31.《ネタバレ》 モンティ・パイソンの第1シーズンを全部見て、ハリウッド・ボウルでのライブもチラッと見た程度のパイソンズファンの私。まさか齢40を超えたインテリブラックコメディ集団が下ネタに振り切ったスケッチを書きなぐっていたとは思いもしなかった。凄く笑えるスケッチもあるんです。「すべての精子は大切」からプロテスタント夫婦のやりとりへの流れはかなり好きだし、性教育のバカバカしさを皮肉ったスケッチも大好き。パートの後ろについていた生徒対教師のラグビー大会も良かったですねー。でもハズレはとことんハズレで全然面白くねえ!パート1とパート4はクスリともしなかった。 本作の何が悪かったのか?自分なりに考えた結果、やはりテリー・ギリアムのアニメーションの不在が大きいのではないかと思うんです。テレビシリーズに匹敵するまとまりのないスケッチの羅列。これはテリー・ギリアムのアニメーションが潤滑油になることで放送として成立し、爆笑させられていたのです。パイソンズの映画はテーマに基づいたスケッチが基本で、ギリアムのアニメーションは特に必要なかったのではないでしょうか? しかし、本作は違う。誰一人納得のいくスケッチを作ることができなかったという絶望的な状況の中でテリー・ギリアムは何をしていたかというと、冒頭の短編映画を作っていた!しかも実写!しかも膨大な予算を組んで!なにやってんだギリアム!ユニバーサルと契約して多額の予算を組んでもらっていなかったらクレオソートの大爆発もなかったし、貧困すぎてヤバい映画になっていたところだったぞ!下品さだけが後に残る珍品になるところだった。 過去作では制作費不足に悩まされていたパイソンズ。苦労に苦労を重ねて名作を作っていたのに、予算を貰ったら内部分裂しちゃうなんて勿体ないなあ。全然ダメというわけではないし、多分何度か見直すことになるんだろうけど、もったいねー。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-13 00:33:01) |
30.《ネタバレ》 コメディってセンスが合うか合わないか、なので駄作か否かという議論が成立しないジャンルではあります。私が笑えたのは最初の短編のみ。ビルごと他社に突撃、キャビネットで応酬、防戦するビジネスマンたちと襲い掛かるじーさん達。あとの話はゲロやグロだったりで、笑うツボから見事に逸れてしまったなあ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-22 00:00:10) |
29.四半世紀ぶりに観てしまった。 今日は詳しいことは書けない。でも、2回観て、この作品が次の時代を作る(予定だった)2人の才能に多くのスペースとパワーを割いているのに気付いたとき、しんみりとしました。その2人ってテリー・ギリアムとダグラス・アダムズなんだけどさ。 パイソンズの繰り出す「偽悪的ジョンブル」な苦いギャグは、イギリスの重鎮コメディアンの流れにそって、とても自然。彼らは望まないながらも成長してしまったことを、認めたんだな。この映画で。 また、時間ができたら書くよ。今はもう切なくて…。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-06-18 03:36:20) |
28.《ネタバレ》 天国のシーンが秀逸、ミュージカル調で 毎日がクリスマス、上映するいい映画がサウンドオブミュージックとジョーズ1,2,3♪って・・・ユーモアに包んだそこはかとない悪意がツボにはまりました。 【とっと】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-08 18:43:42) |
27.《ネタバレ》 モンティ・パイソン作品中屈指のネタのヤバさですが、「趣味悪い」と言われても私はこの映画大好きです。『クリムゾン、老人は荒野を目指す』というギリアムが監督した短編が最初に上映されるのですが、これが本編よりカネがかかったというコテコテのファンタジーものでギリアムファンはにんまりです。そして本編、冒頭登場するのがあの『シーマン』です。一時期はやったゲームソフト『シーマン』のルーツはこんなところにあったのですね。そして極めつけは『出産の神秘 第三世界編』で、「すべての精子は神聖なり!」と『オリバー!』をパクったミュージカル仕立てでカトリック教会を愚弄するパワーは、さすがモンティ・パイソン! はっきり申し上げて、中には出来の悪いエピソードもありますが、本作を観て「人生とは何ぞや」という究極の命題に思いをはせるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-01 22:14:41) |
26.《ネタバレ》 モンティ・パイソンを初めて見たのは、NHKの放送で。数回しか見たことがないので、ほとんど初心者です。この映画はエロ・グロ・ナンセンスと三拍子そろっているので、いつ製作されたのかと思ったら、1980年代ですか。モンティ・パイソンといえば70年代のイメージなので、意外です。全般的に内容が“濃い”と感じられるのは、製作年代が原因でしょうか。 で、とりあえず面白かったです。全体的に相当笑えました。中でも気に入ったのは、「全ての精子は神聖なり」で『オリバー!』のパロディが出てくるところ。音楽もよく似せてあります。最後の死神はパターンですが、楽しめました。また、冒頭の短編やレストランでのエピソードなど、バブル崩壊を予見したようなものもあって、そのあたりはさすがですね。 ちなみに日本未公開のようですが、なるほど納得です。次はホーリー・グレイルが見てみたい。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-18 20:05:25) |
25.下品でばかばかしくもあり、それでいて、深いところが多々。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-09 22:07:14) |
24.一言でいうと『くだらねぇ』。だけどこのくだらなさ嫌いじゃない。全部が全部おもしろいわけじゃないけど、ツボにはまった時はもう最高! 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-25 23:38:30) |
23.笑いについていけない部分と苦笑するしかない部分に混ざって大笑いしました。日本でも東と西で笑いのツボがちがうのですから、国が違うので笑いのツボがわからなくても当然かな。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-29 04:36:21) |
22.《ネタバレ》 ゲロ吐きのシーンがダメだった、キモチワルイ。 生体臓器移植の話も、話自体はいいが映像として見るとクドいと感じた。 それ以外のエピソードはソコソコに、ウィットに富んでて良かった。 一番面白かったのは冒頭の短編かな。 とにかくテンポが良くオムニバスなので飽きずに見られた。 吹き替えが良い、これで幾分か面白さがアップしてると思う。 初モンティとしては上々かと思う。 個人的に今作は合わなかったが、もっと観たい気持ちにはなった。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2007-04-20 12:23:55) |
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★21.本編前の16分ほどの短編が本編よりも面白い。というか本編がつまらなすぎ。こってりブラックな部分はところどころ面白かったりするが、殆どはブラックというより単に低俗。笑えないお下劣ギャグを延々と聞かされるほど苦痛なことは中々ない。短編に+2点。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-03-06 23:10:28) |
20.面白かったですね~。ある視点から世の中を切るというよりは世の中のもの全てのもつ欺瞞とかバカらしさをそのまんまバカらしく風刺した感じ。あと映画の構成のアイデアも面白かった。ただグロいのには少し辟易とした。 |
19.いっとう最初に見たモンティパイソンがこれでした。 衝撃的でしたね・・・ で、モンティパイソンに傾倒してしまったという次第。 総てが今まで私が見てきた映画のスタイルを崩していたって感じで・・・良い! 【ほ~り~ぐれいる】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-12-09 20:47:28) |
18.モンティパイソンは大好きだが、どうもこれは肌に合わないなぁ。ブラックというにはあまりにも "甘すぎる" し、捻りもなく、底も浅い。パイソンズを愛している故えの辛口な点数ということで…。ちなみに 『臓器移植』 はお気に入り。 【マイケル・エリス】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-16 15:11:13) |
17.《ネタバレ》 85年生まれで、それまでモンティパイソンの存在も知らない僕でしたが、高校の頃になんとなくビデオを借りてみたら大爆笑!それ以来モンティパイソンが大好きになりました。 この映画はテンポもいいし、ナンセンスで皮肉たっぷりで僕は好きですが、人によって合う合わないが激しいでしょうね。僕的には人生の意味について語っている映画なのに、最後に人生について適当な一言で映画をしめてしまうのが最高にグッときました。「ああ、人生ってこんなもんだよなー」。 |
16.《ネタバレ》 あ・・合わない世界だった・・ 実は大分前にコレ観て最後まで観れなくて返却してたので、 今回はついてゆけるかとまた借りたのです。 それもこれも、私がテリー・ギリアムが好きだからと、 「4人もアイドル」はビートルズネタでまあまあ面白かったので・・ 本編に入る前の創世記みたいなのがよかったので、 そのままの勢いの作品かと期待したのですが・・ ベン・ハーからのぱくりの奴隷船から老人による老人のための会計ビル、 「バランス・シートー!」と叫ぶ敵(苦笑)や丸ごとビル移動などよかったのに・・ 本編は7つの章になっており(人間が生きる意味)を問うコメディ。 実は最後まで1度も笑えなかった・・ シモネタ満載なのと真面目にストレートに皮肉っているのが、 逆に客観的に観てしまいついてゆけず・・ 唯一ちょっと笑えそうだったのが(臓器移植)くらいだけれど、 ここもあまりの血しぶきに気持ち悪くなった(爆) 笑えないよ~! 音楽がちょっとジョン・レノンの歌うある曲に似てたんです。 サージェントペパーズの中に入ってるワルツ調の曲似。 ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト という曲です。似てると思うのは私だけかな?? 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-23 15:30:15) |
15.モンティ・パイソンが嫌いな人の気持ちも何となく解る。インテリ臭さは拭えないし(彼等は拭いたいとは思ってないだろうが)、観念的になりすぎて笑えないことも多々ある。この『人生狂騒曲』で言えば、発電所での訳の分からないシュール・スケッチや虎のぬいぐるみを着た二人との問答などは正直つまらなくて死にそうだ。でも何回も繰り返し観てしまうのはひとえに彼等の持つ生まれながらの反骨精神に惹かれるからだと思う。権威を笑い飛ばし、自分は正しいと信じている“良識的な人々”を軽蔑する。その痛快さと笑いのアイデアの秀逸さは他に類を見ない。モンティ・パイソンより面白いコメディがあったら教えて欲しい。ほんとに。特に「全ての精子は神聖なり」と「生体臓器移植」のスケッチが最高。キャラは“ガストン”が一番好き。 【トマシーノ】さん 7点(2005-03-12 09:31:08) |
14.モンティパイソン初体験。一番最初の短篇、いい味出してます。人生そんなに甘くないってかんじのオチ、好きです。本編では、こども達が「全ての精子は神聖なり~」と歌うミュージカル、セックスの授業といった下品なネタが一番好きになってしまった。さすがに臓器移植や百貫デブのエピソードはやりすぎだと思うけれど・・・ |
13.ブラックで、見る人によって好き嫌いが分かれる作品。私は………ん~この癖のあるチーズみたいなニオイがたまんないわ、つんつん。文字じゃ説明しきれない世界に浸って、皆さんもどうぞニヤニヤ笑ってちょうだい。日本語吹替え版も忘れずに観れば、一粒で二度美味しい思いができる。8.5点のところ、特典短編も考慮しておまけ! 【のはら】さん 9点(2004-10-14 01:13:26) (良:1票) |
12.あんまり期待してなかったんだけど、予想以上に面白くなかったなぁ~~。今までこの映画は字幕版しか見たことなかったんだけど、最近ビデオ屋に吹き替え入りDVDが入荷され即レンタル。まぁ字幕よりは良かったけど、やっぱりイマイチでした・・・・。それにしても青野さん凄すぎ! |