19.田中麗奈は、こういう地味な役ピッタリですね。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-13 00:08:58) |
18.《ネタバレ》 静かな映画だなー、と。 機械音や風景の中から生まれる音以外はほんとうに静か。 会話もおだやか。 「このまま進むのか?」と少しばかりか退屈さえ感じていたが まさか残り30分で急展開を迎えるとは思わなかった。 「何故そこにいたのか」ということをはじめいろいろな「何故」の 理由が解き明かされてきて終わったので最後まで観てよかったです。 ただ、目が見えないなら匂いや 音(お腹も鳴るだろうし)で気づくだろうなー。 と個人的には感じた箇所がありました。 あとは「そんな受け入れ方アリ?」とも思ったが 鍋とかドアを開けたとことかが好きだったんで 全体通してよかった! 好きだったとこが気になる人は観てみてください。 【ノリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-25 15:48:01) (良:1票) |
★17. よくできた話だと思います。たぶん原作が良いのでしょう。最後まで関心を持って見ることができました。ただなんとなく編集というのかな、つなぎ方が下手くそだという気がしました。筋がおもしろいのでなんとかいけますが、わざわざ緊張感をそぐような部分がありました。こういうのは監督の力量なんでしょうね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-13 20:58:15) |
16.あからさまに低予算なつくリ。 それを補うような演出や演技があれば救われるのですが、どちらもいまひとつ・・・。 優れているのは原作だけという出来なのが勿体ない。 原作は友人の勧めで買ってはあったのですが、読まず仕舞いでいた作品。 読み物としての方が圧倒的に楽しめる内容だと思います(どのシーンも読書体験の方が楽しめそうだなという想像が先に立ってしまって、損した気分になってしまった)。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-11 05:33:21) |
15.《ネタバレ》 井川遙の駅ホームでの登場シーン、この映画唯一の「動」。コワって思った。 「静」の世界を田中麗奈と男が構築。微妙なバランスを保つところに好感。 佐藤浩市は男の真ん中でいて欲しい。この役は他にでもいるだろうに。 【こんた】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-04 02:25:42) |
14.設定だけしか知らなくて見てみたのだが、伏線がしっかりしていて、話には引き込まれた。他の方も書いているとおり、男のほうの殺したくなる動機は少し弱い気がしたものの、隠れたくなる心情は納得のいくものでいろいろ考えさせられた。 【HK】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-30 17:16:00) |
13.《ネタバレ》 静かな映画。その設定とストーリーゆえ、派手な展開が無いのは当然ですが、演出もかなり抑えられています。例えばミチルが侵入者の存在を疑う重要な場面。食パンの枚数を確認します。それはもうさりげない。アキヒロの言い分が本当に正しいのか、ミチルはハルミに事件との関わり聞き出そうとします。「彼氏はどんな人だったんですか?」過去形で問うキラークエッション。疑惑の外堀を埋める決定打です。彼女の頭のスマートさがよく分かる。でも際立たせようとする演出はありません。流して観てしまう。一貫して平坦な画を重ねています。それは田中麗奈の撮り方にも表れている。表情が薄く、その美貌と魅力を封じ込めています。冴えない普通の女の子に見える。事件解決後、アキヒロの話を静かに聞く姿なんか仏様のよう。だからほんの少しの変化が劇的に思えます。湯上りの飾りない素の表情。ラスト彼と向かい合った時の横顔。彼女の素顔は、なんて素敵なのでしょう。気の持ち方で表情が変わる。生き方が変わる。抑制の効いた演出だからこそ、小さな変化に価値があることに気付かされます。「土鍋キャッチ」や「ホームに出現するハルミ」など印象的なシーンが心に刻まれるのも同じ理由です。共に暗い世界にいた2人。偶然の出会いを“待ち合わせ”に替えて、これから一緒に歩いて行こう。希望は薄明かり。厳しい人生が待っていることに変わりはありません。でも手を繋ぐ人がいるだけで、どんなに力強いことか。勇気がもらえることか。歩幅を併せてくれる人が隣にいることに感謝しなくては。「目が見えないのだからしょうがない」「外国人なので仕方が無い」もう言い訳は捨てていい。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-14 18:17:55) (良:2票) |
12.僕のおばあちゃんも目が見えなくて、おばあちゃんと一緒に外に出掛けると廻りの人たちがとても親切にしてくれました。 違う世界に迷い込んだのかと思うほど、本当に親切にしてもらえたので、僕はおばあちゃんと出掛けるのが好きだった。 おばあちゃんはゆっくりとしか歩けなかったので、信号が変わるまでに横断歩道を渡り切れないこともあったけど、一度だってクラクションで追い立てられることはなかった。 おばあちゃんと僕が渡り終えるまで、その場で停止して待っていてくれる。 日本という国には、そういう優しい一面もあるんだということを僕は知っています。 この作品に出てくるような障害者に対する酷い仕打ちが現実の話じゃないことを祈りたい。 作品自体の出来としては、息を潜めて隠れ続けるという部分に違和感を感じた。 目の不自由な人はびっくりするくらいに聴覚が発達しているので、たぶんあんなふうに隠れ続けることは無理だと思う。 あと、話をしている人の方を見ないとか、オルゴールに視線を合わせないというのも可笑しな演出で、音に対する敏感さが欠如しているように感じた。 それでも、物語終盤の展開には感心するしかなくて、フィクションとしてみるなら本当によく出来たシナリオだと思います。 流石にもう1人の目撃者には気が付かなくて、やられたなぁって感じでした。 あと、劇中に登場する喋る時計は僕もプレゼントしたことがあって、嬉しそうに何度もあの無機質な音声を聞いていたおばあちゃんの姿を思い出して、ちょっと泣きそうになりました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-09 14:13:50) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 男は、誰も信用せず、いじめられるきっかけを与えないようにと気配を消して働いている。女は、外に出ると人に迷惑かけるからと、世間に対して気配を消して暮らしている。その女の家に、男が気配を消して住みついてしまう。被害者意識と加害者意識の同居。人生持ちつ持たれつ、もっとこう気楽にいけないですか? と見てるこっちが言いたい気分になったところで入る外出シーンだから、けっこうグッと来てしまった。初めて男に食事を提供するシーンなども含め、気配を消しているスリルの場面より、気配を消すことをついに突破する場面でこの映画はいい。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-09-17 09:29:50) (良:2票) |
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10.《ネタバレ》 良い映画です。なんといっても田中麗奈が良い。単に「目が見えない人を演ずる」だけでなく、ヒロインの心情が良く伝わって来ました。父親の葬儀の日に、窓から別れた母親に叫ぶシーンは秀逸でした。ただ、残念なのは相手役。チェン・ボーリンが言い悪いということではなく、そもそも中国人とのハーフいう設定でなくても良かったような気がします。セリフ回しが棒読みで、なかなか感情移入できませんでした。でも目の表情などはとても上手で、今後期待できる役者だと思います。いずれにしても田中麗奈の為の映画といっても過言ではありません。最近、邦画も頑張ってますね。 【たこすけ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-22 13:56:51) (良:1票) |
9.起承転結・・・起5点、承3点、転6点、結7点。ということで、おまけで6点。 |
8.人物造形が類型的でリアリティが希薄な切ない現代の寓話 【NIN】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-06-23 03:41:39) |
7.《ネタバレ》 話が淡々と進みすぎててあまりおもしろくなかった。そうと思えば最後に無駄な盛り上がりがあったりして残念な感じです。あそこで主人公が女に真相を追究しないほうが逆に静寂なまま終われてよかったんじゃないかと思う。セリフも所々、言い回しがおかしい所があるし、どうも乙一原作の話は設定はおもしろいんだけど内容の無い浅はかな話ばかりに思えてしょうがない。ただ一つすごくよかったと思えたのは、田中麗奈が犯人に初めて食事を出すシーンで、会話を一切入れずに黙々と食べる二人を長回ししてる所が非常に有効で二人の精神描写がよく感じとれてうまいなぁと思いました。 【アフロ】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-05-28 17:11:49) |
6.《ネタバレ》 あなたは誰?。見知らぬ人が、これだけ家に居座って心が通いあうなんてファンタジーですね。お父さんを亡くし、途中までお父さんが戻って来たのかと思わせたのか。臭いで分からんか。大げさすぎない孤独感の表現はよかった。しかし、唐突な女性の登場で先は見えてくるのです。種明かしもちょっと不自然さがあり、滑稽なものをも感じました。上映時間長い。カメラワークは凡庸。これこそ、岩井俊二に任せたら面白い映像になったのでは。 【チューン】さん [試写会(字幕)] 5点(2007-01-15 18:52:54) |
5.《ネタバレ》 田中麗奈の乾いたキャラと気難しそうな犯人が良いあんばいでかみ合い、微笑ましい。主人公には見えないものがグルグル周りで動く緊張感は、しかし観客の視点からは妙に可笑しいものである。何でこの男はいつまでたっても髪の毛がさらさらなのかとか、細かいことにいちいち突っ込むのもまた一興。恋愛映画のつもりで観たが、意外にあっさりと仕上がっていて好印象だった。なかなかの佳作。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-31 18:46:06) |
4.《ネタバレ》 人に付き合って観てきました。が、まあ…観る前から、圧倒的に私には向いていない映画だというのは解ってたんです。過去にも似た設定の映画はありましたが、犯罪者とあれやこれやしているうちにヒロインが恋に落ちてしまう、この設定自体がどうも…観ていて感動より先に不愉快さが来てしまいます。でも、ドラマティックなラブロマンスが好きな女性や、私のように穿った見方をしない人には傑作なんだろうなと思います。一緒に行った人すごい泣いてたし… 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-12-30 00:52:53) |
3.苦悩しつつ、わが人生最大のオマケ点数をつけて6点か7点。同じ主演コンビの『幻遊伝』と対になった、「自分の居場所」というテーマの別の解答(でも結果は同じ!)である点は評価しますが、クライマックスが小粒に過ぎます。 詳しいところは後日追加…。 【エスねこ】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-12-10 20:34:59) |
2.《ネタバレ》 僕はこの原作も脚本も読ませていただきました。さらに少し前学校で、天願監督に怒られてしまいました。まぁ、そんな事もあって、この映画、かなり気合入れて観にいきました。まず、初めの印象は演出がものすごく上手いという事です。奇妙な同棲の中で、すれ違い、ぶつかりそうになるそのギリギリが素晴らしいとしか言えないほどの緊張感となってそこに漂っていました。原作も脚本も読んでいましたから、オチは当然知っていましたが、それでも次どのような展開になるのか原作と脚本を読んだ事を忘れて夢中になって画面を見つめていました。冒頭では、二人を漠然と写し、次にミチル、その次にアキヒロ、そして最後はミチルとアキヒロを描く。その一貫した流れが本当に観るものを楽しませてくれました。無駄のない脚本は二人が徐々に近付いていく様子を巧妙に描いていました。本当に少しずつ少しずつ。どうやったらここまで繊細に描けるのか驚くばかりです。そして最後のミチルとアキヒロの向かい合っているショットは、キスしそうなくらい近い。それは二人の心の距離を演出しているような気がして、思わず興奮してしまいました。また、この作品は非常に台詞が少ないだけに、役者の演技が試されたような気がします。その点、田中麗奈さんの演技は完璧だったと思います。盲目の方がどのような動きをするのかはわかりませんが、やはり家の中であれば自由自在にまるで目が見えているように動けるのでしょう。そのリアルさに感動しました。さらに窓の外のホームに立つ母親に向かって「おかあさん」と叫ぶシーンは本当に素晴らしかった。彼女のイメージシーンも間に含めることで母親への思いをさらに強い物として描かれていました。アキヒロの役のチェン・ボーリンさんの動きも素晴らしかったです。黙っている時のちょっとした動きや作業の動き、あと目線の力強さなど本当に素晴らしいところが多かったです。僕は主人公の二人に原作と脚本を読んでいましたから、初めからしっかり感情移入して観る事ができ、ミチルの一人では生きて行けないという思いと、アキヒロの誰かに信じてもらえる事の喜びをヒシヒシと感じながら見ることができ、終始非常に楽しく観る事ができました。素晴らしい作品だったと思います。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-12-09 18:14:50) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 超オススメです。ストーリーが優れています。麗奈の演技も前評判どおり過去最高レベルと評価できます。久々に佳い作品に恵まれました。最後まで目が離せない展開。 「おかあさーーーん。」と叫ぶシーンはハナマルキをはるかに凌ぐ迫力。 共演のチェン・ボーリンはなかなかどうしてうまい俳優です。日本語も上手だし、よい雰囲気を醸し出している。佐藤浩一も申し分のないワル役を好演している。そして、宮路真緒はごく自然な親友役を演じており、これもなかなかよかった。 しかし街なかでの盲目者に対する仕打ちは厳しすぎで、やりすぎ。 自分をも殺そうとした犯人を抱擁するラス前のシーンは麗奈の演技もすばらしく、最高の感動シーン。泣けてきました。 【ボビーK】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-11-25 21:35:20) (良:1票) |