぱり3Dがよかったな。 ストーリーは他愛も無いが、それは全然マイナスにならない。ただもうこの美しさやグロテスクさに浸れればそれでいい。「バットマン・リターンズ」と並んで、子供には是非見せたい映画だ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-28 17:08:17) |
15.物語はオーソドックスだけど、映像が素晴らしい。 技術の進歩ということもあるんだろうけど、動きの軽快さに惚れ惚れしてしまう。 この辺りにはセンスの良さが感じられます。 どんなに最新の技術が凄いとしても、センスが悪ければここまで活き活きとした動きは表現できないでしょう。 特にトビネズミのサーカスが楽しくて、何時間でも見ていたいと思いました。 完全にボタンの魔女に騙されてしまってますね。 あと、どうでもいいことだけど、見るまでずっとココラインと思い込んでました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-08-26 12:57:30) |
14.オヤジの顔色が悪すぎる。どんだけ病んでいるのだ。 【くまさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-07-25 00:24:51) |
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13.映像が気味が悪かった。こういうのはわざわざ3Dにしなくていいです。 【Yoshi】さん [映画館(吹替)] 4点(2010-06-16 22:30:34) |
★12.《ネタバレ》 ほんとのところ、”アバター”より面白かった。(わたしはいまのCGとかアニメーションとか、全部同類とかんがえています)感想。正直、ボタンの魔女にはちょっと怖くなってしまった。わたしが子供の頃だったら相当、後に残りますね。しかし全体のあらすじがイマイチだったなあ。好きなところはナンと言っても、オープニング!それと、窓の表現と窓の向こう側の描写がよかったなあ。あとコララインちゃんの顔と細い手足!3Dはトシのためか、あんま関係なし。ほかのひとも言ってる事なんだけど、我々の住む”現実界”がすでに3Dとか、想像力次第ではそれ以上なので、もっと!印象的でないとあまり必要でない。わたしは。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-03 00:22:10) |
11.《ネタバレ》 アニメに全く興味のない自分でも、不思議なほど楽しめました。 物語の展開はありきたりな感じで、あちこちほつれはあるように思うのだけど、とても面白く観ていられました。ほかにどこにもない、いままで観たことのないようなオリジナルな映像の連続だからでしょうか。 アニメは、人形を使ったものにしろ、動画アニメにしろ、表現に関していろんなことが省略されるのが当然のようで、しばしばその表現不足さに、観賞中気が散ってしまったり気がそがれてしまうのが普通なのですが、この作品にはまったくそういう時間がなかった気がします。 作品への、物作りへの、ものすごい情熱、愛情があふれているという感じかなあ。 どう見てもかわいくない主人公が演じているのに、全然退屈しないのは何故なんだろうと考えたりしました。 いまどき風の親と冷静な子供、という構図には「千と千尋~」を思い出させるものがありましたが、こっちの方が先なのかな。もう一度、味わうように観てみたい映画です。 【hatomix】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-03-30 01:49:27) |
10.《ネタバレ》 満点にしてもいいくらいの作品。子どもだましのアニメ作品とは一線を画す芸術的ともいえる高レベルのものに仕上がっている。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督ということしか知らなかったが、優れた才能にはただただ圧倒されるだけだ。個人的には「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」よりも本作の方が好みかもしれない。 誇張なしにして、まさに幻想的かつ魅惑的な世界に放り込まされるような感覚に陥る。 現実世界ともう一つの世界を繋ぐ通路の“ぐにょぐにょ”した感じが非常に心地よい。 アニメはそれほど好きではないが、実写とは異なる独特の世界観を構築できるので、アニメ作品の可能性は改めて広いとも感じられた。 また、恐らく3Dでなくとも素晴らしい作品だと思うが、3Dの利点を活かされた作品ともいえる。昨今は何でも3D作品にしていく傾向がみられるが、他の作品は本作を見習って欲しいものだ。 さらに自由自在に描くことができるCG作品(本作も一部使用しているが)とは異なり、制約のかかるストップモーション作品であることをまるで感じさせないほどの手間の掛け方にはただただアタマが下がる想いだ。 大したストーリーがなく、非常に狭い世界を描いているにも関わらず、ほとんど飽きることがないというのは世界観や各キャラクターにそれだけ魅了されたということだろう。ストップモーション作品であるにも関わらず、各キャラクターの豊かな表情には驚かされるばかりだ。 「閉じ込められた親を助ける」「幽霊たちの眼を探す」「魔女を倒す」といったメインストーリーもあり、この辺りの展開については多少中途半端かつあっさりした感じもあるが、そういったことにはほとんど気にならないほどの仕上がりとなっている。ストーリーには多少物足りなさがあるが、“親に甘えたくても、素直に甘えられない少女の気持ち(一人寂しくてベッドで涙するシーンが良い)”“少年や猫や隣人たちとの友情”といった要素もみられる。“最後まで諦めない気持ち”や“勇気”や“少女の成長”辺りの要素ももっと加えて欲しいところだが、世界観で圧倒しているので、過大な要求をすべきではないか。 字幕版を鑑賞することとなったが、ダコタ・ファニングのノリがなかなか良く、コララインというアメリカ人らしい少女に生命感を与えている。 ストップモーション作品であることに、違和感を覚えさせないほどマッチしていた。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-08 22:31:03) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 いやいやコレは本当に素晴らしい!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』も十分に素晴らしく気味悪く、可愛らしく、美しい世界観だったのに、こちらはさらに磨きがかかってる!コララインたちのまさに生きているかのような滑らかな動き、あの灰色で退屈であるはずの現実世界を見ているだけでも何故か感動できてしまう。 そして何より扉の向こうの極彩色の世界。気味悪くて怖くて危ない世界・・・なのにどうしようもなく魅惑的な世界。もぉう楽しくてしょうがない。コララインもワイビーも猫も可愛いんです、ホント。極端にデフォルメされた顔つきなのにあの実在感。ほぼ一軒の家のみで展開される圧倒的な世界観にワクワクドキドキしっぱなしで。 物語はこっちと向こうの世界を行き来して最後は両親を取り戻すために戦う、という何ともシンプルな展開にも関わらず、アドベンチャーゲームをプレイしているかのような興奮、恐怖に溢れている。囚われた幽霊たちの目玉を、‘アイテム’を使いこなして手に入れると、そのステージが消えていくという単純ながら楽しいゲーム感。たった一軒の家だけなのに! 原初的な物語、展開、そして何よりも原初的なストップモーション・アニメという低予算技法でここまでの感動・・・いや~最高に楽しかったです。 【Sgt.Angel】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-06 15:19:12) (良:1票) |
8.原作未読。この原作者のゲイマンって、クレア・デインズやロバート・デ・ニーロが出たファンタジー映画「スターダスト」の原作者なんですね。アレが原作つきとは全く知りませんでした。 奇妙で不気味さを漂わせつつも可愛いらしさもある極彩色のダーク・ファンタジー。つまらない事ばかりの現実の世界ともう一つの楽しい世界、実はその楽しい世界は…という昔からある題材ながらキャラクター、美術、音楽と抜群な雰囲気を備えててちょっと怖いけどワクワク感がいっぱい。惜しむらくは吹替え版のみの公開で主役の声かなぁ。戸田恵子はさすがだったし、劇団ひとりや他は好かったが主役はちと微妙だった。でも絵本のように分かりやすいので大きなお友達だけではなく小さな子にも観せてあげたい作品ですね。 それにしても手作り感にあふれ愛を感じるストップモーション・アニメは良いわ。気の遠くなるような作業だし、CG全盛の世の中じゃ需要は少ないかもしれないけど、この分野を絶やしてはいかんと思います。 【ロカホリ】さん [映画館(吹替)] 7点(2010-03-04 21:59:27) |
7.CG映画全盛の昨今、ストップモーションアニメーションは芸術的で動きがアナログ的で自分には心地よくて大好きです。が、ティム・バートン監督の「コープス・ブライト」や「ナイトメア・・・」なんかを知ってしまっているので比べてしまい、少し残念な結果になりました。 |
6.もうすみからすみまで芸術的!その一言しかありません。 【とと】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-03-02 03:19:13) |
5.《ネタバレ》 コララインって主人公の少女の名前です。私は映画が始まるまで知らなかった。これは身近な人たちを救うために悪い魔女と戦うコララインのお話。とってもオーソドックスなプロット。でも、とっても楽しい作品でした。この種のファンタジーは世界観を楽しむものと常々思っているけれど、その王道で勝負してしっかりと魅せている。決して可愛い訳ではないヒロインの個性的な力強さやボタン目の人形の不気味さ、猫やゴキブリのブサイクさなどなど。その全てを愛でたくなる。中盤以降は次はどうなるんだと云う純粋なワクワク感で引っ張られた。個人的には「アバター」に次いで2作目の3D映画だったけど、魔女が作った世界が崩壊する際の表現などはその特性を充分に活かしていて迫力ありました。いい歳の大人の心に束の間の童心をプレゼントされたような、そんな印象の映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(吹替)] 7点(2010-03-01 21:45:54) |
4.何気に結構怖くて、キャラクターも雰囲気も演出も下手なホラーより怖い。怖いと言うより気味が悪い感じ。 主人公のコララインがかなり逞しくて、普通のガキんちょならドン引きして泣き叫ぶようなところでもほとんどビビらないのが頼もしい限り。 ストップモーションアニメという古典的な手法と、最新の3D技術が綺麗にマッチしていて、眼に楽しい作品。ホラーと人形の相性はやはり抜群。 CG全盛の時代だからこそ、こういう映画にはもっとヒットしてほしいなー。 【すべから】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-02-28 19:20:17) |