16.《ネタバレ》 とても面白かった。冒頭のは野豚ではなくバクで馬に近いそうです。
シャイだが懐くと非常に甘えたで可愛い。狩って食う程その辺にいたであろう
動物を今では見るのも珍しい絶滅危機品種にまでにしてしまった現代。ジャガーもですね。
冒頭に誰か有名人?の、文明は外から壊される前に、既に内から崩壊しているものである
という意味の言葉。監督は現代に言いたいのはまるわかりです。村人が火を囲んでの
老人の話。「人は色んな動物にあらゆる可能性の贈り物を貰ったにもかかわらず
心の空虚を埋める為、欲し続ける・・世界がもう何も残ってないというまで。」
監督のコメントを最初だけちょっと聞いてみましたが(DVD)、
「伝染する恐れ、恐れるなーこれは大事なメッセージだな」と強調してました。
主人公は第六感みたいな物を持っていて、だからサバイバルに有利だ、と。
なんて言って、父と子が恐れの話をして去る場面に「おお、そして2つのケツが並ぶ。」
とか、小学生みたいなとりあえずお尻、○ンコみたいなギャグ満載で
メルさんていつもあんなんなんでしょうかw結構マジなシーンでもそんなんばっかだった
ので疲れてコメントは始めだけで止めました。あ、そうだ、確かにたった30分かそこらの
描写で村の人々に感情移入出来るようにしてるのは本当に良く出来てる。いじられキャラ
の兄さん?が死に際に助けてくれたのも泣かせた。泣くといったら、村人が奴隷として引
き摺られて行くのを子供達が追い掛けられないとこまで来て、大きいお姉ちゃん(でも8歳
くらい)が「私がみんなを面倒見るから!」と子供ながらに決心して叫ぶ所は一番泣けた。
世界に何もなくなるまで搾取しまくって、これから終わるかもしれない腐敗しきった現代
しかし何が起こっても、恐れないでいよう。伝染する恐怖に飲み込まれるな。