3.最強クラスのハリケーンが町を襲うという作品にしては、ハリケーン描写はかなり限られていて、
TV用の作品で予算的に限られていたのかもしれませんが、パニックものとしてはショボいです。
それよりもハリケーンで危険に晒された家族のドラマという色合いが濃く、
2005年のハリケーン・カトリーナで身内を失った、家族それぞれの心にあるトラウマという作品の根底にあるものは良かった。
しかし家族の会話やもめ事の時間が長く、家族が延々と電話で話す時間帯が流れを止めてしまっていたり
避難の途中で助けを求めて入った家で、じいちゃんが銃で撃たれてしまうくだりは必要だったのかという部分もあります。
大好きなバート・レイノルズが出ているので見ましたが、最晩年の作品だけにさすがに年を取っていた。
それでも、反抗期の孫に向かって「こんな時にこそ、男の真価が問われるんだ。」という台詞は
タフで男臭い役を数多く演じてきた彼らしい一言でありました。