17.戦後日本のある意味「象徴」でもある力道山。所謂「TVの申し子」であり、あらたなメディアを活用しナショナリズムを高揚させた功績は大きい。しかも出身は朝鮮という複雑な事情もある。よって、時代を反映した社会派ドラマとして描けば、面白い作品になったのではないかと思うのだが、TV版で30程度カットされているせいか結構駆け足で人物伝をなぞるだけの内容(しかもフィクション多し?)になってしまっている、また、韓国製なせいかかなり偏向的であり、主役が韓国人というのもセリフに難があり違和感もある。とはいえ、昨今ではあまり取り上げられることもなく、力道山を全く知らない人も多いだろうから、題材にしたというだけでもそれなりの意義と価値はある。もう一度、日本人の手でしっかりと描いた作品のリメイクに期待したいところではある。 |
16.力道山がテレビを通して戦後の国民に勇気と希望を与えるシーンが良い。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-28 08:41:16) |
15.力道山ってこんな人だったんだろうな。と言うのはよくわかります。 役者さんはがんばっていますがイントネーションが違うので日本人のヒーローになるのは映画の中でも違和感があります。 国籍や出身はどうあれ言われなきゃわからないくらいの人でないと国民のヒーローにはなれないでしょうね。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-06 15:43:07) |
14.《ネタバレ》 伝記としては、良く出来ているのではないか。強い自我と反骨精神が暴力に直結するような粗暴な性格。でも、その破天荒な性格がパワーとなって、あの分野を切り拓いて行ったことは確かだと思うし、それは良く分かりました。事実とは違う部分もあるようですが、録画でしか力道山を知らない世代としては意味がありました。でも映画としては、もうひとつ盛り上がらなかった。主演のソル・ギョングは良く台詞を覚えたと思いますが、微妙なイントネーションで感情を表現しきれない。そりゃそうだ。自分が韓国語で心のこもったプロポーズをしろと言われたって、ネイティブに聞かせたら覚えた発音の棒読みにしか聞こえないはず。相当に頑張っているのは分かったけれど、限界がありました。でもプロレスシーンは凄かった。プロを相手に体を張ってました。あれはまさに体当たりだと思います。大木金太郎はいたけれど、馬場と猪木は出番なし。ちょっと残念。ちなみに空手チョップって、空手+チョップ。これまで何気なく聞いていたけど、改めて吟味すると柔道パンチや剣道キックみたいなもので、変な造語ですね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-03-26 00:13:51) |
13.チラリホラリと在日差別への批判が見え隠れ。 というか力道山って朝鮮出身だったんですな。 真実はどうなんかは知りませんが、偏見無き目で見ても結構面白いです。 評判結構良かったけど、上映中はそんなに噂にはならなかった気が。なんでだろう? 主演の方は韓国の俳優でしょうか? 結構体当たりで頑張ってましたね。 ただなんというか中谷美紀や萩原聖人なんかと絡む静かなシーンでは、微妙に違和感が。 日本語がどうって訳ではなく、韓国人特有の過剰演技なのか、粛々としたところでも変にやる気感が出て、観てて落ち着かなかったです。 ただ、感情的になるシーンが多いのでそんなには気にならないですが。 関係ないけど「ソンナンジャダメダー」って「アナタガチュキダカラー」みたくなってた。 【ひで太郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-15 12:40:47) (良:1票) |
★12.《ネタバレ》 もう少しちゃんとした伝記物かと思ったが独自の解釈が蔓延しすぎている。差別との戦いという側面を強く描きすぎでもある。やはり韓国製作ということが影響しているのだろうか。大体、力道山は自分が朝鮮出身であることを隠し通して死んだ訳で、そこにこうも差別問題を絡めて描かれては違和感ありまくり。もう少しやりようがあるだろう。これでは朝鮮人であることを誰にも言えない苦悩などは描きようも無い。子供がいたはずだが、子供の姿はなし。再婚をしているはずだが、その面もなし。弟子だった馬場や猪木も登場しない。猪木くらいは登場させて欲しかった。これを単に「信じられるものが何もなくなってジタバタとして堕ちていく英雄の末路を描いた映画」として捉えて観ればそれなりに見ていられるのかも知れないが、力道山の伝記物として捉えるとなんとも言いようの無い出来だ。主演のソル・ギョングは貫禄もあり力道山に相応しく思える。さすがに日本語はたどたどしいけど許容範囲。身体を張ったプロレスシーンも含めて本当によく頑張っています。 【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-06 20:44:27) |
11. あまり話題にならなかったような気がしますが、なかなか良い作品でした。ソル・ギョングはもちろん、中谷美紀や萩原聖人もいい味を出していました。こういう作品はいろいろな人に見てもらいたいなぁ。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-02-23 15:15:10) |
10.《ネタバレ》 ソル・ギョングの存在感が素晴らしかった。力道山役ができる日本人の役者ってなかなか思い浮かばないです。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-14 20:54:39) |
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9.ダラダラとストーリーが続き、メリハリがない感じ。ただ、ソル・ギョングの演技は見事。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-13 23:34:59) |
8.なかなか力の入った作品でした。主演の男性の演技はほんとアカデミー主演男優賞ものだと思うし、藤竜と中谷もいい演技でした。ちょっと長い作品ですが試合のシーンも迫力あったしおすすめです。今までスポ魂ものは、「どついたるねん」がナンバーワンでしたが次からはこれをイチ押しにします。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-12 12:30:44) |
7.期待してたのに、残念.. ごく普通.. これだけの題材を.. ほんと、芸がない.. 力道山に思い入れが無いせいか、ふ~ん..って感じでした.. 脚本、演出、編集、の力不足ですね... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-05-08 12:19:00) (良:1票) |
6.伝記ものの映画は、主人公がよく描かれすぎることがあってあまり好きではないのだが、この映画に関してはそれが当てはまらず、よかった。プロレスのシーンも迫力があった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-24 08:04:22) |
5.《ネタバレ》 プロレス好きとしては、やはり見ておかなくてはと思いDVDを借りたのですが、予想以上に面白かったです。船木や武藤等レスラー陣も多数出演しており非常に楽しめました(特に、橋本真也の姿には涙が・・・・・。)。しかし、ソル・ギョングも、プロレスラーとして全く違和感を感じさせないのは凄いですね。試合のシーンも非常に迫力がありました。まあ、力道山がプランチャーしたり、シャープ兄弟がラリアットしたり、武藤が元関脇の力道山にいとも簡単にコブラツイストを決めたりといろいろ突っ込みどころはありましたが・・・・。 ストーリーも、日本のプロレスの草創期の様子を伝えてくれていて非常に興味深いものでした。まあ、創作の部分もあるのですべてが真実ではないのでしょうが、裏社会との関わりや八百長問題等を生々しく描いていています。(日本映画だったらこの部分はここまで触れられないのでは?)また、力道山という一人の男を良い面だけでなく悪い面もありのまま伝えているのも良かったと思います。 藤竜也(昆布が食いたくなりました・・・)や中谷美紀の演技も非常に素晴らしかったです。 【TM】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-13 12:03:55) |
4.あまり期待せずに見たのですが、圧倒されたというのが正直な気持ちです。単なる伝記映画ではなく、日本映画界、韓国映画界のパワーがひしひしと伝わってきました。公開初日の第1回目の上映だったこともあり、周りの観客の反応もよかったです。昨今の昭和レトロブーム(?)に便乗しただけの映画ではありません。一見の価値有り。 【くらけん】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-15 22:55:38) |
3.なんか信じられないモノを見ちゃいましたよぉ。プロレスシーン、どう見てもダブルじゃない。ソル・ギョング本人の顔が歪み、マットに叩きつけられ、流血してボロボロになっていく。かと思えば迫真の空手チョップ反撃(マジ怖いよこれ)。足技も投げ技もかかるかかる。絶対プロのレスラーがダブルで撮ってると思ってたオイラは「いやぁ最近のCG技術は凄いよなあ、あんな激しい動きでも顔を書き換えちゃうんだ~」などと見当違いの感心をして映画館を後にしたのでした…いま公式サイトを見て愕然としましたね。ソル・ギョング本人がリングで演技してたって~? こりゃ『レイジング・ブル』以上の恐ろしい映画ですよ。本家も真っ青のデ・ニーロ・アプローチですよ。ヘルツォークも裸足で逃げ出すリアリズムですよ。こんな凄い役者が韓国にいたんだ。いま『フィツカラルド』を見た時と同じ驚愕に打ちのめされています。『イーオン・フラックス』でシャリーズ・セロンの肢体に鼻の下を伸ばす予定だったのを変更して正解でした。本作をレビューした方々に感謝します。 ●2008/1/1 8点に変更。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-12 21:07:13) |
2.《ネタバレ》 主役の韓国人俳優の鬼神の演技、30キロ増の肉体改造、迫真の試合シーン(吹き替えなし)に脱帽。惜しいのは、やはり在日朝鮮人にしては日本語のイントネーションが変だったことぐらいか。シャープ兄弟との死闘の場面には胸が詰まった。自分を差別した日本人のために憎いアメリカ人と闘っている。もしかしたら、その時、力道山本人の頭の中には金儲けのことしかなかったかもしれない。だけど、どこにも帰る場所のない孤独な男が、自分を蔑み、差別した人々の歓声を背に鬼の形相で空手チョップを振るう痛々しい姿に涙が出た。日本がまだ貧しく、世界に向かってまだ背中を丸めていた時代、確かに力道山は勇気をくれたのだろう。私はぎりぎり大木金太郎を子供の頃にテレビで見た世代だけど、隣の席やその隣の席、または後ろの席の60-70歳ぐらいの男性は涙をぬぐおうともせずにスクリーンに見入っていた。かつて応援した同郷のヒーローに思いを重ねたのかもしれないし、遠い国から来た子供の頃のヒーローを懐かしがったのかもしれない。 【しまうま】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-12 02:04:23) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 はっきり言ってプロレスにもあんまり興味ないし、「力道山イコール街頭テレビの象徴」位の認識しかなかった自分でも、この映画にはガツンと来る重量感を感じました。まるで力道山に真上からのしかかられたかのような・・・。一番悔しかったのは、まぎれもなく戦中戦後のこの日本を舞台にした映画なのに、何故日本側優先のスタッフで製作出来なかったのかって事。確かに、今の日本にこの映画の主役を張れる役者がいるのか?って問われれば、ソル・ギョンクのこれだけの熱演を見せられた後では、正直言葉につまってしまう。十年前の赤井英和なら・・・あるいは吉川晃司あたりを30キロ太らせたら・・・でも違うかあ・・・。「韓流」映画にではなく「韓国」映画にしてやられた!っていう敗北感ですね、これはもう。あえて難をひとつ言えば、中谷美紀が演じた妻の部分がやけに美談めいていて、嘘っぽい事くらい。武藤も船木も(←この辺は知ってる)なかなか演技巧いじゃないすかあ! 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 14:35:26) |