エム・バタフライのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エム・バタフライ

[エムバタフライ]
(Mバタフライ)
M. Butterfly
1993年上映時間:101分
平均点:6.00 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-04-23)
ドラマロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2023-11-18)【TOSHI】さん
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監督デヴィッド・クローネンバーグ
助監督キム・H・ウィンサー(第二助監督)
キャストジェレミー・アイアンズ(男優)ルネ・ガリマール
ジョン・ローン(男優)ソン・リリン
バルバラ・スコヴァ(女優)ジャンヌ・ガリマール
イアン・リチャードソン(男優)トゥーロン大使
ヴァーノン・ドブチェフ(男優)エタンセラン
音楽ハワード・ショア
編曲ハワード・ショア
撮影ピーター・サシツキー
製作ガブリエラ・マルチネリ
配給ワーナー・ブラザース
美術キャロル・スパイヤー(プロダクション・デザイン)
ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)(ノンクレジット)
衣装デニース・クロスビー
字幕翻訳関美冬
その他ハワード・ショア(指揮)
あらすじ
北京のフランス大使館の外交官であるルネは、妻との仲も冷えていた。ある夜「蝶々夫人」の舞台に招かれ、その主演女優ソンに夢中になったルネは、拒むソンにつきまといついに恋仲になる。ルネの愛人となったソンだが、実は彼女にはある目的があった…「女優」ジョン・ローンの姿に睡眠不足のあなたの目もパッチリ開く異色作。奇才クローネンバーグ監督が実話を元に描くエキゾチックなラブストーリーは今だかつてない驚愕のラストへ。
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1
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20.フツーに考えてあり得ないオハナシ・・・? いえいえ、そんなことありません。誰にでも経験はあるはず。あれほど恋焦がれた相手に「こんなはずじゃなかった」と落胆したことが。恋をするとき、人は相手のことを自分の価値観という動かしがたいフィルターを通して見る、いえ、見ざるを得ないのですから。そして現実を知って叩きのめされる。この映画は、そんなどこにでも転がっている恋愛での現象がものすご~く極端な形で出現してしまった例のお話だと言えましょう。始まってすぐに「あ~、勘違い」の恋なら誰にだってあるけれど、始まって10年も経って勘違いに気づかないならそれはもう本人たちにとっては「真実」に・・・。そもそも、ガリマールは蝶々夫人の舞台日本と、自分のいる中国もごっちゃになっている様子。いずれにしても、恋愛は多少の勘違いを真実と信じる妄想力や幻影を見る想像力がない人間には出来ません。でもでも! 映画としては好みが分かれるでしょうね、これは。キワモノに成り下がることなく、ぎりぎりのところで作品性を保っているのは主演2人の俳優に負うところ大でしょう。ジョン・ローンの女装はなかなかのものでした(声の野太さは如何ともしがたいけど)。こういう「色事」で身を滅ぼす男を演じさせるにはやっぱりジェレミー・アイアンズ。護送車の中でのシーンは切な過ぎ、あのラストシーンはあらゆる意味でイタ過ぎます。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-09-28 15:54:04)
19.《ネタバレ》 クローネンバーグ作品は好んで見ているが、描写はちょっとらしくない感じがした、実話がベースならしょうがないが・・・。生理的に合わないカテゴリーであるため、ジョン・ローンを男と知って見るとどうも気持ち悪さは抜けない。ただし、後半、特に裁判所シーンあたりからはおもしろい、ジョン・ローンは護送車の中で主人公に何を求めたのであろう?愛情?同情?からかった?本当に好きになっていた?ゲイか?主人公は本当に男だとわかってなかったのか?男でも女でも、どうでもいいと思っていたのではないか?そうじゃないと、子供ができたことを納得できないのでは?思い込もうとしていたのでは?出会いでは、女装した中国スパイと騙された仏大使館員であったが、その関係は大きく変わっていたのであろう・・・。クローネンバーグらしいグロテスク感はないが、映画全般を包む雰囲気や破滅的でタブーな根本的テーマは、この監督ならでは、と言えるのかもしれない。
ぼぎーさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-14 00:21:36)
18.《ネタバレ》 いくらジョン・ローンのファンでも、このゴツさはキツかった。無理でしょ、どう考えても!!
想像以上のゴツさに、映画館でショックを受けましたね。でも護送車の中、男の姿でジョンが迫るところ、女のワタシとしてはかなり!ドキドキしました、ハイ。ジョンはこうでないと。STORYもいい。救いはないものの、ある意味ちゃんと「完結」したラスト、良かったです。しっかしジェレミー・アイアンズ、こういう役が本当に良く似合いますね!コレは彼あっての作品かと。
タマクロさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-24 15:51:42)
17.《ネタバレ》 中野翠と石川三千花の仲良しコンビがものすごくこきおろしていたので「そんなにすごいのか」と思わず見てしまった作品。「そんなにすごかった」ですなあ。なんか「見てはいけないもの」を見てしまったとか、「サーカス」とか「奇術」とかいう言葉が浮かんでくる。
ジョンローンは美しいが、女は無理だぞ。香港の実業家とか、やっててほしいぞ。
ジェレミーアイアンズもなあ。「貴族顔」なのに。ジョンローンに惚れる演技ってよくできたなあ。あの及川光博でさえ、女装するとおかまにしかみえないんじゃ。美しい男性が女装したらさぞ美しかろう、というのはおおまちがいなのであった。皆さんがおおまじめに演じているのが痛いなあ。
パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-14 23:03:58)
16.何処までが実話に忠実なのかは知る由もありませんが、これに近いことがあったというのは事実なのでしょう。また、ジョン・ローンの女装に問題ありとの意見も聞かれますが、「あの」ルーシー・リューが重宝されてる欧米の感覚からすれば、全然OKなのかもしれません(実際、本作のローンはルーシーより美人じゃないか?)。映画としてはデヴィッド・クローネンバーグ作品には珍しく、当時の背景描写がしっかりされてたし、ラストの展開は彼らしいエグさ。オリエンタリズムの幻想に溺れていくというジェレミー・アイアインズ十八番の演技もあって、私は中々面白く観せて貰いました。それにしても、こんなことなら中国当局も最初から女スパイを登用しておけば、話はずっと簡単だったと思うんですけど…。そういうことで、6点献上。
sayzinさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-28 00:06:56)
15.困ったなあ。最終的にジョン・ローンの方が未練残っているという点や、全体を通してのストーリーはまあいいのではと思うんですが、やっぱり「気が付かないか!?」から発生する、後味の悪さがどうしても解消されません。「事実である」とか「スパイっちゃあそういうもんだ」という理由で納得すればいいのかどうか。それもなんか違う気がするんだよなあ……。4点のつもりでしたが、内容を知らない状態では女性と疑わなかったジョン・ローンにプラス1点をいたします。
まつもとしんやさん 5点(2004-08-20 01:18:49)
14.実話? 本当に? 気付くだろう。そうでもないのかな。男ってバカだからな。この作品もやっぱり自己責任で観てください。
マックロウさん 4点(2004-06-08 16:17:27)
13.実話を元にしたということ自体が非常に信じがたい。本当にこんなことがあるのだろうか。主演2人の熱演は素直に凄いと思うし、特にジョン・ローンの美しさには特筆すべきものがある。ただ、この作品世界には絶対的に入って行けなかった。アメリカ人が作り上げた気持ちの悪いオリエンタリズムと、「んな馬鹿な!」な展開。あまりにも滑稽で壮絶で哀れな男の末路。その強烈さを感じつつ、どう受け止めていいのか戸惑ったのも事実。クローネンバーグ監督の作品と知らずに観て、後に知った時、え?ほんとに?と思ってしまった。彼の作品としてはかなり異色かも知れない。でも確かに、ある意味これも「内臓系」(笑)。
ひのとさん 4点(2004-01-14 21:17:10)
12.《ネタバレ》 ジェレミー・アイアンズが物凄く印象に残った映画。愛に殉じる東洋の女性は美しいという妄想からソンをバタフライと呼び長年に渡り男である事に気づかなかった。(自分に少しも似ていない子供を見ておかしいと思わなかったのか?)護送車でのルネに切なさと哀れみを感じてしまった。最後自分がバタフライとして死んでゆくため化粧する一塗り一塗りに鬼気迫るものがあり、武士の切腹をみるようであった。初めて見たジェレミー・アイアンズにはまりそう。ジョン・ローンは女より男のほうが数段美しかった。
The Grey Heronさん 7点(2003-12-07 02:46:46)
11.《ネタバレ》 クローネンバーグ好きの俺もちょっとこれは苦手。後半の男として現れるローンの力強さやアイアンズの静かな狂気など見所はあるものの、観光ビデオ的な映像の羅列や狂気の積み重ね方にいつものクローネンバーグらしいキレがない。異常さを演出するために敢えて女装の似合わないローンを選んだのかもしれないが、やはりアイアンズが惚れる必然を感じさせてほしかった。
恭人さん 4点(2003-11-22 05:12:54)
10.彫刻のような顔立ちのジョン・ローンならではの美しさに魅了された。性差を超えて美しい。また,ジェレミー・アイアンズ演じる英国紳士の生涯は実に勇敢!護送車でのやり取りがたまらなく切ない。夜(闇)の比率も好みだな~。
ロウルさん 7点(2003-11-05 13:22:10)
9.映画公開時ジョン・ローンの女装姿が女性雑誌の表紙になったりして、その美しさにすっごく期待して観に行ったのですが、この映画の彼はちょっと自己陶酔気味でそのナルシストぶりに少々ひいてしまいました。
そうしょくみさん 4点(2003-09-14 02:15:15)
8.強烈!やっぱりクローネンバーグって凄い。人間が破滅して行く姿を描かせたら、右に出る者ございません(笑)。万人向けでは無いので7点ですが、彼の映画には麻薬のような魅力があります…。しかし、ジョン・ローンって凄い俳優ですね。他にこの役ができる人なんていないでしょ!
たまねぎ君さん 7点(2003-07-22 20:55:59)
7.”西洋から見た東洋”というのを、よく現している作品だと思います。ジェレミー・アイアンズが滑稽で、でも悲しい。特に最後の化粧の場面とか。ジョン・ローンとの恋愛がはじまるまでの会話のやり取りは見物です。
くみさん 4点(2003-06-18 22:26:18)
6.深いです。観たあとしばらく考え込んでしまいました。ルネこそが、蝶々夫人であったのだというパラドックス的なラストにたまげました。東洋人としては、痛快ともいえる部分が多くあります。 ジョン・ローンすごすぎです。その辺の女より綺麗です。エッチシーンに???な部分がありますが、実話を元にしていると聞いてさらに?????!! それに「京劇は男の芸能なんだよ」とルネに教える人はいなかったのでしょうか・・・ オープニングの日本と中国が混ざったようなアニメーションも??? でもそれらを差し引いても、深くエンターテイメント性もちゃんとある傑作です。 カメラもそこそこ綺麗です。
ともともさん 8点(2003-04-17 10:45:27)
5.裁判のシーンで「ええーっ」とビックリ。ホントに女だと思ってました。蝶々夫人とピンカートンとの関係が思っていたのと逆だったのが感心しました。
ルチオフルチンさん 7点(2003-03-29 23:16:25)
4.ジョン・ローンの女装は非常に良いです。少なくとも「クライング・ゲーム」よりはよい。基本的には純愛の映画なんだと思うのですがどうもよく分かりません。「蝶々夫人」の鏡像にしたかったのかなあ。後半のジョンが無意味にそっけなさ過ぎます。
みいしゃさん 5点(2002-11-19 20:13:13)
3.私はこの映画のジョン・ローンすごく綺麗だと思いますよ。楽屋でルネに煙草に火をつけてもらうシーンや、鼻歌を歌うシーンなんて、なんて色っぽいんだろうって、女として感心しちゃいました。ビデオも買っちゃいましたが、スクリーンでは目立ったジョン・ローンの喉仏も、TVサイズだと分からなくなるんですね。一緒にビデオを観た父も途中で、「で、お前の好きなジョン・ローンは一体いつ出てくるんだ」って言ってましたもん。ジェレミー・アイアンズも凄かったなー。なんだか醒めない夢の中に閉じ込められたような、そんな感覚を覚えた映画でした。
REIKOさん 9点(2002-07-27 02:03:54)
2.D・クローネンバーグの抑制されていた趣味の世界が発動か!!
眼力王さん 4点(2002-02-14 01:22:45)
1.ジョン・ローンの女装はゴツすぎてやや難ありだけど、ジェレミー・アイアンズが実に見ごたえある。人種と男女の構図が倒錯した西洋の植民地的欲望にハマってしまい、そのために身を滅ぼす男。許されぬ愛ゆえに身を滅ぼすっちゅう役柄は、「ロリータ」然り、本作然り、ジェレミーの本領発揮(え?)。オペラ「蝶々婦人」の音楽効果もあって、ラストの悲劇はいっそ崇高でさえある。
ぶんばぐんさん 9点(2001-03-25 08:39:11)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4630.00%
5315.00%
6210.00%
7525.00%
8210.00%
9210.00%
1000.00%

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