火垂るの墓(1988)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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火垂るの墓(1988)

[ホタルノハカ]
Grave of the Fireflies
1988年上映時間:88分
平均点:6.67 / 10(Review 407人) (点数分布表示)
公開開始日(1988-04-16)
ドラマ戦争ものアニメ小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-06-24)【イニシャルK】さん
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監督高畑勲
辰巳努清太
白石綾乃節子
志乃原良子
山口朱美未亡人(西宮の叔母さん)
中村正[声優]
原作野坂昭如「火垂るの墓」
脚本高畑勲
音楽間宮芳生
撮影大地丙太郎
岡崎英夫
プロデューサー原徹
制作スタジオジブリ
配給東宝
作画近藤喜文(作画監督/キャラクターデザイン)
高坂希太郎(原画)
百瀬義行(作画監督補/レイアウト)
庵野秀明(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
小田部羊一(原画)
梅津泰臣(原画)
奥山玲子(原画)
木上益治(原画)
美術山本二三(美術監督)
シャフト(仕上)
平田秀一(背景)
保田道世(色彩設計)
編集瀬山武司
録音浦上靖夫(音響監督)
その他東京現像所(現像)
糸井重里(キャッチコピー【ノンクレジット】)
あらすじ
昭和20年神戸。いつ襲ってくるか分からない空襲に怯えながら、4歳の節子と14歳の清太は、戦地に行っている父親の留守を母と共に待っている。そんなある日、空襲によって母を失ってしまい、おばの家で新しい生活を始めるのだが、働きもせず食料も減らすばかりの2人はやがて、邪魔者扱いにされてゆく。 そんな暮らしに別れを告げ、明るい生活を夢見ながら幼い兄妹は、防空壕で2人きりの生活を始める....。   作家の野坂昭如氏が自らの戦争体験をもとに綴った直木賞受賞小説、発行部数130万部を誇るベストセラーの映画化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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347.《ネタバレ》 子供たちにトラウマを植え付けるための作品。「裸足のゲン」で使われた手法であり、広島の原爆記念館に行った人間も同じような体験をする。
敗戦で真っ先に犠牲になるのは体力のない子供たちで、私の父も栄養不良で妹を亡くしている。街のあちこちには、戦争孤児たちの姿があった。こうした日本を体験した人たちは、あと20年もすれば日本から消えてしまう。映像という形で彼らの見たもの、聞いたものが残るのは、意味のあることだ。
だが私は、自分の子供に本作を積極的に見せたいとは思わない。本作は、やはりフィクションでしかないからだ。
苦難や苦労は死ぬための儀式なのだろうか。本作はドラマ性を優先させるため、2人を殺してしまった。私は、子供たちの感情を揺さぶり、思考を停止させ、無条件に反戦を唱えさせようとする、本作のその洗脳手段に不安を覚える。
DONGさん [DVD(邦画)] 2点(2008-08-08 09:10:51)(良:3票)(笑:1票)
346.これは人を選ぶ映画です。決してエンターテイメント娯楽作品ではありません。
「子供向け戦争教育アニメフィルム」といえばいいのでしょうか?
ただ、好むと好まざるとに関わらず必ず一回は見るべき映画でしょう。
そういう意味で10点つけさせて頂きます。ちなみに私は一回しか見た事がありません。
チョッパーさん [地上波(邦画)] 10点(2008-08-07 23:13:39)
345.毎年やってるのだろうか。今年もまた見れるのだろうか。とっても元気だった、おさない、かわいい節子ちゃんが、だんだん弱ってゆく。(また、声がなんとも、、、、)その過程を観る事。結末は、もうわかってるよ、、、わかってる、、なんどもみてんだから。でも、弱ってゆくせっちゃんを観る事。病院つれてくあたりで、いまここで入院させろ!兄貴!と、いつも思う。切望する。しかし、あたりまえだが、10回観たって、絶対に奇跡は起こらない。いしころなめちゃダメだよ!ね、節子ちゃん!合掌。名作!
追加!今日また、テレビでみたら。せつこちゃんがなめていたのはいしころではなく”おはじき”であった。よけい悲しい。(兆号泣!!!!!)
男ザンパノさん [地上波(邦画)] 8点(2008-07-28 01:07:48)
344.《ネタバレ》 祖父母がセイタさん世代で存命の方は、彼らとこの映画を一緒に見ると感慨ひとしお。
うちの祖父さんのセリフは「現代っ子かよ、ちったあ手伝え」
でした。こっち見て言うな。

ここ数年になって高畑勲のインタビューの紹介や、プロットの解明が進んで叔母が批判されることは、ほぼなくなりました。
しかし、相変わらず清太が日本の良心のような誤読はされ続けていますね。彼らはたぶん二〇〇〇年代に生きる自分そのものと清太を重ねてるんじゃないかなと思ったりするわけです。彼らにとってテーマは「居場所」なんでしょう。トトロの都市伝説の如く、この映画も勝手読みで別のお話として楽しまれているようです。

なお、兄妹が死んでしまう事って、これ戦争関係無くない?
2015年に生きてても彼ら、巣鴨置き去り事件とかの類の結末に至るのではないだろうか。
黒猫クックさん [地上波(邦画)] 0点(2008-07-27 20:56:15)
343.かわいそう過ぎるぞ。節子ー!
Yoshiさん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-23 11:30:34)
342.戦争は人を利己主義者に変える、ということか。
eurekaさん [地上波(邦画)] 9点(2008-03-15 16:06:30)
341.《ネタバレ》 今もあの丘からこの世界を静かに見つめているんだろうか。兄妹2人、どこにも行けずに。
こうもり男爵さん [地上波(邦画)] 0点(2008-02-23 02:19:24)(良:1票)
340.日本人としてとても考えさせられる映画。製作者のメッセージがところどころにはっきりとある。この映画の感想として哀しいという感情は全ての日本人が共有することである。しかしそれ以外は各々の戦争への捉え方によって製作者のメッセージへの反応は違うだろう。この映画は数年に一度、終戦前後に地上波で放送されているが、私はとても素晴らしいことだと認識させられた。
あるまーぬさん [地上波(邦画)] 8点(2008-01-26 05:37:21)
339.《ネタバレ》 せいたが「兄ちゃんうまいで!」と言って鉄棒を始める、あのシーンが印象的でした。
南の二等星さん [地上波(邦画)] 9点(2007-10-02 14:12:05)
338.《ネタバレ》 ストーリー、展開のディーテールの感想が語れない、二度目は観ることができない作品です。節子の一言ひとこと、所作が心につきささる。
プライベートTTさん [地上波(邦画)] 8点(2007-09-24 20:29:45)(良:1票)
337.《ネタバレ》 この作品が優れているのは、子ども目線できちんとすべてを統一し、社会の歪みのしわ寄せが子どもに行っているという構造を明確に示していること(清太が家を飛び出したのは客観的には判断ミスだが、そのような状況での判断準則なり行動規範を教えなかった周囲の大人の責任であって、本人の責任ではない)。だから、この作品は、現在でも普遍性を有する大人への厳しいメッセージたりえている。ただし、映画としての欠点は、変に綺麗すぎる色彩感覚も手伝い、全体に本来あるはずの切迫感や恐怖感が足りず、むしろ幻想的でメルヘンチックな雰囲気すら漂っている点。この辺が心理描写の綾を削いでおり、作品としてのドラマ性はやや欠ける結果となっている。
Oliasさん [映画館(邦画)] 7点(2007-09-23 01:49:33)
336.《ネタバレ》  20年近くたっても、全く色あせることのないアニメーション映像のクオリティはさすがジブリといったところですね。
 結構、この映画を見て泣いたとか感動したとかいう評判を聞いていたのですが、実際見るとそんなに単純な物語ではないですね。はっきり言って、清太と節子の兄妹や西宮の叔母さんそしてその他の登場人物のほとんどが、戦火の中で醜い部分を晒してしまっていて、嫌悪感すら感じてしまいました。でも、その嫌悪感の源泉というのが戦争ということなんですよね・・・・・。だから、私はこの作品を観て、感動はしなかったし涙も出ませんでした。ただ、戦争というものに対する嫌悪感だけを感じました。
TMさん [地上波(邦画)] 6点(2007-09-22 19:42:35)
335.《ネタバレ》 あの映画で描かれているほど、原作者の野坂昭如氏は妹思いで温かいお兄さんではなかったらしいです。本だかテレビだかは忘れましたが何かのメディアで、「妹が死んだときは、正直ホッとした」という野坂氏の言葉を聞きました。今作に限らず、テレビ番組や書物でドイツのホロコーストや沖縄戦、原爆などあの大戦のさまざまな史実に触れた上で感じたことですが、それだけあの戦争は多くの人間を狂わせ、またこの幼い兄弟達も心が押しつぶされていったのだと捉えました。もちろん、妹の死にホッとしたなどという言葉は非情なものではあるけれども、少なくともあの戦争を体験していない世代の人々が彼のこの発言を責めることはできないと思います。客観的に見れば、清太達は遠縁の小母さんのお荷物となり、また清太の下の妹が兄のお荷物となってしまう悲哀。反戦映画というよりは、あの終戦直後の時代を生きる人間の物語だと思いました。節子役の白石綾乃ちゃん(当時5歳)の演技は素晴らしかったです。
☆Tiffany☆さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-09-22 18:27:50)(良:2票)
334.いい話ですね~。でもこんなので悲しくなるけど涙が出る気がしないし、また見たいという気がしない。ってか理不尽ばかりで悪い気分にもなる・・・。結構平均点良いのに0点が全体の5%あるのも頷ける。
ラスウェルさん [地上波(邦画)] 3点(2007-09-21 23:02:54)
333.とにかく泣きました。
野坂昭如の才能を感じる内容でもあります。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-21 08:16:39)
332.考え方として、こんなに不幸になったのはあなたのせい。と、考えてそれを強く思いすぎると利己主義になり戦争はそういう心から始まるのだと思います。
戦争という利己主義の最たるもののなかで翻弄される人々を描き、どういう時代だったのかを描く事により後世に何かを伝えたい思いと思います。
主人公の判断をどうかという点は若い人間にはありがちな考えで、それが死に直結するかどうかは考えていなかったのでしょう。
北朝鮮のコッチェビ(ストリートチルドレン)のように何歳であろうと生きてゆくには自分でどうにかしなければならない。盗んでも生きなければという状態であったという事ではないでしょうか。今も別の国ではある現状だからその事に目をそむけては本質には触れられないと思います。
気持ち良い作品じゃないですが、意味のある作品と思いますよ。
森のpoohさんさん [地上波(邦画)] 7点(2007-08-19 10:03:54)(良:1票)
331.《ネタバレ》 大嫌いな映画。子供に見せたくない映画でもある。子供が妹を殺して自殺する話なんて、誰が見せられるか。戦争?関係ないでしょう。おばさんに謝って帰ればすむことなんだから。それよりも盗みや死が優先することに全く共感できない。
そもそも子供向けエンタテイメントに必要な要素は「努力・友情・勝利」で、今も昔も変わらない。この3つのうち、1つくらい違っても良い作品になることはある。しかし、この映画はすべて逆の「怠惰・孤立・敗北」。本来ならお話にならないはずなのに、反戦をチラつかせることで商業ベースに潜り込ませることに成功した。でも自分はこんなやり方で戦争を見せられても、製作者側にしか嫌悪を感じない。
まかださん [DVD(邦画)] 0点(2007-08-19 03:00:39)(良:3票)
330.多くの方が指摘されている通り、兄の身勝手で結果的に節子を亡き者としてしまった事には強烈な反感と怒りを覚える。しかしそれと同時に「所詮、人間なんてそんな生き物だよなぁ」とも思った。常に理性的、合理的に考えて行動するなどということは例えそれが命に関わる事柄であったとしても人間には難しい。理性では「そうした方がいい」とは理解していても感情的に譲れない部分があり上手く行かないのは何時の時代の人間でも同じだと思う。だからこの兄についても特別我侭な人間だと私は思わない。「あそこで上手くやっていれば生き残れたかもしれないのに」と映画を見ている側の我々は思ってしまうわけだが、器用とは呼べない兄の行為もよくよく考えてみれば決して理不尽なものではなく、上手くやれない所がむしろ人間的であり作品にリアル感を出していると思う。私はこの作品を「普通の人間が普通の行動を取っていても戦争という特殊な状況に巻き込まれれば死ぬ時は死ぬ」という部分を描いた映画だと解釈している。不快な内容だが戦争の悲惨さを伝える作品としてそれなりに評価したい。この作品の最大の問題、それは得てしてこの作品が反戦プロパガンダ映画的な扱いをされている事だ。人間の弱さと戦争に巻き込まれて死ぬ理不尽さを描いた映画なのに、毎年終戦記念日近くにTV放映しては「かわいそう」とか「戦争は酷い」という低い次元で語られてしまう。今更そんな部分を強調しなくても日本人の大半は戦争反対に決まってるのにね。保守化が進むと戦争賛美が増えるなんて本気で考えているのだろうか?
taxyunさん [地上波(邦画)] 6点(2007-08-10 11:47:45)(良:1票)
329.《ネタバレ》 俺は馬鹿なので可哀想という感情のみ。他人に上手く媚びる事の出来ない人間は、駅で瞳孔開いて死んでいくしかないという事実は、基本的に昔も今も変わらない。ただ運と程度の違いなんだと思う。時代の流れに、社会が求める価値観に適応できない人間は今の日本社会にも大勢いるし、当然60年前もそうだったはず。俺も20年後には駅に大量の骸の一つとして転がっているかもしれないのだ。俺はこの作品を過去の物などとは思えなかった。理由はただ一つ、戦時でも平時でも人間社会というものは根本的に変わりが無いという事。俺に出来る事は、自分と仲良くしてくれる奇特な人たちの幸せを願いながら生きていくことだけだ。
ヤブラシ・ガイカンさん [地上波(邦画)] 7点(2007-08-01 00:38:03)(良:1票)
328.《ネタバレ》 反戦映画としてはある意味効果的なのでしょうが、妹が死んじゃう(殺しちゃう)のは兄貴のせい。
反戦と兄貴の身勝手(妹の死)は別物ですよ。全てを「戦争の悲劇」としてみせるのはどうかと。
初見だった子供の時より何か違和感を感じていたものの、こんな道徳的な作品で論旨のすり替えが行われているのに気付いた時、ちょっとショックでした。
カラバ侯爵さん [ビデオ(邦画)] 0点(2007-07-17 18:23:27)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 407人
平均点数 6.67点
0256.14%
1112.70%
2122.95%
3102.46%
4153.69%
5358.60%
64110.07%
76716.46%
87317.94%
96315.48%
105513.51%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.08点 Review23人
2 ストーリー評価 6.50点 Review30人
3 鑑賞後の後味 4.76点 Review30人
4 音楽評価 6.71点 Review21人
5 感泣評価 7.21点 Review33人
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